関西で働く女性のライフスタイルマガジン［関西ウーマン］

どうしてもこの人と気が合わないと感じることはありませんか？

先日の相談者、会社で上手くいかない人がいるとの事でした。
理由はないけれどどうしても相性が合わないと互いに感じるのだとか。

昨日まで普通に話をしていたのに、
ある日突然手のひらを返したような態度を取られることも。

いずれにしても途端に気分が憂鬱になって、
つい仕事へ向かう足取りも重くなったりします。
そういう相談は、実によくある事なのです。

そんな時、私はつぶやくおまじないの言葉があります。

「人は憎しみ続ける程強くなく、哀しみ続ける程弱くない」

私の事、嫌われているのかも
そう感じたとたん、気弱になったり、卑屈な気持ちになってしまいますよね。

そういう時、相手はどんな気持ちでいるのでしょう。
人を嫌うって案外エネルギーがいるし、必要以上に疲れてしまうのです。

人と人の想いをやり取りするときは「鏡の原理」が働きます。
マイナスオーラを出してしまうと、そのままそれはそっくり自分に返ってくるものです。

人は基本、誰でも自然と良くなりたい、幸せになりたいと願っています。
相手の挑発に載せられて、
お互いに負のかけ違いを重ねて意固地になっても疲労感が増すだけ。

自分に身に覚えもないことに固執するのは時間の無駄と割り切り、
ビジネスの上で必要なことだけしっかりコミュニケーションをとったら、
それ以上は突き詰めないようにしましょう。

こちらがいつもの通りしておけば、相手がネガティブな感情を持った分、
自分が変わらないと苦しくなるからです。

人はどうしようもない相性があり、
すべての人に好かれることを目的にすると必要以上に疲れてしまいます。

反対にこの人とはなぜか馬が合い、
心を許せるという親友との出会いもあるのですから、
その裏返しだと思えば、これも必要悪。
誰からも好かれる必要はありません。

こうして、自分をいい子からの肩の力を抜く練習をしてみましょう。

「こういうこと、慣れてるし。」と口に出してみて、
それでも心のモヤが晴れない時は、
その原因を書き出して、書いたメモをくしゃくしゃと丸めて、
ポイっとゴミ箱に捨てちゃいましょう。

きっと夏が過ぎ涼しくなってきた頃、新しいあなたと出会っているはずです。