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■関西ウーマンインタビュー(起業家)


岡田真理子さん(英語学習塾経営/学友外国語学院こども塾)

 
岡田 真理子さん 英語学習塾経営/学友外国語学院こども塾
広島大学大学院理学研究科化学専攻博士課程前期修了後、大手企業の研究開発部、材料技術部を経て 教育業界へ転身。個人塾講師として勤務後、 学友外国語学院こども塾を開業。大人向け『TOEIC学習管理』『やり直し英語』なども行っている。JSHINE認定小学校英語指導者/高等学校理科専修免許取得
学友外国語学院こども塾
大阪市淀川区西中島4丁目7-2チサンマンション第1新大阪202号室 TEL:06-6305-8851 HP:http://gakuyukodomojuku.jimdo.com  BLOG:http://ameblo.jp/gakuyukodomojuku
「子ども塾」とは、どんな塾ですか?
幼児から中学生向けの英語を主とした学習塾です。6~8人の少人数で、幼児は英会話と入学準備の国語算数を教えていまして、中学生は高校受験に対応した英語クラスもあります。英会話は外国人の先生が教えています。
真理子さんは、もともと研究職だったそうですね。
広島大学の理学研究科を出て、大学院で化学を専攻していました。教員免許を取っていて、大学時代に予備校でアルバイトをしていたので、教える仕事もしたくて、教師になるか研究者になるか迷っていたんです。でも研究職は新卒のタイミングではないと無理だろうと思い、大手メーカーに就職し、研究開発部で働いてました。

勤めていて、だんだん自分は組織で働くのは向いていないかなと思うようになりました。私は猪突猛進なところがあるので、周りの人たちとの関係がうまくいかなければ、自分だけが努力しても仕事の成果はでないという経験もありましたし、ちょうどその頃、大好きな祖父が亡くなったこともあって、やりたいことをやらないと人生いつ終わるかわからないと思い、夢を追う決断をしました。
教える仕事にシフトされたのですね
学生時代に行った教育実習も、予備校のアルバイトも楽しかったですし、分かった時の子どもの表情がパッと明るくなるんですね。それが嬉しくて。喜んでもらえると、役立った実感があるんです。メーカーを退職後は独立を考えて、個人で塾を開業されているところに修行をかねて5年間勤めました。

その頃、この学友外国語学院で中国語を習っていたのですが、オーナーから、この教室の1つを使ってもいいよとお声がけいただいて、独立することにしました。本当は10年くらいは修行しようと思っていましたが、このタイミングでこのチャンスを逃したら、もう当分無いかもしれないと思い独立しました。
なぜ、英語を主とした学習塾だったのですか?
私自身は、元々英会話が得意ではありませんでした。学生時代に海外での学会発表に参加しなければいけないこともあり、その頃から本格的に勉強を始めました。その習得のために、すごく時間を費やしてしましました。もう少し化学の勉強に時間を割けたらよかったなと今では思っています。中学生や高校生ならなおさら、受験科目として英語にたくさん時間を費やさないといけないので、他のことが学べる大事な時間を英語に多く取られるのがすごくもったいないんですね。

基本的に英語はコミュニケーションのための「ツール」にすぎないのですが、すごくチャンスになるんです。海外に行くチャンスも広がるので、どんどん道が開けて、もっと活躍できる。そういうことを子どもたちに教えられたらと思いました。
英語はチャンスを掴むツールなんですね。
英会話が得意な小学校5年生の生徒がいて、「僕は英語ができるけど、でも賢いということじゃない。ただ、時間をかけただけ」と言うのですが、でもそれに尽きるんです。英語は正しく勉強すれば、時間をかけるだけでできます。なので、チャンスを掴むために自分の強みを見つけて欲しいんです。

強みを見つけるためには、英語に時間を取られていてはもったいない。将来、研究と英語のセット、医学と英語のセットなど、自分の得意なものを見つけて、世界に発信していける人になってもらいたいと思います。
子どもの英語教育は、親が鍵を握っていると思いますが、自分の子どもが将来、英語で悩まないためには、小さい頃からの長期計画が必要ですか?
幼児から英語を学ばせている方は、教育に関して意識が高い方が多いです。幼児から英語を学ばせるのはブームで、そんな小さい頃から英語なんて、やりすぎじゃないかというイメージを持つ方もおられますが、英語は一番リターンの大きい学びだと思います。

英語は最低限、喋れるようになるまで、だいたい3000時間かかるといわれていますが、それって1日1時間としても8年かかる量です。

継続するためにはやはり小さい頃から始めたほうが良いですし、話せるようになってから文法を学ぶと、ああそうだったのかという感動が大きいんですね。それまでの学習をより強固なものにしてくれるので、文法に出会う前に英会話を学習すると効果的だと思います。
これからの夢は?
まずはこの教室を続けていくことですが、やはりキーになるのは保護者の方たち。保護者の方々と信頼関係を築くことに力を入れながら、明るい未来を担う子供たちを教える立場として、私自身も学び続けたい思います。英語そのものが目的にならないこと。英語はチャンスを掴む手段であって、持っているものを広めていくためのもの。それを伝えていきたいですね。
ありがとうございました。
 
(取材:2015年2月 関西ウーマン編集部) 
 

 

 

 


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