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真箏 まこと
元祇園芸妓/JAZZシンガー 真箏の部屋

真箏のおおきにコラム ライフスタイル 2017-03-08
ほどほどに

春到来、雪が溶け、澄んだお水が様々な形になって流れてゆく季節。何事もほどほどに良いペースを保たせて頂いてます。

気負わない予定にしてみると、良い意味のええ加減。心身ともにほんわかとさせてもらって、有り難いわぁ〜っと深呼吸をするような、両手をひらげて空を仰ぐ、そんな気分。

What a wonderful world どすね〜!

ウルグアイの元大統領のホセ・ムヒカさんも、こんなようなことを言うてはりました。

ほんまに納得!!

インタビューを何かで拝見し、大きく首を縦に振ってます。

印象に残った部分、かなり私の言い回しになってしまってますが、生活する中で必要以上の欲しい欲しいに、気をとられ物質で満足感を得ようとしても、また次の欲しいになって、最終的には地球を蝕んでいる。

自分自身も稼がなければいけない状況になって、『得たい=欲』、心の穴は大きくなるばかり。。。

ってな具合で、物を得ることばかりに時間を費やす人生になってしまいます。

必要なもの以上に物を買うために、働く時間を優先し、安堵感よりも不安感の方に比重がいき、何の為に生きているのかわかなくなりますねぇ。

以前は、私もむちゃくちゃ働いたり、自分にご褒美をする!という理由でも、物や非日常を求め 、在るものより無いものを探したり、、、。

しかし、物では心は埋まらないし、体力的にはしんどい。働きまくるので手帖はびっちりの予定。そうなるとストレス発散で、遊びの予定もまた入る 。何年も堂々巡りの自分探しの旅どした。

なんでも、ほどほどが良いと思えるようになっていったのは、幸福感で満たされているからどす。

全てを手に入れたわけでもなく、ただ在るものや今に心から、感謝が出来るようになったからでした。

本当の自分は心の中にちゃんといはったんですね(笑)まるで、チルチルミチル。

生きるために必要なものはやっぱし必要ですから、頑張る時は頑張らないといけませんし、 バランスは大切どす。

私のバランスの取り方としては、『おおきに〜っ』と笑顔が保てるかどうか。

ほどほど、って手を抜く訳でもなく、心のこもったええ言葉やなぁと思います。

いつも、おおきに〜♡
祇園町にいた当初より数えきれないほど口にしてきた「おおきに」という言葉、京都弁で云う“感謝”の気持ちって改めて素晴らしいことだなぁって 思う今日このごろどす。元祇園甲部芸妓 真箏 と Singer MAKOTO として幅広いジャンルにとらわれず芸能と共に歩んだ日々をFM京都のDJとして学んだ“伝える”を京都からお届けします♪
真箏(まこと)
元祇園芸妓
JAZZシンガー

16歳から祇園町の舞妓さんとしてお店だし。21歳で芸妓さんに襟かえ。2001年にアルバム『[MAKOTO』でメジャーデビュー。同時期に京舞井上流の名取りさんに。数々のCDを発売する。
『真箏の部屋』
HP:http://makototoko.com/

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