関西ウーマン

ガードナー瑞穂
英会話講師エージェント英会話アルテミス

いつも心に太陽をキャリアアップ 2016-01-20

あなたのゆきたい方向に自分を導いて

この季節になると毎年思い出すのが
20代の初めに友人がウィンタースポーツ嫌いの私を
スノーボードの旅を連れて行ってくれた思い出です。

私はその旅以降スノーボードはしていませんが、
ウィンタースポーツの食わず嫌いを打ち破って
スノーボードに挑戦してみて良かったなと思える忘れられない良い体験をしました。

それは崖に落ちかけた事です。

当時スノーボード初心者の私はボードにのって
恐る恐る山をずり落ちるように滑っていると、
崖が視界に入りました。

崖のある方には行っていけない、
絶対に行きたくないと思えば思うほどに、
崖を見れば見るほどに
まっすぐに猛スピードで崖に直進してゆくのです。

もう自分ではどうにも停められなくなり、
崖に落ちてしまうというところで
友人が私を止めてくれました。

そこで友人が私にこう言いました。

「崖が怖いから崖の方をみてしまうねんな、でも崖をみたらあかんねん。
崖をみたら頭がそっちに向いてしまうやろ、頭の向いた方に足の先が向くねん。
足の先が向いた方に体が進んでゆくから行きたくない崖の方に体が進んでしまうねん。
だから、行きたくない方はみたらあかんねん。行きたい方向を見なあかん。
そしたらそっちの方向に自然と体が進めるから」

人は恐れた心配した方向に落ちてゆく。そしてこう思うのです。
「こうなると感じていた」と。

しかしそうではなく、
恐れを持たず行きたい方向のみに集中していればそこにゆけるのです。
私は毎年この季節になるとこの崖に落ちかけ事件のことを思い出し、

『心配ごとで心を曇らせてたら心配どうりに崖に落ちるだけや。
あかんあかん、見たらあかん。
やりたいこと行きたい方を見つめて、自分のエネルギーそっちに使おう』
と、もやもやした気持ちを前向きにリセットするのです。

今年のお正月は家族でスターウォーズのDVDを６シリーズを観て過ごしていました。
私は今までスターウォーズをただのSF映画と思っていたのですが、
もう一度じっくり観直してみると、現代人の人生のバイブルになりそうな人生哲学と
スピリチアルな要素もぎっしり詰まった素晴らしいお話だなと感心しました。

映画の中で特に私の心に響いた言葉はヨーダの言ったこの言葉でした。

『Fear is the path to the dark side.
Fear leads to anger.
Anger leads to hate.
Hate leads to suffering.』

恐れはダークサイドへと繋がる道だ。
恐れは怒りへ、怒りは憎しみへ、憎しみは苦痛へと導くのだ。
恐れが心にあると、それが怒りへと感情が変化し、
憎しみが生まれ、憎しみを抱くことで生きてゆく事が苦痛になってゆく。

この悪循環の感情の法則は、
私たちの生活の中で
仕事や人間関係で様々なシーンで
ストレスや苦痛を感じている人に当てはめる事が出来ると思います。
どうしたらこの苦痛の穴に落ちる悪順を止める事が出来るのでしょうか？

それは自分のゆきたい方向を想像して
そちらの方向にだけ意識を集中する事です。
大きな船の舵を取るように。

すると自然に目の動きに顔が動き、足先が向き
からだが自然に前に押し出されてゆくのです。

今年の申年のサルは火のサルなのだそうで、
夢やアイデアを形に現実化出来るエネルギーの満ちた１年です。

崖を見ずに、あなたが進みたい光に満ちたゲレンデをまっすぐに見つめて
素晴らしい１年にしましょう。