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バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ RumiBaxter

丁寧に生きるという選択 ライフスタイル 2018-01-12
未来の自分

毎年新年の始まりは、一年の抱負を皆さんに自由に語ってもらうレッスンでのスタートです。一年の抱負をあえて他人に語ることはありそうでなかなかないかもしれません。希望的想いも含め私自身も毎年考えます。

戌年の今年、大変興味深い 「新年の抱負」New year’s resolution について考えるきっかけをあたえていただきました。

その方は、「私は戌年生まれです。普段干支を気にすることは少ないのですが、今年で12年が4周して48歳を迎えます。次にもう一周を迎える時には私は60歳です。この12年どうやって生きるべきかと考えています。どう思われますか?」と言われたのです。

なんとも深い問いで、さすがに軽々しく答えられる質問ではありません。実際の私とは少しばかり年齢が違いますが、自分に当てはめてみて、私は60歳になった時どんな60歳でいたいのだろうか、とそれ以来考えています。

これから12年後の現実はつかみどころのない未来かもしれません。ただ、12年であれ、20年であれ、未来とは1年1年の連続の先にあるものです。いきなりつかみどころない未来に放り出されるわけではないのです。だからこそ毎日毎日着実に何かに、そしてどこかに向かっていると言う実感が必要な気がします。

目の前にどんな時代がやってこようとも、強く生きなければならない未来が私たちを待っていそうです。では、未来を生き抜く真の強さとはどういうことなのでしょうか。

強さのイメージはいろいろあるでしょうが、私の中の強さのイメージの一つは「感性のある人間」です。

感性とはなんとも曖昧で難しい言葉ですが、英語ではセンスsense, sensitivity を使います。五感もセンスで表します。「人としての感性」が深い人とは、五感を超えて心で感じる力、センスのある人、人間力のある人かもしれません。

ではそんな感性を磨くにはどうしたらいいのでしょうか。これこそ、一昼夜にして身につけることは不可能だと思います。だからこそ日々の意識の積み重ねが知らず知らずのうちに感性を磨いてくれと信じたいのです。

例えば、自分の周りをぐるりと見渡せるセンス、木と森の両方を見ることのできるセンス、共感できるセンス、なぜなのかとwhy を追求できるセンス、どうやったらいいのかと how を追求できるセンス、そして何より今より向上したいというセンス、そのような日々の意識の積み重ねがあれば、干支があともう一周した12年後、真の意味でバージョンアップした自分を見せてくれると信じています。

今、人生のどの地点にいようとも、どんな課題に立ち向かおうとも、そのような感性を磨きたいという意識が私たちを前へ進ませてくれるように思います。

具体的には、私は、今年は少し大きめの日記帳に、その日のインスピレーションで感じたキーワードを書き込む作業を続けることにしました。それらのインスピレーションから何がしらのヒントを得られますようにと願って。

皆様にとって有意義な一年となりますように。
profile
私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。
バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ

心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/

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