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バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ RumiBaxter

丁寧に生きるという選択 ライフスタイル 2017-12-08
考え、感じるという贅沢

師走に入ると、一気に町中がそわそわしたようで、一気に色々なことが駆け足になるようです。あれもこれも、今年中にやらなければ、と頭を思い巡らせるからでしょうか。

と同時に、今年もどれだけ自分の課題に取り組み、少しでも何かが達成できたのだろうかと思い、謙虚な気持ちでゆっくりと自己採点をします。

もちろん、「どう一年を暮らしたか」を数字に表すことなど無理で、むしろ自己採点など滑稽な話なのですが。それでも自己を客観的に評価するというのは大切なことのような気がします。

「自分のなりにあった、地に足のついた言動をとれたか」
「考え、感じることに怠惰ではなかったか」

これらは私にとっては永遠の課題でもありますし、話すことを職業としている一人として、常に教訓としていることでもあります。そしてまた、自分の話の中に嘘、矛盾はないかという責任でもあります。

今日、知識はいくらでも手に入れることができます。それを表面的に理解することなら瞬時にできてしまいます。

「考え、感じる」、という非常に大切なプロセス抜きで情報を表面的には、知識にすることができるような気がします。

しかし、それだけ便利になっていく中、皆不安の影を隠せないように感じるのはなぜでしょうか。何かが表面的に滑っているように感じるのはなぜでしょうか。

情報にふれ、それについて「考える」ことと、そしてそれを心でじっくり「感じる」ことは一見別のことのようにも思われます。

よく理論の左脳、感情の右脳とか、あの人は左脳派、右脳派などと分けて言われがちです。脳科学的にはそうなのかもしれませんが、実際に「生きる」ことの中では、「考える」ことと「感じる」ことが繋がった時、真の学びの経験があるように思います。

その繋がりはある日突然クリックするかもしれないし、長い時を経てもまだしっくり繋がらないかもしれません。ただ、そのプロセスに取り組むことが学びを追求することなのだと思います。

考え感じることとは、学ぶことに時間を費やすことなのかもしれません。そう考えると、時間を要する「考え、感じる」ことのできる時間、環境、考えさせられる情報がもてるということは究極の贅沢なのかもしれません。

そしてその贅沢を追求、実現させるためにも、自分の立ち位置を理解し、周りで起こっていることに無関心にならず、「なぜ」を忘れないようにと心がけています。そして、「考え感じることに怠惰にならないように」と。
私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。
バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ

心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/

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