HOME ■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ) Vol.21 CDMXでみたいろいろ、の巻 前のページへ戻る
■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ)
Vol.21 CDMXでみたいろいろ、の巻
Vol.21 CDMXでみたいろいろ、の巻
オラー、こんにちは!! あみりょうこです。年が明けてあっという間に1月も後半戦に入りました。
今年は元日から旅でした。(狙ったわけではなく、調べた時に元日のチケットが一番安かったのです……。)元日から旅する人もそんなにいないだろうと思っていたら、空港も飛行機もたくさんの人であふれかえっていました。
CDMX(シウダーデメヒコ:メキシコシティのこと)にとりあえず到着することになっていて、2日間だけAirbnbで宿を取りました。
空港からはUberを使うのを試みたのですが、なぜか正確な位置を読み取ってもらえず、ピックアップの場所がトルタ屋さん(ホットサンドイッチ)ばかりが表示され、「ええい、らちがあかん!」と結局メトロブス(電化バス)で行くことにしました。
今年は元日から旅でした。(狙ったわけではなく、調べた時に元日のチケットが一番安かったのです……。)元日から旅する人もそんなにいないだろうと思っていたら、空港も飛行機もたくさんの人であふれかえっていました。
CDMX(シウダーデメヒコ:メキシコシティのこと)にとりあえず到着することになっていて、2日間だけAirbnbで宿を取りました。
空港からはUberを使うのを試みたのですが、なぜか正確な位置を読み取ってもらえず、ピックアップの場所がトルタ屋さん(ホットサンドイッチ)ばかりが表示され、「ええい、らちがあかん!」と結局メトロブス(電化バス)で行くことにしました。
CDMXには住んだことはないのですが、観光で訪れたり、昨年はシルクスクリーンのワークショップを受けに行ったりしたのでたまに行く大都会です。私の中では、東京に行くような感覚です。
最初はその大きさや規模に圧倒されて、おそるおそる町を歩いていたのですが、行くたびに新しい発見があり、どこに何があるのかとか、自分がどこを歩いているのかという方向感覚が身についてくれば、だんだん面白さがわかってきたという感じです。
巨大都市ならではの都会の香りもありますが、メヒコの雑然とした感じは他の町の比べ物になりません。
シルクスクリーンの工房を訪れてマエストロ(先生)と話したら、しばらくいてもいいということになったので、結局2週間くらいの滞在になりました。その中で見た、オアハカでは見ないあれこれを紹介したいと思います。
最初はその大きさや規模に圧倒されて、おそるおそる町を歩いていたのですが、行くたびに新しい発見があり、どこに何があるのかとか、自分がどこを歩いているのかという方向感覚が身についてくれば、だんだん面白さがわかってきたという感じです。
巨大都市ならではの都会の香りもありますが、メヒコの雑然とした感じは他の町の比べ物になりません。
シルクスクリーンの工房を訪れてマエストロ(先生)と話したら、しばらくいてもいいということになったので、結局2週間くらいの滞在になりました。その中で見た、オアハカでは見ないあれこれを紹介したいと思います。
メトロの駅がすごい!
