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■関西ウーマンインタビュー(起業家編)


ガードナー瑞穂さん(英会話講師エージェント/英会話アルテミス)

 
ガードナー瑞穂さん
英会話講師エージェント/英会話アルテミス
英会話アルテミス  カフェで習うマンツーマン英会話レッスン
URL:http://www.eikaiwa-artemis.com BLOG: http://ameblo.jp/sky-fly-cat
カフェで習う英会話レッスンのエージェントをされているのですね。
英会話レッスンを希望される方に、ご希望やレベルにあった英会話講師をご紹介するエージェントとマネージメントをしています。全く話せない方は最初から外国人だと難しいので、日本人の先生をお薦めすることもあります。日本人の先生でも、海外に長く滞在経験のある方を選んでいますから、先生自身がどのように英語をマスタ-したのかというお話も合わせて、英語でレッスンしていただいています。
ユニバーサルスタジオジャパンで働いておられたそうですが、そのきっかけは?
宝塚造形芸術大学の絵画彫刻学科を卒業しましたから、何か絵筆を使ってできる仕事をしたいと思っていたんです。そこで、USJで特殊メイクのフェイスペイントのスタッフを募集していたので受けに行きました。USJは日常英会話ができないと無理だったんですが、当時の私はほとんど英語を話せなかったけれど、でもまあ受けてみようかなと思って。

面接の時、英語しか話さないアメリカ人のマネージャーの質問には、やはり一言も話せませんでした。これは落ちたなと思っていましたが、自分の書いたポートフォリオを見てくれて、こういうアーティスティックな人を入れてもおもしろいんじゃないかということで、5人採用の中の1人に選ばれたんです。
英語が話せないまま働くことはどうでしたか?
当時USJのスタッフはアメリカ人はもちろん、オーストラリア人やロシア人など、いろんな国の人がいて、すごくインターナショナルな会社でした。一緒に入社した日本人も、アメリカの大学を卒業した方ばかりで、得意な英語を使った仕事がしたいと入ってきていますから、ものすごく劣等感を感じていました。自分だけ話についていけないのはとても辛かったですが、同時に今まで見たこともない世界ですから、すごく興味深くて楽しくて。楽しいのと辛いのとが入り混じっていましたね。
やはり英会話は習いに行かれたのですか?
習いに行きました。自宅の近所に、アメリカに8年住んでいて、武士道を教えていたという先生がおられて、その方に英語を習い行きました。外国人の普段の会話って、スラングいっぱいでテキスト通りに話さないですから、普段、同僚と話せるような日常会話から教えてもらえたので、すごく良かったんです。

もしそこでマニュアル的に文法から教えられていたら、たぶん無理だったでしょうね。実際の日常会話を教えてもらうには、外国に長く住んでいた経験のある人でないと対応できないですから。いま私が日本人講師を選ぶときに、その先生をモデルにして選んでいるんです。
アメリカ人のご主人との出会いは?
USJで行っていたフェイスペイントの会社は、アメリカのディズニーワールド(フロリダ)に本社があって、アメリカ人スタッフが数ヶ月に1回づつ派遣されてきていました。そこで夫と出会い、日本で結婚してアメリカに行きました。

準備期間もなく、すぐにディズニーワールドで働きだしたので、言葉も違う国で実践の毎日。最初の1年は辛かったですね。よくトイレで泣いていました。

ディズニーワールドはリゾートなのでいろんな国の人が来ますから、ダメでもごり押ししてみようという要求も強いですし、5歳くらいの女の子でも、自分よりうまく英語で話せるものだから、本当に自分の無力さを感じていました。

住んでいた地域も、日本人がほとんどいないところだったので、日本語は使わないし、映画を見ようと思っても、日本映画ってホラーか北野武か黒澤明の映画くらいしか無いんです。あとは全部英語。英語のビデオを見て、「今なんて言ったの?どうなってるの?」とずっと夫に聞いてましたね。でも辛くても、アメリカで生活してみたいと思う日本人はたくさんいるんだから、自分はその状況にいられることに感謝しようと、頭を切り替えるようになりました。
日本に帰ってこられたきっかけは?
夫のお父さんが亡くなったことで、少し気持ちに変化があったと思います。このままずっとディズニーで働いて一生を終えるとは考えていませんでしたし、アメリカに4年住んで、私も異文化を経験したので、こんどは夫がちょっと日本に住んでみようかなという感じで。まだ子どももいませんでしたし、何かに挑戦してみたいなと思ったんです。
日本で英会話事業を始められたのは?
日本に帰ってきて、夫は大手英会話スクールで働き始めましたが、マニュアル化された教え方と高額なレッスン料にカルチャーショックを受けていました。そこで、彼がのびのびと彼らしく教えられる環境を作ってあげたい、ならば自営で英会話事業をしようと思い始めました。

