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■海外暮らしの関西ウーマン(台湾)
台湾の文創に魅了され…
台湾の文創に魅了され…
大家好!(みなさま、こんにちは!)はじめまして。この度素敵なご縁があり、海外で生活する関西人女性としてコラムを担当することになりました、竹内裕美子です。
今私は、台湾の古都と呼ばれる都市、台南に住んでいます。最近様々なメディアでも注目されている台湾南部。まちを少し歩けばお寺にたどり着く…そんなところが私の地元、京都と似ていて安心感があります。台湾、その中でも特に台南は、私の第二の故郷のように大切な場所です。
今私は、台湾の古都と呼ばれる都市、台南に住んでいます。最近様々なメディアでも注目されている台湾南部。まちを少し歩けばお寺にたどり着く…そんなところが私の地元、京都と似ていて安心感があります。台湾、その中でも特に台南は、私の第二の故郷のように大切な場所です。
私の感じた台湾
昨今日本ではタピオカブームをはじめとして、様々な方面から台湾がクローズアップされており、10年ほど前からは想像がつかないほど、多くの方が台湾に興味をもつ時代となりました。
また哈台族(台湾ファン)の皆さんがSNSなどを通じて、気軽に「自分の好きな台湾」を発信できる時代となり、昔よりも手軽に「台湾の今」を知ることができるようになりました。
そんな中で、私も日本の方々に「私の好きな台湾」を知っていただき、自分のできる範囲で台湾と日本を繋ぎたいと思うようになりました。
今回コラム執筆のお話をいただいた際、台湾の生活、旅行、グルメといった話題でもよかったのですが、「それじゃない、もっと伝えたいことがある」と思いました。
前述の分野は、すでに様々なメディアを通じ、詳しく発信されています。私は私にしか伝えられないことを発信していこう!と心に決め、たどり着いた答えが、自分が知っている台湾の中でも思い入れが深い「文創(文化創造)」、そしてその分野に携わる「人」について発信するというものでした。
また哈台族(台湾ファン)の皆さんがSNSなどを通じて、気軽に「自分の好きな台湾」を発信できる時代となり、昔よりも手軽に「台湾の今」を知ることができるようになりました。
そんな中で、私も日本の方々に「私の好きな台湾」を知っていただき、自分のできる範囲で台湾と日本を繋ぎたいと思うようになりました。
今回コラム執筆のお話をいただいた際、台湾の生活、旅行、グルメといった話題でもよかったのですが、「それじゃない、もっと伝えたいことがある」と思いました。
前述の分野は、すでに様々なメディアを通じ、詳しく発信されています。私は私にしか伝えられないことを発信していこう!と心に決め、たどり着いた答えが、自分が知っている台湾の中でも思い入れが深い「文創(文化創造)」、そしてその分野に携わる「人」について発信するというものでした。
文創について
「文創」とは、「文化を創造する」という意味で、近年台湾では様々な分野でこの言葉が用いられています。大意としては、「古き良きものを残すだけでなく、それらを生かして新しい文化を生み出すこと」と言えます。
例を挙げると、歴史的建造物をリノベーションして文化施設やレストラン、カフェ、宿泊施設などの施設として新たに利用できるようにしたり、古いデザインを基に新たな商品を開発したり、伝統的なイベントに現代の要素を取り入れたり等、「文創」は様々な分野で、有形・無形を問わずに発信されています。
例を挙げると、歴史的建造物をリノベーションして文化施設やレストラン、カフェ、宿泊施設などの施設として新たに利用できるようにしたり、古いデザインを基に新たな商品を開発したり、伝統的なイベントに現代の要素を取り入れたり等、「文創」は様々な分野で、有形・無形を問わずに発信されています。
文創との出会い
私と台湾の「文創」の出会いは2012年冬、台北留学時代のこと。語学力向上のため現地人との交流を持つべく、様々な場所へ足を運んでいました。その一つが、文創市集と呼ばれるマーケットでした。
ある週末、師大夜市近辺を散策中にマーケットを見つけました。そこには小さく可愛らしいテント張りのお店が軒を連ねていました。そして各ブースにはクリエイターの個性溢れる作品が所狭しと並べられていました。
最初はただ、様々な分野のものづくりに関心があり、それらに携わるクリエイターと交流したいという気持ちから、週末になると西門や華山など、台北各地の文創市集に足を運ぶようになりました。
その後クリエイター方との交流していく中で、どのような分野であれ、彼らが生み出す作品には共通した魅力があると感じ始めました。
それは「機能性」、「可愛さ」「おしゃれさ」、「カッコよさ」等の可視化された特徴だけではありません。作品に対する「こだわり」、そしてクリエイター自身の「物語」こそが、彼らの作品に更なる深みと魅力を加えていると感じました。
それらの魅力は彼らとの対話を通して、初めて触れることができる部分が多いからこそ、隠れた魅力ということが残念でなりませんでした。
その「惜しい」と感じる気持ちを発端として、台湾のクリエイター方の魅力を文字にして伝えることができれば、と思うようになりました。そうすることで、日本の方々に彼らの魅力に触れ、台湾の文創というシーンに興味を持っていただければと思っています。
今後は、様々な分野で活躍されているクリエイター方の活動を紹介し、台湾のみならず日本での彼らの発展を応援するような紹介コラムを書ければ、と考えています。彼/彼女たち自身が作品や制作に対して抱く想いやこだわり、そして彼/彼女たちの台湾での生活や夢などについての取材内容を、この場を通じて皆さんにお届けします。
次回は、台湾の猫漫画作家、咪仔(ミーザイ)さんを取材します。
ある週末、師大夜市近辺を散策中にマーケットを見つけました。そこには小さく可愛らしいテント張りのお店が軒を連ねていました。そして各ブースにはクリエイターの個性溢れる作品が所狭しと並べられていました。
最初はただ、様々な分野のものづくりに関心があり、それらに携わるクリエイターと交流したいという気持ちから、週末になると西門や華山など、台北各地の文創市集に足を運ぶようになりました。
その後クリエイター方との交流していく中で、どのような分野であれ、彼らが生み出す作品には共通した魅力があると感じ始めました。
それは「機能性」、「可愛さ」「おしゃれさ」、「カッコよさ」等の可視化された特徴だけではありません。作品に対する「こだわり」、そしてクリエイター自身の「物語」こそが、彼らの作品に更なる深みと魅力を加えていると感じました。
それらの魅力は彼らとの対話を通して、初めて触れることができる部分が多いからこそ、隠れた魅力ということが残念でなりませんでした。
その「惜しい」と感じる気持ちを発端として、台湾のクリエイター方の魅力を文字にして伝えることができれば、と思うようになりました。そうすることで、日本の方々に彼らの魅力に触れ、台湾の文創というシーンに興味を持っていただければと思っています。
今後は、様々な分野で活躍されているクリエイター方の活動を紹介し、台湾のみならず日本での彼らの発展を応援するような紹介コラムを書ければ、と考えています。彼/彼女たち自身が作品や制作に対して抱く想いやこだわり、そして彼/彼女たちの台湾での生活や夢などについての取材内容を、この場を通じて皆さんにお届けします。
次回は、台湾の猫漫画作家、咪仔(ミーザイ)さんを取材します。
竹内裕美子
ワーキングホリデーで台南に滞在中。現地で中日翻訳及び通訳、日本語教育などに携わる。台湾のカルチャークリエイティブシーンに興味を持ち、クリエイターのサポート及び情報発信を続けている。
Facebook:yumiko.takeuchi.555
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大家好!(皆さんこんにちは)台南に暮らす竹内裕美子です