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[レポート]年に一度、春に。1年後の自分にお手紙を書こう! 2024

2024年5月&6月開催レポート

年に一度、春に。1年後の自分にお手紙を書こう! 2024

「今日までの1年、どんな1年でしたか?」と尋ねられたら、どう答えますか? 私はついつい、「あいかわらずですよ」「いろいろありましたね」と一言で終わらせてしまいがちです。

しかし、1年という月日はあっという間のようでいて、実に濃密で、「あの人と出会ったのも、こんなことをしたのも、まだこの1年のことなんだ」とびっくりすることがあります。また、1年前の春には想像もしていなかった出来事が、世界でも、日本でも、地域でも、家族にも、個人にも起きていて、状況が変わっていることもあるでしょう。

出来事を一つひとつ思い出していくと、さまざまな人たちのおかげで今があることを再確認できたり、自分の頑張りが見えてきて「なかなか頑張ってるやん」と自信を持てたり、「こうするといいかも」と新たな可能性を見出せたり、視野が広がって「こうだ!」と思い込んでいたことを「実はああかもしれない」と捉え直せたりするかもしれません。時には、1年前から成長していない自分を感じてイラっとして、それが奮い立つ原動力になることもあるでしょう。

そこで、毎年春に「1年を振り返り、1年後の自分に向けてお手紙を書く」ということを、2016年から続けています。今年で9年目! 2024年5月14日(火)・26日(日)・6月9日(日)に開催した「1年後のお手紙を書こう」会のレポートです。
「大井戸公園」でおさんぽ。ゆるやかに交流しながら、自分自身を感じる時間
お手紙を書く前に、阪急武庫之荘駅から歩いて 5 分ほどのところにある「大井戸公園」でおさんぽ。おしゃべりをしながら、公園内をぶらぶら歩きます。木や緑、花、鳥、風、太陽などが間に入ってくれるからでしょうか。「はじめまして」でも、「1年ぶりですね」でも、少しずつ距離感が縮まっていくような、ゆるやかにつながることのできる時間です。

同じ場所を歩いても、誰と一緒かによって、見えるものがまったく異なります。一人ひとりの視点、一人ひとりとの思い出、その時のハーモニー。私はこの9年もの間に何度も何度も、この公園には訪れていますが、毎回新しい発見でいっぱいです。

今年は・・・薔薇が咲いた後に実るローズヒップを見つけたり、草刈り後に若々しい草が生えている古墳がまるで「シマエナガ(北海道で見かけるという、かわいい鳥)のように見える!」と盛り上がったり、「そういえば、1年前。こんな話をしたね~」と一緒だからこそ思い出せたり。

みんなでおしゃべりしつつ、“今”という瞬間を自分1人でも感じつつ、過ごします。おさんぽ時間は15分。昨年よりもさらに、時間があっという間に感じられました。感じ取ることができるものが増えたからなのか、集う人同士の関係性が深まってきたからなのか・・・いろいろな理由が考えられますが、何より「楽しい!」「おもしろい!」と思えたから、あっという間に感じられたのでしょうね。

それぞれの日の様子を写真で紹介します!
■5月14日(火)の様子
■5月26日(日)の様子
■6月9日(日)の様子
「カフェぷろぽ」で1年を振り返り、1年後に思いを馳せてお手紙を
お手紙は毎年、阪急武庫之荘駅前にある「カフェぷろぽ」で書きます。

飲食店や歯科医院などが入る雑居ビルの2階へ上がり、扉を開けると、ほんのり明るい照明、窓から降り注ぐ太陽の光、光が遊ぶような白い漆喰の壁、いろんな形の木製のテーブルとイスが並ぶ店内が。ゆっくりじっくり、心地よい時間が流れているカフェです。少し緑が混ざったような青い壁が印象的な奥の席へ。席からは駅のホームが見えます。

店主さんお手製のお昼ごはんやデザート、飲み物をいただきながら、まずはほっとひと息。
「1年後の自分に向けてお手紙」はそれぞれ自由に書いていただきますが、ワークシートやレターセットを用意しています。

■ワークシート
1年を振り返り、1年後に思いを馳せるためのツールです。「2023年4月~2024年5月までの思い出」「いま、感じたり思ったり考えたりしていること」「願い」「1年後『こうなっていたらいいな』という妄想」といった思い出すヒントを記載。「言葉で綴るアルバム」というイメージで、1年後に自分が思い出せるキーワードを書き残していきます。

■レターセット
無地のレターセットをはじめ、いくつかのレターセット、色鉛筆、マスキングテープなどのお手紙アイテム、切手を何種類か、用意しています。今回のイチオシは、印刷と紙製品の専門店「PAPER MESSAGE」で見つけたメッセージカード&半透明封筒、レターセットです。公園で見かけた薔薇や紫陽花を思い出すお花と、雨の日が楽しくなっちゃいそうな合唱しているカエルたちにキュートな傘のカードにときめきます。
最後に、ご縁があって一緒にこの時間を過ごした方々同士、“1年後のそれぞれ”に向けて、お手紙の書き合いっこもしました。そのお手紙を読むのも、1年後です。「なんて書いてくれたんだろう」とわくわくする気持ちも一緒に封を閉じました。

ちなみに、私のお手紙はこちら!
昨年に引き続いてご参加くださった方、5年ぶりにご参加くださった方。そして、なんと1年前と同じメンバーで今年も集ったという奇跡も! 「はじめまして」の出会いも楽しい。「はじめまして」から1年ぶりの再会も、少しずつ知って、少しずつつながって…と積み重ねていけることがあって、なんて楽しいのだろうと思いました。

書いたお手紙は私が預かり、2025年4月に郵便ポストに投函します。「来年、無事に投函できますように」「それぞれの方が無事に受け取ってくださいますように」ということを祈りながら、また来年。

一緒に過ごしてくださったみなさん(参加者:対面/6人、郵送/4人)、ありがとうございました!
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小森 利絵
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。
HP:『えんを描く』
BLOG:『えんを描く』ブログ
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