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■関西ステキ女子インタビュー


松本 典子さん (ヨガインストラクター)

「どこでもヨガ」のフリーヨガインストラクター 松本典子さん。いろんな方々とのトークイベント「まつこのへや」や自分を知るお稽古「ときめきワークショップ」など、たくさんのイベントを主催されている松本さんにインタビューしました。

松本 典子さん
ヨガインストラクター

現在、ホットヨガスタジオと隔週第1.3日曜日に中崎町パラディテレステ3階でヨガレッスン開講中。 大阪府堺市出身、大阪市在住

「松本典子のどこでもヨガ」
「ときめきワークショップ」
「まつこのへや」
Blog:http://ameblo.jp/nya8nya5/
Facebook:noriko.matsumoto.524
たくさんのイベント主催など活動されていますが、主に何をされていますか?
主にはヨガのインストラクターです。他に「まつこのへや」というトークショーなど、色々させてもらっています。また、専門学校で簿記の講師も少ししています。
本当にいろんな事をされていますね。ヨガはどのような経由で初められたのですか?
元々バレエをしていたので、ヨガのようなゆっくりとした動きは、私の中では「運動」として認めていませんでした。でも簿記の講師をしている頃、体調の不調もあって習い始めてみたのがヨガだったことが始まりです。
習う側から教える先生になろうと思ったきっかけはなんですか?
その頃ちょうど、違うお仕事をしてみたいと思っていて、なにかを教えることも身についていましたから、ヨガのインストラクターというお仕事に目をむけました。なので、はじめからインストラクターになろうと思ってヨガを習い始めたんです。
ヨガのインストラクターの資格に公認会計士の資格。典子さんにとって資格とは?
資格を取得することと、取得した内容を人に教えることは違います。ヨガのインストラクターの資格も、それに向かって勉強する傍ら、資格はなくてもヨガを教える・伝える機会を自分でを作っていました。

ただ、やはり資格は無いよりあったほうがいいですね。教える側になって感じたことは、少し苦手だったりつまずいたりした経験があることのほうが、上手に伝えたり、教える事ができるということ。

つまずいたところや、苦手な理由がわかるからこそ、相手を理解して注意もできます。逆に言うと、自分が得意なことは、相手にうまく伝えたり教えたり出来ないと思うんです。だから、ヨガなら教える事が出来ると思ったんです。
え!ヨガも苦手だったのですか?
ええ。もともと運動が嫌いなんです。嫌いだからこそ、身体を動かすことが嫌いな人の気持ちがわかるんです。
なるほど!それが「教える」や「伝える」に変わるんですね。今のワークスタイルは理想のスタイルですか?
私の中での働き方の理想像というのが、自営業をしている父だったので、決まった時間での勤務スタイルが初めから想像になかったんです。だから、資格を取ってどこかで働く形になったとしても、いずれは自分で独立して動きたい希望はありましたね。
だからこそ、多くの人脈を持っていらっしゃるのですね。
逆に言えば、人と関わる事が唯一、私のできる事なんです。できることって経験値だと思っています。何に対して1番時間を費やしていたか。それに対してどれだけ興味を持って取り組んでいるか。だと思うんです。

私が1番時間を費やしてきたのは演劇。演劇は中学の頃から始めて、最初に意思を持ってやり初めたことでした。そこでは、例えばトーンの変化によって変わる話し方や伝え方の違いや、大切さ、また、一人だけでは出来ないこともある、といったことを多くを学びました。それを今、実際の人との繋がりに活かせていると思っています。
「伝える」ことは典子さんにとって、すごく大きいことなんですね。
私が伝えようとしていることは、きちんと周りに伝わらない、と早くから実感していたので、「伝える」ことは重要視してきました。私自身、「他の人と同じ事はできない」と思っているので、チームワークに重点を置くような場に私はいれない、と思っています。だからこそ、人と繋がるためには、常に「手伝いやすい人」でいたいんです。
「手伝いやすい人」ですか?
ええ。出来ないことは素直に誰かに頼ったり、私が出来ることなら、気軽に頼まれるような人になりたいんです。そうなるためには、出来ることと出来ない事をはっきり言えることが大切。実際、すごく仲の良い弟は頼りにしているんです。お互い違うタイプだから補いあえるのでしょうね(笑)
憧れや目標とされている方はおられますか?
80歳代で現役でレッスンされている、ヨガのインストラクターの方がおられるのですが、「今を考える」と仰るんです。食べ物の話が大半なんですが(笑)ただ、「今だけを考える」ってものすごく大切なことだと思うんです。

ヨガにおいて、何に対しても「〇〇しすぎない」という「執着しない」ことはものすごく重要で、過去にしても終わったことを気にしない。また、将来においても、先を考えすぎない。そうすることで、今必要な選択肢が自ずから選べて進める。「今を考える」ことはものすごく大切なことだと、その方を見て感じました。

先を考えることは「恐れ」から始まると思うんです。ただ、時期が決まっているテストなどは別ですが、1つに対して価値観を1つ進めることって、実はとても危ないことだと思います。
いろんな方が集まり、価値観を共有する機会ともなる「まつこのへや」は、私自身すごく勉強になりました。
「まつこのへや」は、私が「この人とお話してみたい」から始まり、その方とテーマを決めてお話するスタイルなんですが、知らない間に2年と少しが経ちました。今では、関西だけでなく遠方から脚を運んで来てくださる方も。出会いに感謝です。
長い間続けておられるのですね。その中でも1番熱く語ったのはどんな回だったのですか?
私自身ヨガを勧めてめていながらも、ヨガの根本となるイスラム教にはなんだかなじめないでいたんです。その一方で仏教に興味を持ち、仏教関連の本を読む中で、「釈 徹宗さん」という方のファンになったんです。釈さんは、大阪で大学講師もされていたので、講演会に行かせていただいたりしてる中、あるきっかけでお会いすることができ、「まつこのへや」に出演して下さったんです。あのときは鼻血がでるほど嬉しかったです(笑)
繋がりたいという気持ちがあれば、繋がるのかもしれないですね。
ええ。多くの方と繋がってきた中で、自分が持っているのに、それに価値があると思っていない人って、すごい人だと思うんです。だからこの先、若い人にくだらない説教をする大人にはならず、常に聞ける、尋ねられる人でいて、もっと多くの人と関わって行きたいですね。
ステキなお話をたくさんありがとうございました。
 
ブランチヨガ(Cafe みとらさんにて、現在も開催中)でインストラクターをしてくださっていた事から始まり、典子さんの活動の幅の広さには、以前から興味津々。今回の取材は自分の中でとても楽しみでした。演劇をされていたり落語に興味を持たれていたりすることから、典子さんの話し方や表現の仕方に、自然と吸い込まれていました。

多様なジャンルの方々と関わりを持ちながら開催されている多くの活動は、決められた枠の中で行動・活動とは、また別の視点・考えを持つことができる新しいスタイルだと思います。コミュニケーション力を問われる現代社会において、多くの方に(特に女性の方に)知っていただきたい、新しいワークスタイルだと感じました。
img取材レポーター:山部さくら
追手門学院大学 経営学部
大学広報スタッフとして、OB・OG企業訪問などの取材活動をしながら、さまざまな学生団体の活動にも参加。
2013年度/2014年度 箕面勝尾寺 福娘
2013年度 心斎橋筋商店街「心斎橋トップレディ」として活躍

 

 

 


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