30代からの「知らなきゃ損する年金・保険制度」
投資・貯蓄 2016-02-05
自営業をする妻 扶養に入れるの? |
旦那様がサラリーマン。
奥様は個人事業主として、小さなサロンを経営しています。
というような場合、奥様は旦那様の扶養に入れるのでしょうか?
段々と収入が増えてきたけど、扶養に入ったままで大丈夫なの?
扶養に入れるかどうかは、「奥様の収入次第」であることに違いはないのですが、
普通のパート勤めの方とは計算方法が異なります。
扶養に入るか否かで支出は大きく変わります。
個人で事業をなさっている奥様は、是非ご確認ください。
★普通のお勤めの方の扶養範囲
まず、パートなどでお勤めの方の場合、扶養に入れる範囲は
○税務上の扶養=年間給与103万円まで
○社会保険の扶養=年間給与130万円まで
となります。
ざっくり書いていますが、税務上の扶養かどうかでご主人の所得税の額が変わります。
またご自身に所得税がかかるか否かの基準でもあります。
社会保険の扶養であれば健康保険、国民年金が支払いをせずに加入することができます。
★自営業者の扶養範囲
自営業者の場合は給与というものがありませんので、扶養に入れるかどうかは所得で決まります。
・税務上の扶養
自営業者の方なら確定申告をすると思いますが、
その際売上から諸経費等を引いて、所得が出ます。(利益といえるもの)。
その所得が38万円(103万円から給与所得控除の65万円を引いたもの)までならば、
税務上の配偶者控除を受けられる配偶者となります。
つまり、ご主人の支払う税金が安くなります。
・社会保険の扶養
社会保険の扶養も基本的には所得で見ます。
こちらは、所得がパートの基準と同じ130万円を超えなければ扶養のままでOKです。
売上が多くなったからといって慌てて扶養から外さず、
かかった経費をマイナスしてみて考えて下さいね。
(ただ、社会保険に関しては健保組合などの場合、扶養の認定基準が異なる場合があります。
ご主人の会社でご確認下さい)
社会保険の扶養から外れると、
ご自身で国民年金(平成27年度 一か月15,590円)と
国民健康保険に加入しなければなりません。
1年で20~30万円の支出になります。
お勤めの方が
「130万円超えるなら150万円以上の収入がないと、かえってマイナスとなる」
と言われるのはこのためです。
かなり大きな額です。
自営業の場合は、扶養範囲を超えそうだと思ったら仕事の量を減らしたり、
必要なものを早めに購入したりして、所得を調整することも可能です。
なによりこまめに収支をチェックし記録することは、事業の成長にも不可欠です。
きちんと帳簿をつけて管理しましょう!
奥様は個人事業主として、小さなサロンを経営しています。
というような場合、奥様は旦那様の扶養に入れるのでしょうか?
段々と収入が増えてきたけど、扶養に入ったままで大丈夫なの?
扶養に入れるかどうかは、「奥様の収入次第」であることに違いはないのですが、
普通のパート勤めの方とは計算方法が異なります。
扶養に入るか否かで支出は大きく変わります。
個人で事業をなさっている奥様は、是非ご確認ください。
★普通のお勤めの方の扶養範囲
まず、パートなどでお勤めの方の場合、扶養に入れる範囲は
○税務上の扶養=年間給与103万円まで
○社会保険の扶養=年間給与130万円まで
となります。
ざっくり書いていますが、税務上の扶養かどうかでご主人の所得税の額が変わります。
またご自身に所得税がかかるか否かの基準でもあります。
社会保険の扶養であれば健康保険、国民年金が支払いをせずに加入することができます。
★自営業者の扶養範囲
自営業者の場合は給与というものがありませんので、扶養に入れるかどうかは所得で決まります。
・税務上の扶養
自営業者の方なら確定申告をすると思いますが、
その際売上から諸経費等を引いて、所得が出ます。(利益といえるもの)。
その所得が38万円(103万円から給与所得控除の65万円を引いたもの)までならば、
税務上の配偶者控除を受けられる配偶者となります。
つまり、ご主人の支払う税金が安くなります。
・社会保険の扶養
社会保険の扶養も基本的には所得で見ます。
こちらは、所得がパートの基準と同じ130万円を超えなければ扶養のままでOKです。
売上が多くなったからといって慌てて扶養から外さず、
かかった経費をマイナスしてみて考えて下さいね。
(ただ、社会保険に関しては健保組合などの場合、扶養の認定基準が異なる場合があります。
ご主人の会社でご確認下さい)
社会保険の扶養から外れると、
ご自身で国民年金(平成27年度 一か月15,590円)と
国民健康保険に加入しなければなりません。
1年で20~30万円の支出になります。
お勤めの方が
「130万円超えるなら150万円以上の収入がないと、かえってマイナスとなる」
と言われるのはこのためです。
かなり大きな額です。
自営業の場合は、扶養範囲を超えそうだと思ったら仕事の量を減らしたり、
必要なものを早めに購入したりして、所得を調整することも可能です。
なによりこまめに収支をチェックし記録することは、事業の成長にも不可欠です。
きちんと帳簿をつけて管理しましょう!
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