まずは自宅を使うことを考えていましたが、ホームページ制作をお願いしていた方から、「カフェ英会話という選択もあるよ」とアドバイスをいただいたんです。 最初はカフェ英会話ってなんか軽い感じがして、あまり良い印象ではなかったんです。でも、自宅だと生活感もあって居心地良くないかもしれないし、店舗を借りると経費がかかるので、その分レッスン料金を上げないといけなくなります。そうなると他の英会話スクールと全く変わらなくなってしまう。

そこで、カフェを使うなら、経費もかからずレッスン料金をグンと下げられますから、確かにカフェ英会話は、生徒の方も講師も気楽にレッスンできる、新しい英会話レッスンのスタイルじゃないかと考えました。
英会話事業を始められてから、気付いたことは何ですか?
美容師さんなどの接客業の方は、初対面の方と話すことに慣れているのか、外国人とも話を盛り上げるのが上手ですが、逆に人と話すのが苦手な方は、英語の分厚い専門書は読めても、英会話になると続けられないという方もいます。

いきなり外国人に英会話を習えば、違う自分になれる気がすると思っている方も少なくないですが、言葉が違っても同じ。まず日本語の会話ができないと英語も話せないんです。それはこの英会話ビジネスをするまで考えたことの無い気付きでした。

例えば、「フランス料理が好き」と言うと、「どうしてフランス料理が好きなの?」と聞かれます。「どうして?」なんて、あまり日本人は聞かないですから、「どうしてって言われても、考えたこと無い」となると、それでは会話が止まってしまいます。でも英会話レッスンでは、その「どうして?」を毎週続けるので、それに応えようと、自分の想いを考えるようになるみたいですね。

友達とは違って先生と生徒の関係ですし、また外国人から見る目線での会話なので、今までにない発想が生まれるのかもしれませんね。中には英語で話すと自分に正直になれると仰る方もいて、少しカウンセリング的な要素もあるような気がします。
外国人と話すときにまず「Why」の嵐が日本人には一番怖いと言われます。
アメリカに行った時、最初に受けたショックというか、プレッシャーに近いようなものがありました。「あなたはどうしたいの?」「あなたはどう思うの?」って、そんなの考えたことも無い(笑) アメリカでは高校生でも、政治について自分がどう考えているか、皆言えたりしますから、「え?自分の考えを言えないの?それっておかしい」となるんです。
それって日本の教育が原因だと思いますか?それとも自分自身の問題?
これは日本の教育のせいだと思いました(笑)日本は文法とか英検とかTOICとか、そこでビジネスも展開されていますが、実際に外国に行って、どれだけ文法がきれいでも、英検1級を取っていても、自分がどう考えているかを話せないと、人間的に全然おもしろくありません。自分の考えが空っぽであれば、相手は空っぽのプレゼントをもらった感じになります。

きれいに話せなくても、例えば、お寺や神道に詳しいとなるとすごく興味を持たれますし、その核になる考え方がしっかりあれば、友達になりたいと思われる会話ができるんじゃないかと思います。
今後の夢は?
英会話を習っても先の目標が無い方も多いので、アメリカに滞在して海外を実感することが最終目標になれば、やっと「絵」になるような気がするんです。なので、将来はアメリカに家を買って、ちょっとアメリカの友達や親戚の家に行く感覚で、気軽にホームステイ出来るシステムを作りたいというのが夢です。
起業したい女性にアドバイスされるとしたら?
自営するのってすごく大変と思われるかもしれませんが、逆に誰かに雇われていて、意見が通らず、やりたいことが実践できないほうがしんどいと思います。なのでまず始めてみること。会計は会計士さんに任せればいいですし、できると信じてやってみると意外とできるもの。でもやっぱり一人では何も出来ません。同じ思いを持つ人たちと信頼関係を持って、良い関係で仕事をすることだと思います。
ありがとうございました。
 
(取材:2015年2月 関西ウーマン編集部) 
 

 

 

 


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