丁寧に生きるという選択
ライフスタイル 2021-07-14
心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/
私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。
左手のピアノ国際コンクール |
「左手のピアニスト」という言葉をお聞きになったことはありますか。もしくは左手、もしくは片方の手だけを使って演奏される「左手のピアノ音楽」をお聴きになったことはありますか。
わたしが左手の音楽に触れたのは今年になって初めてのことでした。趣味のピアノを通してでさえ、左手の音楽というものに触れる機会はなく、その様な言葉さえ知らなかったのです。
ある日、まるでパーフェクトに繋がったと思われるような一つ一つの出来事が元で、そんなわたしを「左手のピアノ国際コンクール」の2021年12月の開催に向けてのお手伝いへと繋げてくれたのは今年の春になってからのことでした。
わたし自身、微力であるにもかかわらず、お手伝いを通して、数々のことを学ぶ機会を与えていただいています。
左手のピアノ国際コンクールの主催、運営に携わっていらっしゃる左手のピアニスト、智内威雄(TCHINAI Takeo)さんは、ドイツ、ハノーバーでピアノ留学中に右手の運動機能に支障を感じられ、その後の診断で、「局所性ジストニア」との診断を受けられます。それは若きピアニストとして何よりも厳しい宣告だったに違いありません。
そんな中、左手の音楽と出逢われたのは絶望の中から湧いた一筋の希望の光であったのではないでしょうか。音楽家を目指す者の中で発症数が2%以上はいると言われている局所性ジストニア。同じ病に苦しむ方々に、希望の光を届けるという使命を智内さんはお持ちです。
左手のピアノ楽曲に出会われた時、何よりその芸術性の高さに驚かれたそうです。わたしも数々のドキュメンタリーの中で聴かせていただき、一音一音に、愛情、慈しみや感謝、そして演奏者の 祈りの思いが込められているようで深く感動しました。そこに、込められた「意図」のような強さを感じたからです。それは哀しみを乗り越えて未来へと向かう強い意図なのかもしれません。
それら芸術性の高い楽曲の多くは作曲から100年以上を超え演奏されなくなり、眠ってしまっていたものも多くあったそうです。それらを探し出すのは、まるで遺跡を掘り起こす様だとおっしゃっていました。
それらの発掘作業には数々の出会いと驚きに満ちあふれていたことでしょう。過去に創られ、眠っていた作品を発掘後、それらを保存するという作業も未来の左手演奏者を支える大切な使命なはずです。
「左手のアーカイブ」を通し、新しい道と出会うことで同じように光を見つけた音楽家も少なくないはずです。少しでも多くの左手楽曲を、との思いで今回のコンクールでは新たに作曲部門が設けられました。どんな新しい楽曲が加わるのか今から楽しみです。
それらの楽曲を演奏する、演奏のためのレッスン、練習の成果を演じる場があるというのは大切、かつ、大きなモーティベーションのはずです。そのためにも世界で唯一無二のこの「左手のための国際コンクール」の開催を心から楽しみにしています。
それは戦争で負傷し、過去に生きたピアニスト達が苦難を乗り越え、芸術を未来のために繋げたように、多くの左手のピアノ演奏者にとってこのコンクールが「苦難の歴史を乗り越え未来へ」と向かう大きな舞台となり得ると信じるからです。
今、コロナ禍という歴史上の一点に立つ私たちが、それを乗り越え芸術を未来へと繋げることは、まさに、「苦難の歴史を乗り越えた芸術を開かれた未来のために」という使命に通ずることだと思います。
ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール
Wittgenstein Memorial International Piano Competition for Left-Hand
http://lefthandpianocompetition.com/
わたしが左手の音楽に触れたのは今年になって初めてのことでした。趣味のピアノを通してでさえ、左手の音楽というものに触れる機会はなく、その様な言葉さえ知らなかったのです。
ある日、まるでパーフェクトに繋がったと思われるような一つ一つの出来事が元で、そんなわたしを「左手のピアノ国際コンクール」の2021年12月の開催に向けてのお手伝いへと繋げてくれたのは今年の春になってからのことでした。
わたし自身、微力であるにもかかわらず、お手伝いを通して、数々のことを学ぶ機会を与えていただいています。
左手のピアノ国際コンクールの主催、運営に携わっていらっしゃる左手のピアニスト、智内威雄(TCHINAI Takeo)さんは、ドイツ、ハノーバーでピアノ留学中に右手の運動機能に支障を感じられ、その後の診断で、「局所性ジストニア」との診断を受けられます。それは若きピアニストとして何よりも厳しい宣告だったに違いありません。
そんな中、左手の音楽と出逢われたのは絶望の中から湧いた一筋の希望の光であったのではないでしょうか。音楽家を目指す者の中で発症数が2%以上はいると言われている局所性ジストニア。同じ病に苦しむ方々に、希望の光を届けるという使命を智内さんはお持ちです。
左手のピアノ楽曲に出会われた時、何よりその芸術性の高さに驚かれたそうです。わたしも数々のドキュメンタリーの中で聴かせていただき、一音一音に、愛情、慈しみや感謝、そして演奏者の 祈りの思いが込められているようで深く感動しました。そこに、込められた「意図」のような強さを感じたからです。それは哀しみを乗り越えて未来へと向かう強い意図なのかもしれません。
それら芸術性の高い楽曲の多くは作曲から100年以上を超え演奏されなくなり、眠ってしまっていたものも多くあったそうです。それらを探し出すのは、まるで遺跡を掘り起こす様だとおっしゃっていました。
それらの発掘作業には数々の出会いと驚きに満ちあふれていたことでしょう。過去に創られ、眠っていた作品を発掘後、それらを保存するという作業も未来の左手演奏者を支える大切な使命なはずです。
「左手のアーカイブ」を通し、新しい道と出会うことで同じように光を見つけた音楽家も少なくないはずです。少しでも多くの左手楽曲を、との思いで今回のコンクールでは新たに作曲部門が設けられました。どんな新しい楽曲が加わるのか今から楽しみです。
それらの楽曲を演奏する、演奏のためのレッスン、練習の成果を演じる場があるというのは大切、かつ、大きなモーティベーションのはずです。そのためにも世界で唯一無二のこの「左手のための国際コンクール」の開催を心から楽しみにしています。
それは戦争で負傷し、過去に生きたピアニスト達が苦難を乗り越え、芸術を未来のために繋げたように、多くの左手のピアノ演奏者にとってこのコンクールが「苦難の歴史を乗り越え未来へ」と向かう大きな舞台となり得ると信じるからです。
今、コロナ禍という歴史上の一点に立つ私たちが、それを乗り越え芸術を未来へと繋げることは、まさに、「苦難の歴史を乗り越えた芸術を開かれた未来のために」という使命に通ずることだと思います。
ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール
Wittgenstein Memorial International Piano Competition for Left-Hand
http://lefthandpianocompetition.com/
バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ
バイリンガルライフコーチ
心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/
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