丁寧に生きるという選択
ライフスタイル 2023-02-08
心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/
私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。
品位 |
多様性、ダイバーシティ、という言葉が使われるようになってから、この言葉をありとあらゆるところで目にする様になった気がします。
「多様性を重んじましょう」と表面に掲げながらも、社会は相反する意見のもと、ますます分断の方向へと向かっている様な気がするのは私だけでしょうか。
SNSで各自の意見が匿名で公表でき、それへの反論、賛成にも匿名で参加できることも一つの要因なのかもしれません。
本来、友人達、家族間ですら各々の意見が相反するのは自然なことです。 他人同士、背景、価値観が混じり合う中、意見が分かれるのも当たり前だと思います。
そんな中、話し合いを恐れて違いに着目せず「表面的平和主義」を装うのは長期的に見ればどうでしょうか。
社会を揺るがす様な現象に包まれている今の様なご時世のもとでは、それは特に賢明ではない様な気がします。
では、この分断の根源でもある「違い」に出会った時、私たちは一体どうすればいいのでしょうか。
当然、それは言葉で表せるほど簡単なことではありません。私が、大切にしたいと心がけていることは、他者との違いに注目した上で、そのベース、その背景となるものを知りたいといつも思っています。
文化的背景、信念、経験、そこに付属する心情など、さまざまな要因が混じりあいその人の主張のベースを作っている様な気がします。その上で科学的エビデンスの有無や、理論的であることがも盛んに問われていますが、科学的エビデンスは使い方によっては双方いかようにも解釈できる場合すらあります。
それらを丁寧に検証するプロセスが重要で、何より大切なのは、個人の持つ正義や倫理観を最大に働かせることでしょう。しかし、その正義感や倫理ですら、各自の文化的背景、信念によって変わるのですから事はなおさら厄介です。
ユニバーサルに通用する正義や倫理など果たして存在するのでしょうか。 ただ一つ言えることは、「違い」に着目せずには真の和解、理解はあり得ないのかもしれません。
解決への希望は、知ること、学ぶことを諦めず、受け身であり続けないことで、それに尽きるかもしれません。なぜなら、自ら学ぶことを諦め、無知で受け身となるということは常に搾取される立場に身を置くことであるからだと思うからです。
分断の社会の中で生き延びるためには、丁寧に「違いに着目」して、その背景を相手への尊重、相手への共感の努力を持って考察すること、そして常に学びたいという姿勢を忘れずに他者の意見に敏感になる必要があると思います。さもなければ、社会は、そして世界はますます分断するだけなのかもしれません。
その丁寧なプロセスに向かう努力を「人間の品位」と呼ぶとするならば、相手への尊重を欠いた品位のない匿名行動が多いことか。今一度私も自分自身の品位を見直したいと切に思います。
「多様性を重んじましょう」と表面に掲げながらも、社会は相反する意見のもと、ますます分断の方向へと向かっている様な気がするのは私だけでしょうか。
SNSで各自の意見が匿名で公表でき、それへの反論、賛成にも匿名で参加できることも一つの要因なのかもしれません。
本来、友人達、家族間ですら各々の意見が相反するのは自然なことです。 他人同士、背景、価値観が混じり合う中、意見が分かれるのも当たり前だと思います。
そんな中、話し合いを恐れて違いに着目せず「表面的平和主義」を装うのは長期的に見ればどうでしょうか。
社会を揺るがす様な現象に包まれている今の様なご時世のもとでは、それは特に賢明ではない様な気がします。
では、この分断の根源でもある「違い」に出会った時、私たちは一体どうすればいいのでしょうか。
当然、それは言葉で表せるほど簡単なことではありません。私が、大切にしたいと心がけていることは、他者との違いに注目した上で、そのベース、その背景となるものを知りたいといつも思っています。
文化的背景、信念、経験、そこに付属する心情など、さまざまな要因が混じりあいその人の主張のベースを作っている様な気がします。その上で科学的エビデンスの有無や、理論的であることがも盛んに問われていますが、科学的エビデンスは使い方によっては双方いかようにも解釈できる場合すらあります。
それらを丁寧に検証するプロセスが重要で、何より大切なのは、個人の持つ正義や倫理観を最大に働かせることでしょう。しかし、その正義感や倫理ですら、各自の文化的背景、信念によって変わるのですから事はなおさら厄介です。
ユニバーサルに通用する正義や倫理など果たして存在するのでしょうか。 ただ一つ言えることは、「違い」に着目せずには真の和解、理解はあり得ないのかもしれません。
解決への希望は、知ること、学ぶことを諦めず、受け身であり続けないことで、それに尽きるかもしれません。なぜなら、自ら学ぶことを諦め、無知で受け身となるということは常に搾取される立場に身を置くことであるからだと思うからです。
分断の社会の中で生き延びるためには、丁寧に「違いに着目」して、その背景を相手への尊重、相手への共感の努力を持って考察すること、そして常に学びたいという姿勢を忘れずに他者の意見に敏感になる必要があると思います。さもなければ、社会は、そして世界はますます分断するだけなのかもしれません。
その丁寧なプロセスに向かう努力を「人間の品位」と呼ぶとするならば、相手への尊重を欠いた品位のない匿名行動が多いことか。今一度私も自分自身の品位を見直したいと切に思います。
バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ
バイリンガルライフコーチ
心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/
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