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■「私のお店」オーナーインタビュー


鈴木 榴さん(ジュエリーデザイナー/ZAKURO)

鈴木 榴さん (ジュエリーデザイナー)
福岡県生まれ。九州芸術工科大学(現九州大学)でプロダクトデザインとインテリアを学ぶ。学生時代にイタリア・フランス・スペインに赴き、宗教建築や現代建築に触れ造詣を深める。大学卒業後、一般企業に就職する傍らデッサンを学ぶ。大英博物館展で見た古代王族の装飾品に感銘を受け、ジュエリー製作開始。ヒコ・みづのジュエリーカレッジCCJM卒業、2009年ZAKUROブランドを立ち上げる。手作り市、百貨店等に多数出展。2013年京都・大山崎に店舗をオープン。
ZAKURO
京都府乙訓郡大山崎町大山崎高橋33-1
HP:http://s-zakuro.shop-pro.jp
BLOG:http://blog.s-zakuro.shop-pro.jp
FB:https://www.facebook.com/zakurozakurozakuro
学生時代はプロダクトデザインとインテリアを学ばれたそうですね。
実家が建設業なので元々建築家になりたいと思っていましたが、九州大学の工業設計学科で、電化製品などの工業デザインやインテリアなど幅広く学びました。3週間くらいイタリア・フランス・スペインを周って、ひたすら宗教建築や現代建築を見るというツアーに参加したことで、ヨーロッパが好きになったと思います。
ジュエリーの世界に携わるきっかけが「大英博物館展」を見て?
大学卒業後、内装の会社に就職しましたが、やっぱり自分の中でピンと来ていなかったんでしょうね。とにかく芸術に携わっていれば何かに役立つかもしれないと思い、なんとなく絵画教室に通っていました。その頃は、自分のやりたいことがぼんやりして、悶々とフラストレーションが溜まっていた気がします。

そんなとき、福岡に来ていた大英博物館展に友人と見に行って、ジュエリーコーナーにあった古代王族の装飾品の、朽ちているような、何とも言えない表情にすごく感銘を受けたんです。しがみつくように見ていた私に、「それをしたいんじゃない?」と言った友人の一言で、「あ、これかもしれない」と思いました。その後すぐにジュエリーカレッジに通い、ジュエリー製作を始めました。
ジュエリーカレッジを卒業してすぐに自分のブランドを立ち上げらました。
30歳までに自分の名前をつけたブランドを作るという目標があったので、30歳になった年に、ZAKUROというブランドを作りました。まずはホームページを作って、いろんな手作り市などに出店しているうちに、百貨店の方からお声をいただいて、百貨店に出させていただけるようになりました。するとオーダーもだんだん増えてきたので、打ち合わせの場所が必要になってきたこともあって、店舗を出すことにしました。
お店を出すことで、どんなことが変わりましたか?
それまでのラインナップとしてシルバーが多かったんですが、お店を出してからは、金やプラチナを使ったオーダーのご相談が増えています。絵を描いてご提案しますが、実際に見て触って、重さや色の輝きを見ると、お客様の実感が全然違ってきますし、信用度も違います。やっぱりお店を構えるということは、そういうことなんだなと思いました。
オーダーはどのように受けているのですか?
このお店は設計士さんにお願いして建ててもらったんですが、まめに現場に来ていいですよと言ってもらっていたんです。最初にこうしたい、ああしたいということは伝えていましたが、途中経過を見せてもらえることで安心しましたし、悩むところは充分悩ませてもらったのですごく満足できました。

オーダーに対する考え方でいうと、やっぱりお互いが満足するものを作りたいので、そうした1個1個積み上げるプロセスがすごく楽しいんです。 同じように、オーダーをいただいた後、絵を描いてお送りして、創っている過程で、何度も写真を送って見ていただくんです。

何かたたき台があれば、ここをどうするかというヒントもあって問題が起こり難いかもしれませんが、ほとんどフルオーダーなので、描いた絵を見ていただいても、見えない部分や、悩める部分は必ずでてきます。頭の中では詰め切れないので、そのまま進めてしまうより、もしかしたら違う発想もあるかもしれない。そう思うとお客様にメールしたり電話したり、お会いしてお話するようにして、創作しながら変化していくというか、アレンジしながら一緒に作り上げるような感じです。
まるごとおまかせのオーダーもありますか?
「まるごとおまかせ」もありますが、その場合、何パターンかご提案して傾向を読んでいきます。女性らしいものが好きなのか、マニッシュなものが好きなのか、それとも物語のようなものが好きなのか、または単純に宝石が好きなのか。お洋服や話し方、考え方からも分かります。

あと、どういう時に使いたいか。元気が出る時に使いたいのか、日常的に癒されたいのか。おまかせといっても、お話していると少しづつ「こうしたい」というのは出てくるんですよ。
特別な時に使いたい方と、日常的に使いたいという方とでは、どちらが多いですか?
どちらかというと日常的に使いたい方が多いです。お客様は私より少し年上の女性で、ものを大切に使っていきたいタイプの方が多いので、大事にしまいこんでいた石を使って欲しいと、リフォームに持ってこられることもあります。

ファッションで流行のものもたくさん持っているけれど、ちょっと違うものが欲しいと思っておられるようですね。
どんな想いを込めて創っておられますか?
人それぞれの想い、『郷愁』というような気持ちのベースを持っていると思うんです。それが具体的な形だったり、色だったりするんですね。丸だったり、しずくだったり、花だったり。原色が好きだとか、淡い色が好きとか。それぞれ全然違う。そこには何か自分らしいもの、何にも代え難いものがあるような気がするんです。それがすっきりするものを見つけて、「形」にすることが、私の仕事だと思っています。

指輪一つでも縦と横、小さい粒と大きい粒では、それぞれ違う個性が出ますから、それを上手く形にして、いろんな感情、ワクワク感や感動を感じていただけるものを創っていきたいと思っています。夢を叶えたい、自分らしく生きたいというお客様が多いので、これを手にすることでエネルギーになって、夢を叶えてもらえるといいなと思って創っています。
これからの夢は?
お店を出すとき、よく周りから、「悩まなかったの?」と聞かれましたが、その時は目標にまっしぐら。アクションを起こすことで見えてくることもあると思い、行動あるのみでした。

今はまず、目の前のことを着実にやりながら、この店を続けていくことが目標です。何ができるか分からず悶々としていた時期があるだけに、これだけはしっかり続けていきたいと思っています。

エネルギッシュに見えてますが、実はコツコツタイプなので、大きい目標は立てず、小さい目標を目指す。そうしないとクリアできない気がしますし、ゆっくり目指すことで、次はここへ行こうというものが見えてくると思っています。
ありがとうございました。
(取材:2015年3月 関西ウーマン編集部) 
 

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