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■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ)
Vol.1 オラ!ムーチョグスト!どうも、はじめまして
オラ!ムーチョグスト!(どうも、はじめまして)
はじめまして。今回からコラムを書かせていただくことになった、あみりょうこといいます。
私は現在メキシコのオアハカ州というところに暮らしています。昔から旅が好きで、できるだけたくさんの国や場所に行きたいと思っていたのですが、次第に「住みながらその場所を見たい」と思うようになり、たまたま縁があって住むことになったのがオアハカだったというわけです。
もともと街歩きが好きで、旅をしていても道をぶらぶら歩いてそこに暮らす人を観察するのが私の旅の醍醐味だったので、「住んでもっと見てみたい」と思うようになったのは至極必然的な流れだったのかもしれません。
私は現在メキシコのオアハカ州というところに暮らしています。昔から旅が好きで、できるだけたくさんの国や場所に行きたいと思っていたのですが、次第に「住みながらその場所を見たい」と思うようになり、たまたま縁があって住むことになったのがオアハカだったというわけです。
もともと街歩きが好きで、旅をしていても道をぶらぶら歩いてそこに暮らす人を観察するのが私の旅の醍醐味だったので、「住んでもっと見てみたい」と思うようになったのは至極必然的な流れだったのかもしれません。
世界遺産のようなところに行ってももちろん「わあ、すごいなぁ!!」と思うのですが、街を歩いていても「うわ!!マネキンの髪の毛がモヒカン!しかも素材が毛糸!!」みたいなところに食いついてしまう性分です。
そんな光景ばかりに目がいってしまうので、オアハカに住んでいるものの、たぶん世界でも日本でもどこに住んでも同じようなことをしているような気がします。人生にはひょんなことはつきものですが、今回はまさにその「ひょんなこと」からコラムを投稿させていただくことになりました。
そんな光景ばかりに目がいってしまうので、オアハカに住んでいるものの、たぶん世界でも日本でもどこに住んでも同じようなことをしているような気がします。人生にはひょんなことはつきものですが、今回はまさにその「ひょんなこと」からコラムを投稿させていただくことになりました。
↑メヒコに抱いていたステレオタイプのイメージ
さていきなりですが、「メヒコ」のことを今週に入って考えた人はいるでしょうか。いやその前に、「メヒコってなんですの?!」と思った方も多くいるでしょう。
「メヒコ」とは「メキシコ」のことです。スペイン語ではMéxicoと書いてメヒコと発音されます。日本語の正式名称は「メキシコ合衆国」です。が、ここはメヒコへの敬意と愛情をこめて「メヒコ」と呼ばせていただくことにします。
たまたま仕事が見つかったことから知ることになったメヒコ。メヒコで暮らすようになってからこの国のことを全く知らなかったんだな、ということに気が付きました。
「荒野にサボテン」「ひげで帽子のおじさん」「マラカス」といったステレオタイプのイメージを引っ提げてメヒコにわたったわけですが、高層ビルはそびえたっているし、ポンチョにマラカスのおじさんはいない、でも帽子をかぶってひげを蓄えてなんだか暇そうなおじさんは町にたくさんいる……という100%裏切ってこない感じに好感を抱き、なにより街の人々の活気となんだかわけのわからないパワーが渦巻く空気感にすっかり魅了されました。
「メヒコ」とは「メキシコ」のことです。スペイン語ではMéxicoと書いてメヒコと発音されます。日本語の正式名称は「メキシコ合衆国」です。が、ここはメヒコへの敬意と愛情をこめて「メヒコ」と呼ばせていただくことにします。
たまたま仕事が見つかったことから知ることになったメヒコ。メヒコで暮らすようになってからこの国のことを全く知らなかったんだな、ということに気が付きました。
「荒野にサボテン」「ひげで帽子のおじさん」「マラカス」といったステレオタイプのイメージを引っ提げてメヒコにわたったわけですが、高層ビルはそびえたっているし、ポンチョにマラカスのおじさんはいない、でも帽子をかぶってひげを蓄えてなんだか暇そうなおじさんは町にたくさんいる……という100%裏切ってこない感じに好感を抱き、なにより街の人々の活気となんだかわけのわからないパワーが渦巻く空気感にすっかり魅了されました。
↑CDMX(メヒコ市)は世界でも有数の巨大都市です。荒野にサボテンの光景は見当たりません
そして、日本に帰国。私の中では「メヒコはおもしろい」ということになっていたのですが、日本ではだれもメヒコのことを話していないではありませんか。
日本からは遠い国ですし、話題にされてなくて当たり前なのかもしれませんが私はなぜか、「これではだめだ!!もったいなすぎる!!」と思い、メヒコのおもしろさをもっとたくさんの人に知ってもらえたらな、と思うようになったのです。
日本からは遠い国ですし、話題にされてなくて当たり前なのかもしれませんが私はなぜか、「これではだめだ!!もったいなすぎる!!」と思い、メヒコのおもしろさをもっとたくさんの人に知ってもらえたらな、と思うようになったのです。
↑とおもいきや、あれ、結構いるのか!?この帽子のおっちゃんたちは?!
