30代からの「知らなきゃ損する年金・保険制度」
投資・貯蓄 2015-10-02
いくつまで生きれば老齢年金の元が取れるの? |
「年金て何歳まで生きたら元とれるん?!」
実にストレートな質問ですが、聞かれることがあります。
年金不安がささやかれる中、もちろん非常に気になるところですよね。
★国民年金の損益分岐点★
まず分かりやすい国民年金のみの方(自営業者やパート・学生が加入)で考えてみましょう。
平成27年現在の保険料が、一月15,590円です。
これを20歳から60歳まで40年間払い続けると・・・
約750万円です!
一方もらえる額は
では何年年金をもらえば、払い込んできた約750万円に達するか計算してみましょう。
つまり10年生きれば充分元が取れる計算です。
65歳から老齢年金が支給されれば75歳からはプラスに転じます。
★厚生年金の損益分岐点★
厚生年金(会社員が加入)は、給与や賞与によって保険料が異なるため、
一概に計算は難しいのですが、会社が保険料の半額を負担していることもあり、
元が取れるのはもっと早い段階になります。
給与の額により「元が取れる」段階は異なりますが、
一番低い等級の月給10万円程度なら、受給から5年も経たずにプラスに転じます。
但し、これは現状の年金制度での試算です。
今現在若い世代の方が実際年金を受け取る頃になれば、
また保険料や年金受給額、年金の受け取り開始年齢も変わっている可能性は高いです。
ただ年金制度が変わることを前提としても、
寿命が男性でも80歳を超えている状況で「長生きリスク」を考えると、
公的年金はしっかり納付(あるいは免除)しておくのが将来のため、だと私は思います。
年金破たんが懸念されていますが、今後消費税がアップされ年金に充当される予定もあります。
「公的年金」がそんなに簡単に破たんさせられるものではありません。
もし、受給前に亡くなってしまったら払い込んできた保険料分戻ってこないことはあります。
ただ、公的年金には万一の時の障害や遺族の保障もついていますし、
公的年金をベースに、その他の民間保険を検討されるのがベストかと思います。
せっかくの国民皆年金制度です。
良く知って、うまく利用しましょう!
実にストレートな質問ですが、聞かれることがあります。
年金不安がささやかれる中、もちろん非常に気になるところですよね。
★国民年金の損益分岐点★
まず分かりやすい国民年金のみの方(自営業者やパート・学生が加入)で考えてみましょう。
平成27年現在の保険料が、一月15,590円です。
これを20歳から60歳まで40年間払い続けると・・・
15,590円×12か月×40年=7,483,200円 |
約750万円です!
一方もらえる額は
年金額 780,100円(平成27年4月分から) |
では何年年金をもらえば、払い込んできた約750万円に達するか計算してみましょう。
7,483,200円÷780,100円≒9.6 |
つまり10年生きれば充分元が取れる計算です。
65歳から老齢年金が支給されれば75歳からはプラスに転じます。
★厚生年金の損益分岐点★
厚生年金(会社員が加入)は、給与や賞与によって保険料が異なるため、
一概に計算は難しいのですが、会社が保険料の半額を負担していることもあり、
元が取れるのはもっと早い段階になります。
給与の額により「元が取れる」段階は異なりますが、
一番低い等級の月給10万円程度なら、受給から5年も経たずにプラスに転じます。
但し、これは現状の年金制度での試算です。
今現在若い世代の方が実際年金を受け取る頃になれば、
また保険料や年金受給額、年金の受け取り開始年齢も変わっている可能性は高いです。
ただ年金制度が変わることを前提としても、
寿命が男性でも80歳を超えている状況で「長生きリスク」を考えると、
公的年金はしっかり納付(あるいは免除)しておくのが将来のため、だと私は思います。
年金破たんが懸念されていますが、今後消費税がアップされ年金に充当される予定もあります。
「公的年金」がそんなに簡単に破たんさせられるものではありません。
もし、受給前に亡くなってしまったら払い込んできた保険料分戻ってこないことはあります。
ただ、公的年金には万一の時の障害や遺族の保障もついていますし、
公的年金をベースに、その他の民間保険を検討されるのがベストかと思います。
せっかくの国民皆年金制度です。
良く知って、うまく利用しましょう!
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