いつも心に太陽を
キャリアアップ 2015-09-16
余白を作ろう |
8月の5日に二人目の子供を出産した。
私の通っているマタニティクリニックは入院中は
出産祝い御膳の豪華な和食やフレンチなどの、
毎日バラエティに富んだホテルの食事のような3食の食事、3時のおやつ、
深夜の夜食となんとエステまでついている。
海外に住んでいる日本人やアメリカ人の友人にこの話をすると
皆カルチャーショックを受ける。
アルテミスの講師から、アメリカやイギリスでは、
出産の際入院期間が日本よりずっと短いと聞くので
日本で出産できてラッキーだったなと思っている。
今回は二度目の入院なので、
旅慣れした人が南ヨーロッパにバケーションでも行くかのように
入院用のバックに沢山の本や画材をつめた。
2歳児の男の子の育児をする母親にとって、6日間の一人りの静かな時間を過ごせる入院は、
たとえお腹を切られる出産であろうとも、私に取ってはバケーションのように思えたのだ。
出産後の入院生活は、
飛行場の待ち合いで自分の載るフライトを待っている感覚に似ている。
お腹から出て来た赤ちゃんと、
新たなる人生の旅へ飛び立つ前の、静かで現実離れした準備期間の6日間。
退院の前日にお世話になった助産師さんに、
「頑張らない事を頑張って下さいね」といわれた。
面白い言い方だなと思いながら
私は「ありがとうございますそうします」と答えた。
退院後私はこの頑張らない事を頑張る事を実践している。
100%ではなくて、60%くらいにしておこう。
あとの40%は余白にしておこう。
夫にもこの話をして、60%頑張ろう!は
今の忙しい新しい生活の中でストレスをためないための2人の合い言葉になっている。
一人が頑張りすぎそうになったとき、覚えてる?60%ともう一人が言うのである。
今の状況で60%は何処までやる事だろうか?
といったんその状況で立ち止まって考え、自分の頑張り過ぎを防ぐのである。
10年前アメリカに住み始めた頃、
住んでいたアパートメント大家さんのナンシーに誘われ、
家の改装の仕事を数ヶ月手伝っていた。
ナンシーは私に家の窓のスクリーンを洗ってと頼むとときにこういった。
「100%完璧にきれいに洗わないでいいからね、60%くらいで洗って。」
アメリカに来たての私はこの60パーセントでと言われて、
そんな言葉を完璧を要求される日本でいわれた事なかったので、
ホースとソープの着いたスポンジを持ったまま
駐車場に置かれたスクリーンの前にして私は数分固まってしまった。
なんとかもうすこし頑張れば奇麗に出来るところを
40%手を抜きつつ60%さっと洗ってナンシーに見せると、
「うん。これでいいわ」と気に入ってくれた。
次は草抜き、つぎはペンキ塗り、庭作り、など次から次へと、
ペンキや土ほこりなどで真っ黒になりながら一緒に仕事をして
数週間で家は見違えるように奇麗にお洒落に変身してすぐ借手が見つかった。
60%きれいなスクリーンも全体で見ると全く気にならない。
60パーセントでという言葉はつまり、時は金なり。
やる事は沢山あるんだから一つに集中しすぎないで、全体的に仕事をしごとをかたずけていこう!
後でまた気になるところは修復も可能だからそれはそのときするとして、
まずは全体的に仕上げるバランスが大切ということなのだろう。
『余白がないと本人も見る人が息出来なくなるから、余白は沢山作らんとあかん。
また人生でも同じ事が言える。
余白は風が通る窓や、風を通さないと空気が淀んで息が詰まって息出来へんねん。』
と仙人のような事をいつも言っていたのは、
私が小学生の頃に習っていた水彩画の画家のおじいさん先生。
当時の小学生の私には理解不可能な難解な言葉であったが、今は理解出来る。
私が頑張りすぎると自分も家族も、
私の余裕のないイライラのストレスの波動で息出来なくなるのだ。
息が詰まると喧嘩をしたり、ヒステリックに周りに当たったり、
一人で抱えすぎて体のバランスを壊して病気になる。
自分と家族のために、60%の仕事をして頑張りすぎず、
40%は余白を置いておこうという作戦だ。
例えば先日、健康志向の夫がドレッシングを市販のものではなく、
ハーブやガーリックオリーブオイルとビネガーなので手作りしてはどうだろうか?と言って来た。
子供が産まれる前はハーブを植えてドレッシングは手作りしていたが、
新生児と2歳児がいる今の私には酢を買いにいく事も大変。
ハーブは近所のスーパーに売ってないのでバスに乗って買いにいかなければいけない。
「今60%だからドレッシング作りまでできません。
三食の食事が食べられると言う事で今は大満足してもらわないと」
と、冗談を交えながら言い返した。
なんとすっきりした気分だろう。
前の自分なら、イライラして顔を引きつらせながら作っていたと思う。
そして空いた余白の時間に息子と目的なく散歩をした。
特になんでも100%周りの期待に応えようと頑張りすぎてしまう人は、
60%を意識して少しの間でも生活してみてはいかがだろうか。
私は数ヶ月はこの60%で、
ぼちぼちの無理をしないペースで新しい生活に慣れていこうと思っている。
この『Take it easy。ぼちぼちいこや!』とゆっくり進む生活、
やってみるとなかなか面白く、すっきりする試みなのである。