CDMXには地下鉄(通称メトロ)があるので、乗りこなせば安く移動することができます。価格は均一でなんと5ペソ!(約30円)ただし、通勤時間帯などはものすごい混んでいたり、日本のように列に並んで乗車、という感じでもないので慣れるまでは圧倒されます。
メトロを使っているとたまに驚く駅に出会います。
メトロを使っているとたまに驚く駅に出会います。
通路がトンネルのようになっていて、両サイドは巨大モニターがついている駅。NETFLIXの新しいシリーズの宣伝のようです。
この駅は以前も使ったことがあるのですが、前通った時はモニターなんてなかったのになぁ、と感心しながら通りました。壁も以前は文字で埋め尽くされていたのですが刷新されていました。
これは驚きの「駅構内にサンドバッグ」。見つけて二度見してしまいました。
しかも、ただの飾りではなく本当に打っていいらしく、私が通りかかった時は、少年がグローブをはめて爆裂パンチをかましている途中でした。
なんかすごいものを見たな、と思いながら左手に目をやると、
しかも、ただの飾りではなく本当に打っていいらしく、私が通りかかった時は、少年がグローブをはめて爆裂パンチをかましている途中でした。
なんかすごいものを見たな、と思いながら左手に目をやると、
巨大グローブが門のように設置されて、そこから電車を降りた人々が次から次へと出てくるではありませんか。
なんでもこの駅の近くにはボクシングのリングがあるらしく、そのため駅からそういう雰囲気にされているのだそうです。
すべての駅ではないのですが、このようなエンターテイメント豊かな駅に出会うことができます。
そして、オアハカと明らかに違うのは人々の歩く速さです。私も割に歩くのは早い方だと思うのですが、それを上回る速度でみんな乗換駅をずんずん進んでいきます。
動く歩道をもはや競歩!という速さで歩いていく人の波にまぎれながら、「ここは梅田か!」と突っ込みながら歩いたのでした。
なんでもこの駅の近くにはボクシングのリングがあるらしく、そのため駅からそういう雰囲気にされているのだそうです。
すべての駅ではないのですが、このようなエンターテイメント豊かな駅に出会うことができます。
そして、オアハカと明らかに違うのは人々の歩く速さです。私も割に歩くのは早い方だと思うのですが、それを上回る速度でみんな乗換駅をずんずん進んでいきます。
動く歩道をもはや競歩!という速さで歩いていく人の波にまぎれながら、「ここは梅田か!」と突っ込みながら歩いたのでした。
出張タコス屋さん!
CDMX滞在のほとんどは友人のお宅にお世話になりました。ちょうど息子さんの誕生日があるときにかぶり、「フィエスタをするから!タコス呼ぶから!」と言われていました。
家に戻ると本当にタコス屋が来ているではありませんか! もはやこれが自宅のガレージの中とは信じられません。メヒコの機動力の高さをこういう光景を見るたびに感じさせられます。
家に戻ると本当にタコス屋が来ているではありませんか! もはやこれが自宅のガレージの中とは信じられません。メヒコの機動力の高さをこういう光景を見るたびに感じさせられます。
後で聞くと100人前からのオーダーが可能なのだそうです。日時を指定すると、その時間にやってきて、必要なもの(材料はもちろん、机やガスタンクも!)を持って来てタコスをふるまってくれるという出張タコス屋さん。驚きました。
残ったトルティージャや肉などもきれいに切り分けて残してくれるので、翌日も引き続きタコスが楽しめるというサービス。今までのケータリングの概念をぶっ飛ばされました。さすがメヒコ。
残ったトルティージャや肉などもきれいに切り分けて残してくれるので、翌日も引き続きタコスが楽しめるというサービス。今までのケータリングの概念をぶっ飛ばされました。さすがメヒコ。
メヒコのテレビ
私の家にはテレビがないので、普段はもっぱらインターネットでYouTubeなどをみる典型的な海外暮らしの人なのですが、家庭に滞在しているとやはりテレビがあるので見ることになります。
朝の情報番組で、上半身裸でムキムキの先生らしき人が、何やら指導している光景が目に飛び込んできました。朝の体操かなと思いきや、ヨガでした。ヨガと言えば、すらりとした女のインストラクターのイメージだったのですが、どうやらそれはただの固定概念だったようです。
しかし、なぜ上半身裸になる必要があるのか、それは謎に包まれたまま、気が付くとテレビの前で一緒にヨガにチャレンジする私がいました。
朝の情報番組で、上半身裸でムキムキの先生らしき人が、何やら指導している光景が目に飛び込んできました。朝の体操かなと思いきや、ヨガでした。ヨガと言えば、すらりとした女のインストラクターのイメージだったのですが、どうやらそれはただの固定概念だったようです。
しかし、なぜ上半身裸になる必要があるのか、それは謎に包まれたまま、気が付くとテレビの前で一緒にヨガにチャレンジする私がいました。
やっぱりメヒコはおもしろい!
