岩合光昭の世界ネコさがし(岩合光昭)
ネコさがしが楽しい! 岩合光昭の世界ネコさがし
岩合光昭(著) 私がパーソナリティを担当している大阪府箕面市のコミュニティFMみのおエフエムの「デイライトタッキー」。その中の「図書館だより」では週に一度、箕面市立図書館の司書さんが選んだ本をご紹介しています。
今回ご紹介するのは、岩合光昭さんの『岩合光昭の世界ネコさがし』。 動物写真家 岩合光昭さんが、世界中のネコを探した一冊です。 アメリカ、キューバ、チリ、ペルー、フランス、ベルギー、チェコ、クロアチア、ブルガリア、イギリス、スコットランド、イタリア、ギリシャ、マルタ、ポルトガル、オランダ、ノルウェー、スペイン、トルコ、タンザニア、モロッコ、アラブ首長国連邦、スリランカ、インドネシア、香港、シンガポール、日本(京都、山梨、青森、徳島)、 以上27カ国。 寒い国もあれば、暑い国もある、街並み、空の色、人々の装いもそれぞれ違います。 それなのに、ネコって意外と違いがないのです。 毛の長短、毛質は少し違っても、犬のように体の大きさや顔だち、耳の形が大きく違うことがない。 面白いですねぇ。 さて、A4サイズ見開き一枚の写真のどこかにネコがいるはずなのですが、どうしても見つけられないページが数枚。 『ウォーリーをさがせ!』も苦手な私。 「うーん、どこにいるのか全然わからへん!!」 ギブアップして夫に 「この写真のどこにネコがいる?もしかして写ってないのと違う?」 と見せたところ、 「それ、本気で言ってるの?」 ひょいと指差されたところを見ると、 「ああああっ!こんな大きく写っているのに、なぜ気がつかなかったんだろう!くやしー!!」 でも、楽しい。 岩合さんはその逆に、何を見てもネコに見えちゃうんですって。 ある国で、ベランダにネコ耳を発見したとおもったら、こうもり傘だった……なんてエピソードが書かれた「あとがき」も楽しい。 ネコ好きさんにはたまらない一冊。 ネコ好きでなくても、世界の風景写真集としても楽しめますよ。 ところで、岩合光昭さんのネコの写真って、よくぞこんな瞬間が撮れるなぁと感心することが多いのですが、この写真集の表紙、および1枚目に映りこんだ岩合さんを拝見すると、 カメラではなく、ビデオで撮っておられるんですね。 つまり動画から写真を手にいれておられる。 みのおエフエムの番組「デイライトタッキー」内のコーナー「カメラとお散歩」の8月のテーマだ!もし良かったらご参照ください。⇒タッキーブログ「動画から写真を手にいれる@カメラとお散歩」 池田 千波留
パーソナリティ・ライター コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。 BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」 ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HP/Amazon
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