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小森 利絵
フリーライター えんを描く

おてがみじかん ライフスタイル 2017-04-28
年に一度、春に。1年後の自分にお手紙を書こう!

「あれもこれもやらなきゃ」とやることに追われたり、「まだまだ、全然だめだ」と焦ったり、「この現実、どうにもならないよ」とくじけそうになったり。それはそれで充実しているかもしれませんが、積もり積もると、しんどくなることもあるのではないでしょうか。

そんな日々の中で、ふと立ち止まってみる。その方法としておすすめしたいのが、「1年後の自分にお手紙を書くこと」です。「いま、これまで1年の自分」を振り返った上で、未来にお手紙を書きます。

この1年の出来事を一つひとつ思い出していくと、あっという間のようで実に濃密で、「あの人と出会ったのも、こんなことをしたのも、まだこの1年のことなんだ!」とびっくり。

自分の頑張りが見えてきて「なかなか頑張ってるやん!」と思えたり、さまざまな人たちのおかげで今があることを再認識できたり、「こうするといいかも!」と新たな可能性が見えたり。視野が広がって、「こうだ!」と思っていた景色が、「実はああかもしれない」と異なる見え方をすることがあります。
まず「いまのわたしって、どんな人?」を振り返るためのシートをつくりました。

「この1年の思い出」「いまのわたしをイメージして浮かぶ、コトバいろイロ」「いま、ときめいていること」など項目をあげて、思いつくままに書きます。

このシートに記入するだけでも十分、気持ちを整理するのに役立ちますし、大事な記録になるんです。
次は自分に向けて自由にお手紙を。かしこまらなくても、心に浮かんだ言葉を書き綴るだけで、その時々に大切にしていることが何気ない言葉に表れます。

レターセットは、今のわたしが「好き!」なものでいいし、無地にして自分が好きなように飾り付けるのもおもしろいかもしれません。私は今年、無地にして、その時に見つけた「もうすぐ、春♪」を描いてみました。
書いたお手紙はめったに開けることのない引き出しにしまい、1年後に自分で投函します。

1年1年、自分宛てのお手紙が積み重なっていく。3年、5年・・・と積み重ねて、振り返るのも楽しそうです。実は今、2016年の私からのお手紙を待っています。
どんなことを書いたかなあと思い出してみようとしたのですが、びっくりするくらい、何を書いたのか思い出せません。お手紙がすべてを受け止めてくれたのでしょうか。

届くのが、待ち遠しいです。
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター/お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。HP:『えんを描く』

 『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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