自分らしい暮らしと未来を守るマネーコラム
投資・貯蓄 2015-05-13
自転車事故に備える3つの方法とおススメの保険 |
兵庫県で自転車保険への加入を義務付ける条例案が提出されると話題になっています。去年7月、自転車で女性をはねた児童の保護者が9520万円の賠償を命じられるなど、自転車事故の加害者に高額な賠償命令が下されるケースが相次いでいます。
自転車保険加入義務付けの条例化には賛否あるかと思いますが、自動車同様、自転車にもハンドルを握る責任について注意喚起を促すという点で評価できると思います。
しかし、備える方法は必ずしも「自転車保険」である必要はありません。
自転車事故の加害者となり法律上の賠償責任を負った場合の備えとして、3つの選択肢があります。
1.自転車事故に備える3つの選択肢
(1) 自転車保険
自転車保険は、自転車乗車中の事故によるケガや損害賠償を補償する保険です。保険会社の他、通信会社等が販売しています。
(2) TSマーク付帯保険
「自転車安全整備店」の整備士に点検・整備を受けTSマークが貼られた自転車乗車中の事故による死亡、障害、ケガ、損害賠償を補償する保険です。保険期間は1年間。保険料は整備点検料に含まれます。
マークには「青色」と「赤色」があり補償内容が異なります。損害賠償の補償限度額は、青色1,000万円、赤色5,000万円です。
自転車保険加入義務付けの条例化には賛否あるかと思いますが、自動車同様、自転車にもハンドルを握る責任について注意喚起を促すという点で評価できると思います。
しかし、備える方法は必ずしも「自転車保険」である必要はありません。
自転車事故の加害者となり法律上の賠償責任を負った場合の備えとして、3つの選択肢があります。
1.自転車事故に備える3つの選択肢
(1) 自転車保険
自転車保険は、自転車乗車中の事故によるケガや損害賠償を補償する保険です。保険会社の他、通信会社等が販売しています。
(2) TSマーク付帯保険
「自転車安全整備店」の整備士に点検・整備を受けTSマークが貼られた自転車乗車中の事故による死亡、障害、ケガ、損害賠償を補償する保険です。保険期間は1年間。保険料は整備点検料に含まれます。
マークには「青色」と「赤色」があり補償内容が異なります。損害賠償の補償限度額は、青色1,000万円、赤色5,000万円です。
TSマークの取り扱い店舗は公益法人日本交通技術管理協会(http://www.tmt.or.jp/)でご確認いただけます。青、赤、どちらのマークを扱っているか、また点検整備料の金額は店舗によって異なりますので、ご利用の際には「TSマークの種類」と「点検整備料」を事前にご確認ください。
尚、TSマーク付帯保険の賠償責任の補償は、被害者が死亡または特定の高度障害の場合に限られる点に注意が必要です。
(3) 個人賠償責任保険
個人賠償責任保険は、日常生活の中で偶然に他人にケガを負わせたり、他人のモノを壊して法律上の損害賠償責任を負った場合に、支払うべき損害賠償金を補償する保険です。
自転車搭乗中の事故だけでなく、例えば以下のようなケースも対象になります。
自動車保険や火災保険、傷害保険、医療共済などに特約として付帯するものや、クレジットカード会社の会員向けに販売する単体のものもあります。
2.自転車事故に備えるオススメな保険
自転車事故の損害賠償に備えることを目的として、3つの保険を比較してみます。
尚、TSマーク付帯保険の賠償責任の補償は、被害者が死亡または特定の高度障害の場合に限られる点に注意が必要です。
(3) 個人賠償責任保険
個人賠償責任保険は、日常生活の中で偶然に他人にケガを負わせたり、他人のモノを壊して法律上の損害賠償責任を負った場合に、支払うべき損害賠償金を補償する保険です。
自転車搭乗中の事故だけでなく、例えば以下のようなケースも対象になります。
・子どもが遊んでいてご近所の車に傷をつけてしまった ・買い物中に誤って商品を壊してしまった ・飼い犬が他人に噛み付いてケガを負わせてしまった |
自動車保険や火災保険、傷害保険、医療共済などに特約として付帯するものや、クレジットカード会社の会員向けに販売する単体のものもあります。
2.自転車事故に備えるオススメな保険
自転車事故の損害賠償に備えることを目的として、3つの保険を比較してみます。
※2014年10月20日現在 筆者調べ
私のお勧めは個人賠償責任保険です。なぜなら補償範囲が広く、その上割安に加入できるからです。自転車保険やTSマーク付帯保険の対象は自転車事故のみですが、個人賠償責任保険は日常生活上の事故が対象となります。また家族の中で一人加入すれば、家族全員が保険の対象になります。
まずは現在加入中の自動車保険や医療保険、クレジットカード等に付帯されていないか、特約でつけることができないかご確認ください。
個人賠償責任保険を比較するポイントは、補償上限金額とサービスです。自転車事故など賠償金額が高額化していますので無制限が理想、1億以上の補償は欲しいところです。また、示談交渉サービスや弁護士費用の補償がついている保険がより安心です。
近くの商店街にも「自転車は降りて通行しましょう」という張り紙がされていますが、多くの方が自転車に乗ったまま、買い物客を避けながら通行されています。時にはヒヤリとすることも。不幸な事故が起きないよう、まずはルールやマナーを守って安全運転を心がけることが大切ですね。
私のお勧めは個人賠償責任保険です。なぜなら補償範囲が広く、その上割安に加入できるからです。自転車保険やTSマーク付帯保険の対象は自転車事故のみですが、個人賠償責任保険は日常生活上の事故が対象となります。また家族の中で一人加入すれば、家族全員が保険の対象になります。
まずは現在加入中の自動車保険や医療保険、クレジットカード等に付帯されていないか、特約でつけることができないかご確認ください。
個人賠償責任保険を比較するポイントは、補償上限金額とサービスです。自転車事故など賠償金額が高額化していますので無制限が理想、1億以上の補償は欲しいところです。また、示談交渉サービスや弁護士費用の補償がついている保険がより安心です。
近くの商店街にも「自転車は降りて通行しましょう」という張り紙がされていますが、多くの方が自転車に乗ったまま、買い物客を避けながら通行されています。時にはヒヤリとすることも。不幸な事故が起きないよう、まずはルールやマナーを守って安全運転を心がけることが大切ですね。
小谷 晴美 (ファイナンシャル・プランナー) FPファクトリー 〒530-0012 大阪市北区芝田2丁目3-19 東洋ビル本館206号 TEL:06-6375-0601 http://hkotani.jimdo.com/ |
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