メヒコのTシャツを作るという活動や、「メヒコの風をびゅうびゅう吹かせるべくメヒコのものを紹介する「メヒコ展」という小さなイベントを細々としていたのですが、続けていた結果、なんと今回このコラムにてメヒコのことを好きに話していい、という機会をいただいたわけです。まさにひょんな出来事です。続けていればおもしろいことが起こるもんだな、としみじみと感じている次第です。
メヒコのあれこれ(たぶん、役には立たないあれこれ。)を現地からお届けしていきたいと思っていますので、どうぞお付き合いよろしくお願いします。初回はぜひ、「メキシコはメヒコというのだ。本当に帽子のおじさんは存在するのだ。」ということだけでも頭の片隅で覚えていただければうれしいです。
メヒコのあれこれ(たぶん、役には立たないあれこれ。)を現地からお届けしていきたいと思っていますので、どうぞお付き合いよろしくお願いします。初回はぜひ、「メキシコはメヒコというのだ。本当に帽子のおじさんは存在するのだ。」ということだけでも頭の片隅で覚えていただければうれしいです。
あみ りょうこ
1982年大阪生まれ、兵庫育ち。現在メキシコのオアハカ州在住。ものつくりが好きで、オアハカで版画に出会い制作を続けている。
HP:http://mexicot.wordpress.com
instagram:ninjacco
■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ) 記事一覧
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マリーゴールド(メキシカンマリーゴールド)の花は、スペイン語ではセンパスーチルという名前です。
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ソカロは、メヒコの町にはどこにでもある「その街の中心にある広場」です。
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タマーレスはトウモロコシの粉を使って作られた食べ物で「ちまき」のようなもの
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1月6日は東方三博士がキリスト誕生を祝い贈り物をもってやってきた日。そしてロスカという特別なパンを食べる日。
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ポンチェはクリスマスのころによく飲まれる、くだものがたくさん入った冬の定番暖か飲み物です。
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11月はメヒコの行事「死者の日」。今年はコロナであまりの静かさに故人たちも不思議がったのでしょうか。
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9月の独立記念日はメヒコ人たちの愛国心をとても感じる、「ビバメヒコ(メキシコ万歳)!」色の濃い1か月です。
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日本にあるものを見てふいにメヒコで満たされる瞬間が。そういう時は大体食べ物に関連しているようです。
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メヒコの店の看板はゆるさが爆発しているものが多いのです。
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肉厚な丸い背中をみると、この人のつくるタコスならうまいに違いないと食欲も倍増する心地。
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3月8日は、”International Women’s Day”、日本語で「国際女性デー」でした。
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私には何人かマエストロとよんでいる先生たちがいます。マエストロキンタスもその一人で活版印刷の師匠です。
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もしオアハカでかごを付けたおっちゃんがさっそうと自転車で駆け抜けていたら、それはドンハイメです。
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不思議な飲み物「テハテ」は、飲むと元気が湧いてくるエナジードリンクだぜ!
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旅と長時間の入国手続きの疲れでぐったり。パワーを補給するためはポソレがおすすめ。
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4月はセマナサンタといういわゆる「復活祭」というカトリックの大きなイベントがありました。
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おそらくどこにも取り上げられていないであろう食堂の話
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12月といえばメヒコは一気にクリスマスムード。まず、デコレーションへの意気込みが違います。
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9月16日は独立記念日なのです。国が侵略されてそこから再び独立した、というメヒコではこの日は盛大に祝われます。
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今回から無性にメヒコに行ってみたくなるような情報をお届けします。となればまずは食。メヒコの食はおいしいのです。
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『オラ!ムーチョグスト!(どうも、はじめまして)』版画アーティスト、あみりょうこさんのメキシコ便り