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■海外暮らしの関西ウーマン(メキシコ)


Vol.8 メヒコのクリスマス、の巻

Vol.8 メヒコのクリスマス、の巻

こんにちは。今年ももう12月に入りましたね。ということは、来年まで1ヶ月を切ってしまったのですね。はやいものです。

12月といえばメヒコは一気にクリスマスムードが高まります。伝統が色濃く残るオアハカなどでは11月は死者の日で盛り上がっていましたが、メヒコ全体としてはクリスマス(Navidad:ナビダー)の方が大きくお祝いをされているように感じます。
さすがはカトリック大国。日本でなんとなくクリスマスを祝われているのとは訳が違います。なんといってもキリストの生誕した日なのですからそれはもう一大行事です。

まず、デコレーションへの意気込みが違います。布屋さんなどでは、死者の日の期間中からだんだんと前に押し寄せるクリスマス柄の布たち。死者の日が終わると「待ってました!!」とばかりに店の最前列に並びます。

街にもクリスマスふうの屋台が並んでいるのを見かけます。死者の日にしても、独立記念日にしても、これらの季節もののグッズのみを扱った突然街にあらわれる屋台の人たちは、いったいどこから来るのか不思議です。帽子や、飾り、ライトなどランダムな品々が並んでいてついつい足が止まります。
この調子なので、街のデコレーションもかなりド派手です。先日メキシコシティに行ってきたので、今年はメキシコシティのソカロのデコレーションを見ることができました。ソカロはただでさえだだっ広い印象の場所で、それをぐるりと囲う建物の大きさも相当なものです。

訪れるだけでなんだか圧倒的な巨大さのイメージを与えられる場所だと思うのですが、その建物のサイズ感でクリスマスデコレーションがされていたのでそれはもう圧巻でした。(↓こんな感じです。)
しかも夜間には電飾が灯る仕様になっていて、なんだかワンダーランドな雰囲気。
メヒコのクリスマスで忘れてはならないのは「ナシミエント」とよばれるキリスト生誕の馬小屋の様子を再現したジオラマ風の飾りです。こちらも街の中のいろんなところで見かけることができます。

キリストの赤ちゃんの人形もこの時期売られているのをよく見かけますが、この人形は生まれた12月24日にナシミエントに加えられるのだそうです。
日本ではクリスマスは12月25日までで、それを過ぎると一気にお正月ムードが高まりますが、メヒコでは25日を過ぎてもツリーやクリスマスの飾りは撤去されずに年を越します。

そして1月6日には、キリストの誕生をお祝いするために東方から三賢人が贈り物をもってやってきた日とされています。メヒコではこの日に「ロスカ」というリース状になったパンを食べるという習慣があります。
ロスカは、自分の好きなところを好きなだけ切り分けて食べることができるのですが、一つのパンの中に赤ちゃん型の人形が埋め込まれています。(死者の日のパンといい、パンに何かを練りこむの好きですねぇ。笑)

食べた時にこの赤ちゃん人形が当たった人は幸運だとされていて、その福を他の人たちにも分け与えるために。翌月(2月)にタマーレスというちまきのような食べ物をふるまうという習慣もあります。メヒコのクリスマス関連のお祝いがいかに長く行われるのかを見ることができると思います。
この習慣によって一度、数日間にわたりものすごい量のタマーレスを食べる羽目になったことがあり、一時は「タマーレスはもう一生食べなくていいかもしれない……」と思った時期もあったものでした。笑

しかし、その後またおいしいタマーレスに出会い、今では「たまには食べてもいいかな」、というところまで回復しました。

余談はさておき、このような感じでクリスマスのお祝いは、お祭り大国メヒコの一年の中でも特に盛大です。日本でお正月が一番大きくお祝いされるように、この国におけるクリスマスの重要さを感じます。

この季節はオアハカも夜はさすがに少し肌寒く感じるので、ポンチェ(あたたかいフルーツパンチ的な冬の飲み物)でも飲んで、今年を締めくくる準備をそろそろ始めないとなぁと思う今日この頃です。

昼間の空は真っ青で、本当に12月なのか?!という感じですが……。それでは、また来月お会いしましょう!!
works
【今月の作品】
ここ2~3年、年末はカレンダーづくりが恒例となっています。シルクスクリーン印刷と木版で印刷しています。

1年が楽しく過ごせるように鼻歌交じりでいい気を送りながら刷っています。
profile
あみ りょうこ
1982年大阪生まれ、兵庫育ち。現在メキシコのオアハカ州在住。ものつくりが好きで、オアハカで版画に出会い制作を続けている。
HP:http://mexicot.wordpress.com
instagram:ninjacco

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