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■関西のウェディング業界で輝く女性たち


加藤 理絵さん(​ウェディングプランナー)


 
img加藤理絵さん​:ウェディングプランナー
大学時代より神戸・大阪のレストランを中心にウエディングのプランニングに携わる。 その後、ハイアットリージェンシー大阪、ウェスティンホテル大阪にてウエディングプランナーとして勤務。延べ800組の結婚式を担当。

現在、フリーランスウエディングプランナー、転職サポーター、ウエディングプランナー養成スクール講師、ブライダル業界のコンサルティングなど幅広く活動中。
※加藤理絵オフィシャルサイト http://katourie.com

     
関西で輝くウェディングウーマン訪問第1弾は、フリーランスウェディングプランナーを軸としながら、ウエディングプランナー養成スクール講師、ブライダル企業のコンサルティングなど業界で幅広く活動されている加藤理絵さん。

ブライダル業界に入って今年で約15年。ブライダル業界で働くきっかけとなった意外な理由や、カップルやウェディングチームへの熱い想いなどのお話を伺いました。
この業界に入ったきっかけは何ですか?
img 実は、もともとウェディング業界で働く予定は無かったんです。高校時代は理学療法士を目指す典型的理系女子。進路を決定する際に尊敬する父親の強い意向で、急遽文科系大学へ進学することになって。

大学に進学して・・・でも目標を見失っていて・・・何かを見つけたくて・・・スクール情報誌で色々リサーチして、みつけたのがまだ流行前のブライダル専門学校でした。

当時、結婚願望が強く、結婚自体に興味があり、情報誌で結婚指輪が重なるページを見て、これだ!とひらめいて(笑)

説明会に行くと、「現場直結」「甘くない」という理念に魅力を感じすぐに入学しました。 平日は大学、土日はブライダルの現場で実際にプランナーとして接客していました。 ハードな毎日でしたが、元々負けず嫌いな性格だったこともあり、現場で経験を積み「できることが増えていく自分」を楽しみながら、いつしか仕事が大好きに!

大変な事もたくさんありましたが、続けられたのは純粋に楽しかったから。 お客様の笑顔のお手伝い、ひとつの結婚式をチームで創り上げる喜びにも大きなやりがいを感じていました。 現場で会った素晴らしい上司との出会いも大きな人生の転機に。
プランナーになった後、ギャップはありましたか?
正直、全く無かったですね。最初に、ガツンと厳しい部分をみていたので(笑)。その辺りのブレはなかったです。ただ、主役はあくまで新郎新婦さまとゲストだということ。 プランナーは、完全に裏方で、当日を支えてくれているスタッフこそ本来前へ出るべき大切な存在なんだと実感しました。
現場で心がけていることはありますか?
結婚式を成功させるために「チームワーク」をすごく大切にしています。 新郎新婦さまのサポートだけでなく、司会、カメラマン、衣裳、ヘアメイク、キッチンなど結婚式に関わるスタッフも気持ち良く動けるよう、緊張感ある楽しい現場作りを心がけています。

そのために各分野の業務内容や知識の習得など、常に勉強の毎日です。お互いの理解があったほうがより高いレベルを目指せるし楽しい。皆で幸せになれると思うんです!
現場で困った事や難しいと感じることはありましたか?
若い頃は、お客様との距離感に悩みましたが、今は経験も積んできたので(笑)。でも実は毎回緊張しまくっています(笑)。一組一組の結婚式が大切だからこそ、最後まで気を抜けなくて。これは、この先何年業界にいても変わらないと思います。
現場での嬉しいエピソードはありますか?
チームメンバーから、加藤さん担当の現場って緊張するけどめっちゃ楽しい!と言っていただけること。一番の褒め言葉です。

私が求めるクオリティは一般的なものより高いかもしれない。けれど、同時に、現場に関わるメンバーたちが自由に動ける環境を作るフォローも。新郎新婦さまの笑顔を見られるのってプランナーだけじゃないと思っていて、周りのスタッフにも絶対見て欲しいし、その醍醐味を味わって欲しい!だからこそ、自分がいるんだ!とまた頑張れるんです。

新郎新婦さまに、カメラマンや司会者、音響スタッフのキャラクターまでお話します。「今日フォトを担当する○○さんって、○○な所があってステキなんですよ〜!」「今日音響を担当する○○さんって、クールに見えて実は結構おちゃめだったりするんですよ(笑)」って。