私の通っているマタニティクリニックは入院中は
出産祝い御膳の豪華な和食やフレンチなどの、
毎日バラエティに富んだホテルの食事のような3食の食事、3時のおやつ、
深夜の夜食となんとエステまでついている。
海外に住んでいる日本人やアメリカ人の友人にこの話をすると
皆カルチャーショックを受ける。
アルテミスの講師から、アメリカやイギリスでは、
出産の際入院期間が日本よりずっと短いと聞くので
日本で出産できてラッキーだったなと思っている。
今回は二度目の入院なので、
旅慣れした人が南ヨーロッパにバケーションでも行くかのように
入院用のバックに沢山の本や画材をつめた。
2歳児の男の子の育児をする母親にとって、6日間の一人りの静かな時間を過ごせる入院は、
たとえお腹を切られる出産であろうとも、私に取ってはバケーションのように思えたのだ。
出産後の入院生活は、
飛行場の待ち合いで自分の載るフライトを待っている感覚に似ている。
お腹から出て来た赤ちゃんと、
新たなる人生の旅へ飛び立つ前の、静かで現実離れした準備期間の6日間。
退院の前日にお世話になった助産師さんに、
「頑張らない事を頑張って下さいね」といわれた。
面白い言い方だなと思いながら
私は「ありがとうございますそうします」と答えた。
退院後私はこの頑張らない事を頑張る事を実践している。
100%ではなくて、60%くらいにしておこう。
あとの40%は余白にしておこう。
夫にもこの話をして、60%頑張ろう!は
今の忙しい新しい生活の中でストレスをためないための2人の合い言葉になっている。
一人が頑張りすぎそうになったとき、覚えてる?60%ともう一人が言うのである。
今の状況で60%は何処までやる事だろうか?
といったんその状況で立ち止まって考え、自分の頑張り過ぎを防ぐのである。
10年前アメリカに住み始めた頃、
住んでいたアパートメント大家さんのナンシーに誘われ、
家の改装の仕事を数ヶ月手伝っていた。
ナンシーは私に家の窓のスクリーンを洗ってと頼むとときにこういった。
「100%完璧にきれいに洗わないでいいからね、60%くらいで洗って。」
アメリカに来たての私はこの60パーセントでと言われて、
そんな言葉を完璧を要求される日本でいわれた事なかったので、
ホースとソープの着いたスポンジを持ったまま
駐車場に置かれたスクリーンの前にして私は数分固まってしまった。
なんとかもうすこし頑張れば奇麗に出来るところを
40%手を抜きつつ60%さっと洗ってナンシーに見せると、
「うん。これでいいわ」と気に入ってくれた。
次は草抜き、つぎはペンキ塗り、庭作り、など次から次へと、
ペンキや土ほこりなどで真っ黒になりながら一緒に仕事をして
数週間で家は見違えるように奇麗にお洒落に変身してすぐ借手が見つかった。
60%きれいなスクリーンも全体で見ると全く気にならない。
60パーセントでという言葉はつまり、時は金なり。
やる事は沢山あるんだから一つに集中しすぎないで、全体的に仕事をしごとをかたずけていこう!
後でまた気になるところは修復も可能だからそれはそのときするとして、
まずは全体的に仕上げるバランスが大切ということなのだろう。
『余白がないと本人も見る人が息出来なくなるから、余白は沢山作らんとあかん。
また人生でも同じ事が言える。
余白は風が通る窓や、風を通さないと空気が淀んで息が詰まって息出来へんねん。』
と仙人のような事をいつも言っていたのは、
私が小学生の頃に習っていた水彩画の画家のおじいさん先生。
当時の小学生の私には理解不可能な難解な言葉であったが、今は理解出来る。
私が頑張りすぎると自分も家族も、
私の余裕のないイライラのストレスの波動で息出来なくなるのだ。
息が詰まると喧嘩をしたり、ヒステリックに周りに当たったり、
一人で抱えすぎて体のバランスを壊して病気になる。
自分と家族のために、60%の仕事をして頑張りすぎず、
40%は余白を置いておこうという作戦だ。
例えば先日、健康志向の夫がドレッシングを市販のものではなく、
ハーブやガーリックオリーブオイルとビネガーなので手作りしてはどうだろうか?と言って来た。
子供が産まれる前はハーブを植えてドレッシングは手作りしていたが、
新生児と2歳児がいる今の私には酢を買いにいく事も大変。
ハーブは近所のスーパーに売ってないのでバスに乗って買いにいかなければいけない。
「今60%だからドレッシング作りまでできません。
三食の食事が食べられると言う事で今は大満足してもらわないと」
と、冗談を交えながら言い返した。
なんとすっきりした気分だろう。
前の自分なら、イライラして顔を引きつらせながら作っていたと思う。
そして空いた余白の時間に息子と目的なく散歩をした。
特になんでも100%周りの期待に応えようと頑張りすぎてしまう人は、
60%を意識して少しの間でも生活してみてはいかがだろうか。
私は数ヶ月はこの60%で、
ぼちぼちの無理をしないペースで新しい生活に慣れていこうと思っている。
この『Take it easy。ぼちぼちいこや!』とゆっくり進む生活、
やってみるとなかなか面白く、すっきりする試みなのである。
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