新年早々、濃いCDMXでの日々でした。オアハカとは一味違うパワフルな町。2020年もまた違う顔を見せてくれるのでしょう。
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
あみ りょうこ
1982年大阪生まれ、兵庫育ち。現在メキシコのオアハカ州在住。ものつくりが好きで、オアハカで版画に出会い制作を続けている。
HP:http://mexicot.wordpress.com
instagram:ninjacco
■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ) 記事一覧
-
マリーゴールド(メキシカンマリーゴールド)の花は、スペイン語ではセンパスーチルという名前です。
-
ソカロは、メヒコの町にはどこにでもある「その街の中心にある広場」です。
-
タマーレスはトウモロコシの粉を使って作られた食べ物で「ちまき」のようなもの
-
1月6日は東方三博士がキリスト誕生を祝い贈り物をもってやってきた日。そしてロスカという特別なパンを食べる日。
-
ポンチェはクリスマスのころによく飲まれる、くだものがたくさん入った冬の定番暖か飲み物です。
-
11月はメヒコの行事「死者の日」。今年はコロナであまりの静かさに故人たちも不思議がったのでしょうか。
-
9月の独立記念日はメヒコ人たちの愛国心をとても感じる、「ビバメヒコ(メキシコ万歳)!」色の濃い1か月です。
-
日本にあるものを見てふいにメヒコで満たされる瞬間が。そういう時は大体食べ物に関連しているようです。
-
メヒコの店の看板はゆるさが爆発しているものが多いのです。
-
メヒコにも黒人の人たちがいるのです。彼らは「アフロメヒカーノ」と呼ばれる人たちです。
-
肉厚な丸い背中をみると、この人のつくるタコスならうまいに違いないと食欲も倍増する心地。
-
ニエベとは手作り「オアハカアイスクリーム」のこと。選ぶときに迷ってしまうほど、味のラインアップが多いです。
-
3月8日は、”International Women’s Day”、日本語で「国際女性デー」でした。
-
私には何人かマエストロとよんでいる先生たちがいます。マエストロキンタスもその一人で活版印刷の師匠です。
-
CDMXはオアハカとは一味違うパワフルな町。私の中では、東京に行くような感覚です。
-
もしオアハカでかごを付けたおっちゃんがさっそうと自転車で駆け抜けていたら、それはドンハイメです。
-
不思議な飲み物「テハテ」は、飲むと元気が湧いてくるエナジードリンクだぜ!
-
路上軽食のおばちゃんたちが作るものはおいしいに決まっていて、ついつい通ってしまうのです。
-
人間の適応能力の高さもなかなか捨てたものではないと思ったオアハカ暮らし5年目
-
作り手であったり職人であったり、お店の人との距離が近いところはメヒコの好きなところ
-
旅と長時間の入国手続きの疲れでぐったり。パワーを補給するためはポソレがおすすめ。
-
オアハカは食天国で民芸品の宝庫。今回はメルカド(市場)のご飯を中心に紹介したいと思います
-
4月はセマナサンタといういわゆる「復活祭」というカトリックの大きなイベントがありました。
-
CDMXとはメキシコシティ。ハカランダの花が満開でした。
-
おそらくどこにも取り上げられていないであろう食堂の話
-
チョコレートの原産がメヒコだということをご存知ですか?実はメヒコ発の食べ物なのです。
-
こんなお祝いをする地域があったとは。メヒコもまだまだ知らないことばかりだなとわくわくした新年の幕開けでした
-
12月といえばメヒコは一気にクリスマスムード。まず、デコレーションへの意気込みが違います。
-
メヒコでは、10月の終わりから11月の2日まで、「Día de los muertos」(死者の日)というお祭りでした。
-
タクシーがまるでプレゼントのようにリボンや生花で飾られている、Día del taxistas(タクシー運転手の日)
-
9月16日は独立記念日なのです。国が侵略されてそこから再び独立した、というメヒコではこの日は盛大に祝われます。
-
今回は「あみのアミーゴ」ではなく「あみのアミーガ、編み物のおばちゃん編」をお送りします。
-
オラー、ブエナスタルデス! 今回はメヒコのおすすめ町歩き「メルカド(市場)」のことを紹介したいと思います。
-
今回から無性にメヒコに行ってみたくなるような情報をお届けします。となればまずは食。メヒコの食はおいしいのです。
-
『オラ!ムーチョグスト!(どうも、はじめまして)』版画アーティスト、あみりょうこさんのメキシコ便り