HOME ■関西のクリエイターが綴る手紙コラム『手紙の小箱』 ゆったりとした気持ちで手紙が書ける盛り上げ役(北村ハルコさん) 前のページへ戻る

■関西のクリエイターが綴る手紙コラム『手紙の小箱』


ゆったりとした気持ちで手紙が書ける盛り上げ役(北村ハルコさん)

ゆったりとした気持ちで手紙が書ける盛り上げ役

北村ハルコさん
(イラストレーター)
ほのぼのふんわりしたイラストで人気の北村ハルコさん。野鳥が大好きだそうで、かわいい鳥が描かれた雑貨がたくさんあります。手紙グッズも小鳥がいっぱい。書く人の気持ちも一緒に運んでくれそうです。
一筆箋
一筆箋は小さなサイズなのに世界観がぎゅっと詰められるところが好きです。それを綴じるとき製本作業をしていると心が落ち着きます。本が好きなのがあるのかも。

便箋はあくまで書く人が主役で、盛り上げ役ではあるのですが、ゆったりとした気持ちになってもらいたいと考えています。イラストを細かく組み合わせてその世界を作っていきます。そうすると時間はかかりますが、出来上がった時はうれしさひとしおです。

書き損じた時に気軽に新しい便箋を使ってもらえるように、市販の便箋より枚数は少し多め。それぞれには2種類の一筆箋が交互に入っていているので気分で使い分けてくださればと思います。

今回新しく作ったのは水鳥とネコ。構想を考えてから一カ月ぐらいです。

水鳥はフォルムが美しいのでそれを生かそうと思いました。ソリハシセイタカシギ、キアシシギ、シロチドリ、カモメ、コアジサシなどの水鳥と彼らの生息する水辺のイメージから作っています。

ネコは、以前から作ってみたかったんです。動画を見ながらいろいろなポーズを描きだして賑やかでほのぼのした世界になればと思いました。

レターを作る時の主なモチーフは鳥や動物、好きな雑貨や食べ物、旅先だったり。自然モチーフが多いのは時々バードウォッチングをしながら山や海や公園で長時間過ごすことが影響しているかもしれません。
ぽち袋封筒
今回新たに一筆箋の入る封筒を作りました。定型サイズの縦型で、B5三つ折りが入り、ぽち袋にもなれば出番も増えそうです。

このサイズに決まるまで何度も作成してはやり直しました。せっかく作るのだしぽち袋にもしたいのなら和紙がいいと思い、奉書紙で作りました。

封筒の表面が全て絵柄になっていたら気持ちが上がりませんか? 私はその世界観がとても好きです。郵送する場合はラベルを貼って使います。
鳥のメッセージカード
すみません、また鳥が登場しています。

短い文章を伝えたい時に使えるようにと、好きな鳥たちのイラストの入ったメッセージカードです。

カードは送る以外にも机の上に置いて飾ったりメモ代わりにしたり。たくさん使ってもらえるように10枚入りで、こちらも楽しんでもらいたくてそれぞれ2種類の柄が入っています。
「手紙」について思うこと
私にとって手紙とは。

はじめましてのご挨拶、知人へ何かを送る時に添える手紙として、時には謝りの内容だったりします。仕事柄、頻度としては使っている方だと思います。

文章はあまり長いものは書かないので、それで一筆箋がほどよくて好きなのかもしれません。

メールではなかなか伝わらない書いている時の心の状態が文字に出るのが面白いと思っています。
profile
北村ハルコさん
兵庫県西宮市在住。フリーイラストレーター。散歩と称してはバードウォッチングに出掛け、旅に出るとその土地の食べ物を再現するのが趣味。中国語を勉強中。最近では描きためたスケッチとイラストをZINEにするのがライフワークになりつつあります。
https://kitamuraharuko.jimdo.com/
このレターセットはここで買えます。
大阪、北堀江のアートショップ&ギャラリー
『ART HOUSE』
〒550-0014 大阪市西区北堀江1-12-16
TEL:06-4390-5151
OPEN:11:00-19:30 定休日:火・水曜日
http://www.art-house.info/

■関西のクリエイターが綴る手紙コラム『手紙の小箱』 記事一覧




@kansaiwoman


■ご利用ガイド




HOME