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部屋は自分の心を映す鏡でした。( 伊藤勇司 )

部屋にこそ自分を知るヒントがある

部屋は自分の心を映す鏡でした。
伊藤勇司(著)
タイトルに惹かれて読みました。伊藤勇司さんの『部屋は自分の心を映す鏡でした』。

伊藤勇司さんは片付け心理研究家。こうやって片付けましょうね、こういう収納が良いですよ、といった、お片づけ本とはちょっと違うアプローチの内容でした。

この本の形態は、コミックと文章の二本立てで、事例を漫画で紹介し、内容の深掘りを文章で行う形式は、気楽に読めて内容が浸透しやすいです。
第1章 自分の部屋と出会い直そう

第2章 やりたいこと探しに夢中な人の部屋は片付かない!

第3章 やせたいのに痩せられない人の部屋は片付かない!

第4章 理想の相手と出会えないと嘆く人の部屋は片付かない!

第5章 言いたいことが言えない人の部屋は片付かない!

第6章 仕事に自信がない人の部屋は片付かない!

(伊藤勇司『部屋は自分の心を映す鏡でした』目次より引用)
章立てだけ見ても、耳が痛い!

特に第2章、第3章はダイレクトに私のことかと思いましたよ。

それぞれの章で、片付かない理由を心理学的に説明後、実践ワークや片付け実践が紹介されているのが良いです。

そして一番、腑に落ちたのが、タイトル。

この本の漫画に登場する「片付かない女子」が、部屋は片付かないし、いろいろなことにモヤモヤした挙句、「そうだ、自分探しの旅に出れば、何かが変わるかも!」と考えるシーンがあるのです。

その時に、伊藤さんはおっしゃいます。

「自分探しのために旅行なんてしなくて良い。あなたの部屋にこそ自分を知るヒントがありますよ」と。

つまりは『部屋は自分の心を映す鏡でした』なのですね。

具体的に、部屋のどこに自分を知るヒントがあるか?

例えばクロゼットの中、冷蔵庫の中。どんな状態かがその人の心を反映していると。

キャー!!!!
直面するのが怖い!!!!
でも、真理だ。

そして伊藤さんはおっしゃいます。

ただ、片付けるのではなく、大切なのは「捨てる」「磨く」「循環させる」だと。

そして嬉しいことに、お片づけにはまると、自然に痩せる人が多いとのこと。

わかる気がする!

お片づけメソッド本を何冊も読んだけど、ピンとこなかった人にお勧めです。

あ、それは私のことなのですけどね。
部屋は自分の心を映す鏡でした。
伊藤勇司(著)
日本文芸社
なぜ、片づけられないの?どうして捨てられないの?7000人超の汚部屋解決をサポートしてきた片づけ×心理術。 出典:楽天

池田 千波留
パーソナリティ・ライター

コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。
BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」

パーソナリティ千波留の『読書ダイアリー』
ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HPAmazon



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