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小森 利絵
フリーライター えんを描く

おてがみじかん ライフスタイル 2017-11-24
落ち葉で秋のお手紙づくり

11月中旬から12月中旬にかけて、紅葉の季節を迎えます。今年の紅葉はどんなふうに楽しみますか? 私は日に日に色づいていく木の葉を見ながら、「今年は落ち葉でどんなお手紙をつくろうかな」と考えていました。
足元を見て「あの色がきれい」「形がぎざぎざ、しゅっとしていて渋い」「ポツポツ、虫食いのある感じもいいなあ」と。まるで宝探しをしているような感じです。

ここ最近、私がときめいた葉っぱがこちら。 鳥の羽根のようなもの、虫っぽいもの、お花みたいなもの、てかてかした質感のもの・・・同じ木の葉でもそれぞれ、色も色づき方も形も違う。

こちらはまた別の日に拾って、1日経ったもの。
色合いも、染み具合も、変わってきました。

たとえば、9月に拾った葉っぱ。直後はこんな感じだったのが、
11月にはこんなふうに(上の写真、真ん中の2枚の葉)。深みが増して、渋く、かっこよくなりました。
特に左側の葉っぱ。左に丸いぽちっとしたものがついていますが、拾った当初は目立っておらず、日が経つことに浮き出てきました。全体的に茶色がかってきて、まるで銅でつくったオブジェのようです。

「こんなふうに染みが広がっていくんだ」「茶色みを帯びていくんだ」と変化していく過程を見るのもおもしい。中には、拾ってからしばらく経つと、乾燥してクルンと巻く葉っぱもありますから、もしお手紙に使うなら、押し花のように分厚い本などに挟んでおくといいかもしれません。

それでは、今秋、落ち葉でつくったお手紙を紹介します。

◆半透明な封筒に入れて
透明な袋を封筒として使うのもいいですが、半透明の封筒にしてほのかに葉っぱが見える感じにしてみました。明るめと暗めの葉っぱを組み合わせると、存在感が出てよさそうです。葉っぱの位置をずらしたくない場合は、透明のテープで固定を。

◆葉っぱを便箋として
葉っぱを見つけた状況や発見したこと(木の種類)を書き綴りました。今回は油性ボールペンで書いています。油性マジックでもいいかもしれませんし、葉っぱの種類によっては「つまようじ」などとがったもので書けば、そのひっかいた部分が黒ずんで文字が浮かび上がってくるものも。いろいろ試してみてくださいね。

◆葉っぱとイラストを組み合わせて
10月のコラムで書いた「ちょっぴり絵封筒」からアイデアをひろげて、イラストと葉っぱを組み合わせてみました。葉っぱ一枚一枚を見ていくと、「まるで○○みたい」と思い浮かぶものがあったから、そのまま貼り付けてクイズにも。
落ち葉で秋のお手紙づくり、いかがでしたか?

最初は見た目から「お手紙に使ったらどうだろう?」とひらめいたのですが、触れば感触があり、音もするし、嗅げばにおいもする・・・その全体で「秋」を表してくれるので、秋の贈り物にもなります。

もし、落ち葉でお手紙をつくるなら、どんなものが思い浮かびますか? 「こうしたら、どうだろう?」と考える時間も楽しいもの。「こんなお手紙をつくったよ」などありましたら、教えてくださいね。
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター/お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。HP:『えんを描く』

 『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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