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真箏 まこと
元祇園芸妓/JAZZシンガー 真箏の部屋

真箏のおおきにコラム ライフスタイル 2017-04-12
What a wonderful !!

京都の桜も、今年は少しゆっくりと咲きはじめて、花街でも春には「都をどり」や 「京をどり」と、華やかな雰囲気が漂っています。

陽気もポカポカしていて、なんとなく浮かれる季節。

なんて素晴らしい世界なんでしょう〜♡

しかし、「素晴らしい世界」は、春だけに限ったことではおへんどすぅ。

毎日が在ることが既に奇跡なんですから!!

たぶん、桜の木も花を咲かすため、一年耐えるというよりは、それもサイクルの一つなんやろなぁっと思ったりします。

難しい事はわかりませんが、桜の木とっての四季の姿、なんだろうなぁと思います。

時に、寒い時期に咲いたりすると、“狂い咲き”なんていう表現をしたりします。

きっと勘違いに近いような、桜の木ぃさんのセンサーが反応して、咲かな!っとなってしまわはったのかもしれません。

生きている証拠というか、生きているから勘違いもしてしまいます。

人も、“花を咲かすこと”にフォーカスをしすぎると、肝心な基本というものが遠くに行ってしまって、そのうちなにが大切だったのかを忘れてしまう気もします。

夏も秋も冬もあって、やっと春が来る。どの季節も無ければ、桜の花が咲くというサイクルも無いのかもしれません。

どんな季節も大切。

毎日の中で、一年が過ぎ去るような一日があったり、凍えるような30分があったり。

けれどそんな時間も、人には太陽のように、明るくしてゆける素敵な心が備わっているので、少しづつでもポカポカと、陽気にしてゆく方向を考えてゆくと、なんとなく気持ちも上がってくる。

気がつけば、自分なりの花を小さくても咲かせていけるな〜と、実践してみて感じています。

大きさでも無く、自分なりのあるがまま。全て在ることが奇跡であり、毎日がほんま、What a wonderful!!

っと思えるのも、自分の気持ちの向け方次第どすね。
祇園町にいた当初より数えきれないほど口にしてきた「おおきに」という言葉、京都弁で云う“感謝”の気持ちって改めて素晴らしいことだなぁって 思う今日このごろどす。元祇園甲部芸妓 真箏 と Singer MAKOTO として幅広いジャンルにとらわれず芸能と共に歩んだ日々をFM京都のDJとして学んだ“伝える”を京都からお届けします♪
真箏(まこと)
元祇園芸妓
JAZZシンガー

16歳から祇園町の舞妓さんとしてお店だし。21歳で芸妓さんに襟かえ。2001年にアルバム『[MAKOTO』でメジャーデビュー。同時期に京舞井上流の名取りさんに。数々のCDを発売する。
『真箏の部屋』
HP:http://makototoko.com/

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