ブライダルの現場を支えているのは、私だけじゃない、むしろ、私の「後ろ」にいると見える人たちが本来前に出る人。そういう感謝や尊敬の気持ちが根底にあります。 私は幸せをつなぐ役目でありたいんです。
プランナーになって約15年、業界自体に変化はありましたか?
めっちゃ変わりました!(笑)ブームでいうと、ホテル、レストラン、ゲストハウス。多種多様に移り変わった今、これからどうなっていくのだろう。。。と正直読めない部分も。

でも、私がおすすめしたいのは、結婚式の「本質」を知って結婚式を挙げること。 例えば、神前挙式をする人でも神様の事を知らない方が多い。だからこそ、そこをちゃんと理解して貰う事で、結婚式の意味や臨み方ってかなり変わってくるはず! そうすると、きっと日々の感謝にも繋がって行くと思うんです。
フリーのプランナーの良いところは?
おふたりはもちろんご親族さまやゲストの方までのスケジュールをすべて把握し、丸1日を側で支える専属秘書の役目も担います!また、希望にとことん向き合って、おふたりにあったベストチームを創れるところです。

 「困っているお二人をとことん助けてあげたい!」会場のプランナーでは難しかった駆け込み寺になりたいとも思っています。全てではありませんが、会社に属していると、どうしても卓上業務が多く、販売しないといけない商品や縛りも。。。

でも、実は私、ホテルマン時代からお二人寄りの存在だったんです。 フラワーショップや写真室に行って担当カップルの事を伝えたり、コミュニケーションを取りながら準備を手伝っていたり、デスクにはあまりいなかったと思います。

雑談の中からたくさんのアイデアが浮かぶことも。お客様に対しても無駄なものは無駄です!って言っていましたし。。。勤務先の中でも異端児だったと思います(笑)

今まで培ったノウハウを全て注いであげられる点もフリーだからこそのメリットですね。一からにコンセプトカラーやウエディングテーマを決めて一緒に創りあげていきます。

小さな小物にもこだわって!打ち合わせがめっちゃ楽しい!そういっていただける事も多く、こちらも幸せな気持ちをいただいています。一生に一度の大イベントだからこそ、長い準備期間だからこそ、当日めいっぱい楽しんで貰えるようサポートしています。
これからの展望はありますか?
 これからもフリーのプランナーとしてしっかりやっていきたいし、現場は絶対離れたくないと思っています。 そして、人を育てたい!おふたりのために「本質がわかる人」「仲間と共に頑張れる人」を育成していきたいです。

自分の背中を見て下がしっかり育っていく、そんな良い環境を作りたくて。 ウェディング=チームなんだと、スタッフにもお客様にも感じて貰えるように、これからも活動していきたいです。
ブライダル業界でキャリアアップしたい方や、
これからプランナーを目指される方へメッセージを!
ブライダルという部分だけに捕われず、「何が自分にできるのか」をみつけること。 教えて貰った以上の事を次にやってみよう!この積み重ねがとても大切だと思っています。

それは、新郎新婦さまに対してだけでなく、結婚式に関わる全てのスタッフに向けても。常に周りの人を想うことで、感謝の心をもつことで、確実に経験と実績という形として表われてくると信じています。

失敗を恐れず、どんどん挑戦することも大切。 自分のスペシャルな部分に気付いてあげることがキャリアアップへの近道だと思います。
加藤さん、ありがとうございました。
 
10代から有名ホテルやレストランでウェディングプランナーとしてバリバリ活動されてきた加藤さん。お話を伺いながら、熱い想いと強い志が伝わり、こちらも胸が熱くなりました。

関西でも人気上昇中のフリーランスウェディングプランナーという仕事。フリーのプランナーである前に、ひとりの「人」として何ができるのか、大切な部分を改めて考えるきっかけをいただきました。

結婚式を通じ、カップルだけでなく関係スタッフも幸せになれるような環境作りを目指す加藤さん。取材中、ずっとステキな笑顔で語ってくださったのが印象的でした。本当にありがとうございました。
取材レポーター:まえだ 真悠子
ブライダルスタイリスト
カラーリスト
ウェディングプロデューサー
Te'al Bleu(ティール・ブルー) 代表
Blog:http://ameblo.jp/tealbleu/
PROページ
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撮影協力場所
River Suite OSAKA(リバースイート大阪)
梅田からわずか5分のウォーターフロント空間計算された美のフレンチと四季折々のパノラマビューが特別な時間を彩ってくれる人気のレストラン


 

 

 

 

 

 

 

 
 

 
 


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