アラカン・サバイバルBOOK(地曳いく子・槇村さとる)
「ババアですけど何か?」 アラカン・サバイバルBOOK
地曳いく子・槇村さとる(著) 私がパーソナリティを担当している大阪府箕面市のコミュニティFMみのおエフエムの「デイライトタッキー」。毎月第4水曜日には”女子力向上委員会”コーナーをお送りしています。「自分史上一番輝く私」を目指して、いろいろな情報を発信する時間。
今回ご紹介するのは、スタイリスト・地曳いく子さんと漫画家・槇村さとるさんの『アラカン・サバイバルBOOK ババアはつらいよ』。 「人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさか」という友近さんの定番コントがありました。 しかし女性の人生に「エベレスト」があるとは知りませんでしたよ。人生のエベレストは55歳なんですって。 ホルモンバランスが崩れたり、老眼が進んだり、ハイヒールが履けなくなったり、訳もなく悲観的になったと思ったら、逆にエキセントリックになったり、エトセトラ、エトセトラ。 地曳さんは1959年生まれの59歳、牧村さんは1956年生まれの62歳。「エベレスト」体験者でいらっしゃいます。 私はもうすぐ「エベレスト」登頂です。 毎日鏡を見ていると経年劣化に気づきにくいですが、Facebookが時々ポップアップしてくる「●年前の今日」の記事の写真を見ると、変化は歴然!思わず「ギャッ!」と叫ぶこともあります。 SNSめ。恐ろしい現実を突きつけてくるなぁ。 でも、お二人はおっしゃっています。現状は認めて、「ババアですけど何か?」くらいの勢いを持とうよ、と。 ただし、お二人のおっしゃる「ババア」とは、単に歳をとっているという意味ではありません。「あの人、なんかすごいよね」といったニュアンスを含む「ババア」なんだそうです。 そして間違っても「どうせババアですよ」と、開き直って現状を放置することを良しとはしません。美魔女ではなく、美ババアを目指そうというのです。 美ババアとは、すごい言葉です。思わず笑ってしまいました。美ババアのお手本の一人は、草笛光子さんですって。 「エベレスト」を越えたらもう、好きでもないところに行かない、おしゃれは自分のためにする、など、自分を大切にし、自分を基準に行動しようとおっしゃる二人。 もちろん人の迷惑顧みない、自分勝手な行動を推奨している訳ではありません。自分をしばりつけているものを一つ一つ取り払って、自分らしく生きましょうということです。 「エベレスト」直前の私としては、参考になることだらけでした。 アラカン・サバイバルBOOK
地曳いく子・槇村さとる(著) 集英社 55歳は人生の「エベレスト」。もはや、おしゃれテクニックだけでは乗り切れません。「そんなはず」も「あんなはず」もありません。「そんなはず」なんです(笑)。雑に買ってしまうから、雑なクロゼットになるのです。最強タッグ、ババア・リターンズ第2弾! 出典:楽天 池田 千波留
パーソナリティ・ライター コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。 BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」 ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HP/Amazon
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