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■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ)
Vol.12 CDMXに行ってきた、の巻
Vol.12 CDMXに行ってきた、の巻
オラー、こんにちは。オアハカよりあみりょうこです。このコラムも今回が12回目。ということで、丸1年!早いなぁ、としみじみしてしまいます。ネタを供給し続けてくれるメヒコに感謝です。
さて、今回はCDMXに行ってきたのでそちらのお話を。
CDMXというのはCiudad de México(シウダデメヒコ)「メヒコ市、メキシコシティ」という意味です。
以前はDF(Distrist Federal、ディストリクトフェデラル、デーエフェ、連邦特別区の意)とよばれていたのですが、今は呼び名が変わってCDMX。いたるところでこの4文字を見かけます。
CDMXでは、ハカランダ(ジャカランダー)の花が満開でした。一気にすべての花が開花を迎えるので桜みたいだなぁ、と思っていたらメヒコにこの木を持ち込んだのは日本人の庭師の方なのだそう。
どうりでノスタルジックになるというか、心を打たれるものがあると思いました。(それだけ桜の情景が日本人の脳裏に焼き付けられているのですね。)
とにかく大きいCDMX。行くエリアごとに雰囲気が変わるので一概には言えませんが、セントロ地区(中心部)はいつ行ってもとにかく人が多いです。
国立宮殿や美術館など見どころが集中しているし、服屋さんなどお店も多いです。そして、歩いているとものすごく「メガネ」と「タトゥー」の呼びこみに遭遇します。
でも、今回一番驚いたスポットはこちら。
さて、今回はCDMXに行ってきたのでそちらのお話を。
CDMXというのはCiudad de México(シウダデメヒコ)「メヒコ市、メキシコシティ」という意味です。
以前はDF(Distrist Federal、ディストリクトフェデラル、デーエフェ、連邦特別区の意)とよばれていたのですが、今は呼び名が変わってCDMX。いたるところでこの4文字を見かけます。
CDMXでは、ハカランダ(ジャカランダー)の花が満開でした。一気にすべての花が開花を迎えるので桜みたいだなぁ、と思っていたらメヒコにこの木を持ち込んだのは日本人の庭師の方なのだそう。
どうりでノスタルジックになるというか、心を打たれるものがあると思いました。(それだけ桜の情景が日本人の脳裏に焼き付けられているのですね。)
とにかく大きいCDMX。行くエリアごとに雰囲気が変わるので一概には言えませんが、セントロ地区(中心部)はいつ行ってもとにかく人が多いです。
国立宮殿や美術館など見どころが集中しているし、服屋さんなどお店も多いです。そして、歩いているとものすごく「メガネ」と「タトゥー」の呼びこみに遭遇します。
でも、今回一番驚いたスポットはこちら。
「パステレリア・イデアル」です。お菓子屋さんです。
CDMX、特にセントロ地区を歩いていると白地に青い文字でデザインされたレトロな折箱を持っている人をよく見かけるのが以前から気になっていました。
たまたま友達になった日本人の人がその写真を持っていたので、「これはいったい?!」と尋ねるとお菓子屋さんの折箱だということがわかりました。そして、今回偶然街中でそのお菓子屋さんを発見したのです!
CDMX、特にセントロ地区を歩いていると白地に青い文字でデザインされたレトロな折箱を持っている人をよく見かけるのが以前から気になっていました。
たまたま友達になった日本人の人がその写真を持っていたので、「これはいったい?!」と尋ねるとお菓子屋さんの折箱だということがわかりました。そして、今回偶然街中でそのお菓子屋さんを発見したのです!
老舗のお菓子屋さんのようで、店内はかなりたくさんの人でごった返していました。
ケーキ、パン、クッキーなどお菓子がいろいろ。
クッキーはグラムで購入できるらしく、私が町で見かけていたのはこのクッキーの箱に他なりません!!
ケーキ、パン、クッキーなどお菓子がいろいろ。
クッキーはグラムで購入できるらしく、私が町で見かけていたのはこのクッキーの箱に他なりません!!
これが、イデアルか~、と店内を感激しながら歩いていると、「2階、ケーキの見本コーナー」となっていたのであがってみると、肝を抜かれました。
階段を上るにつれて甘い匂いが広がってくるのですが、それもそのはず。
2階部はこんなことになっているのです。お祝い事が好きなメヒコ人ですが、こんなケーキも発注できるのですね。
高く積み上げられたケーキは様々で、結婚式用、誕生日用、キンセアニエラ(15歳のお祝い)用、新しい赤ちゃんのお祝いなど本当に様々な札のついたケーキが並んでいました。
これらも、キロで値段が決まっているらしく、さらに中に詰めるフルーツやクリームの種類でも値段が変わってくるのだそうです。
2階部はこんなことになっているのです。お祝い事が好きなメヒコ人ですが、こんなケーキも発注できるのですね。
高く積み上げられたケーキは様々で、結婚式用、誕生日用、キンセアニエラ(15歳のお祝い)用、新しい赤ちゃんのお祝いなど本当に様々な札のついたケーキが並んでいました。
これらも、キロで値段が決まっているらしく、さらに中に詰めるフルーツやクリームの種類でも値段が変わってくるのだそうです。
ドラゴンボールはメヒコでもいまだに人気の高いアニメです。怪しい漢字らしき文字と50センチくらいに描かれた巨大悟空が目を引くケーキ。
ケーキが平面だとだれが決めた!?と言わんばかりの、こちらの3Dケーキ。スポンジ部をリングに見立てたまさかのデザインです。
かなりのスペースがこのような見本市になっていて、ケーキの契約もその場で行えるようにケーキの中に点々と置かれた事務机がシュールです。
スタイリッシュでおしゃれな場所を訪れるのも楽しいですが、老舗に足を踏み入れてみるのもメヒコの文化を垣間見ることができるのでおもしろいですよ。
それでは、また来月お会いしましょう!
スタイリッシュでおしゃれな場所を訪れるのも楽しいですが、老舗に足を踏み入れてみるのもメヒコの文化を垣間見ることができるのでおもしろいですよ。
それでは、また来月お会いしましょう!
CDMXに行っていたのは、シルクスクリーン工房75°にワークショップを受けに行くためでした。
そこで刷らせていただいたシルクスクリーンの4色刷りの作品です。
どこの国でも、職人さんにお会いするのはめちゃくちゃ楽しいです。寡黙だけどチャーミングな職人さんたちからは本当にいろいろなことを教えていただきました。
あみ りょうこ
1982年大阪生まれ、兵庫育ち。現在メキシコのオアハカ州在住。ものつくりが好きで、オアハカで版画に出会い制作を続けている。
HP:http://mexicot.wordpress.com
instagram:ninjacco
■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ) 記事一覧
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