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小森 利絵
フリーライター えんを描く

おてがみじかん ライフスタイル 2017-12-22
クリスマスの贈り物はお手紙

あと数日でクリスマスですね。今年のクリスマスはどう過ごしますか? どんな贈り物を用意していますか?

私は今年、クリスマスの贈り物として、お手紙を。プレゼントにクリスマスカードを添える人もいるかもしれませんが、お手紙単体を贈り物にしてみました。

そうひらめいたきっかけは以前、娘が描いた絵を封筒に飾り付けたお手紙を送ったところ、その相手から「まるで贈り物のようでした」と言われたことが心に残っているから。

工夫次第で見た目も贈り物みたいに見えます。私が今年つくったのはこちら。
手芸屋さんで見つけたクリスマスモチーフをリボンで結んでいます。つくる中で、「モチーフをフェルトでつくってもいいなあ」「小さいガーランドで飾るのもいいかもしれない」と、アイデアがむくむくと湧いてきます。

宛名面はこんな感じに。
切手は『グリーティング(ライフ・花)』。レースのデザインで上品なあいらしさがあります。シールタイプなので、ビニール封筒にも貼れるので便利です(全面透明封筒は定型外郵便となります)。
中身は“気持ちのプレゼント”。日頃伝えられていない言葉や「ありがとう」と一言だけ伝えている言葉・・・プレゼントに添えるのなら、選んだ理由や気持ち、願い、イメージなど、具体的な言葉にすることで、特別な“気持ちのプレゼント”になります。

たとえば、「ありがとう」。

その一言には、人それぞれ、さまざまな気持ちがこもっているものです。その一言から、想像することもまた人それぞれ、異なります。だからこそ、「具体性」こそが、自分らしさが一番表れるのだと思っています。その「具体性」こそが、贈り物になるんです。

何が「ありがとう」なのか。
その気持ちを持った出来事は? 思い出は?
たくさんある中でも、もっとも印象に残っているものは?
その思い出や出来事を通して、自分は何を感じ、思ったのか?
具体的に書くことで、相手にも「こう思ってくれている」「ちゃんと自分のことを見てくれている」ということが伝わります。

会話の中では「ありがとう」「すごい」「おもしろい」「かわいい」など端的に表現しがちです。実はその中には自分らしい想いや発見があるものなのですが、「おもしろい」「すごい」「かわいい」と言ってしまうと、見えなくなってしまいます。

具体的にすることで、お互いの気持ちが見えてくるのではないでしょうか。

お手紙を書く時間というのは、相手と向き合うとともに、自分とも向き合える時間。クリスマス直前、そんな“おてがみじかん”を過ごしてみませんか?
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター/お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。HP:『えんを描く』

 『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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