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小森 利絵
フリーライター えんを描く

おてがみじかん ライフスタイル 2017-09-22
郵便で交換日記

1冊のノートをまわして日記や相手へのメッセージを書き合う「交換日記」。みなさんはしたことがありますか?

私は小学生の時、お手紙交換とともに、交換日記もしていました。お手紙を1日の間に何通も渡し合うのに、交換日記まで。休み時間にはおしゃべりもしているのに・・・です。

今思えば、「何をそんなに話したり伝えたりしたかったんだろう」と謎ですが、お手紙は学校で授業中にササッと、交換日記は家で寝る前にじっくりと。

お互いの好きな人や友だち、先生のこと、テストのこと、ゆううつな出来事、その日や明日のことなど、相手とやりとりするカタチで書き綴っていました。

そんなことを懐かしく思い出したのは、文通を続けてきた友人に「交換日記をしませんか?」と提案されたからです。
郵便で交換日記をするのは、これがはじめてではありません。2005年から続けている友人がいます。

一緒に行った音楽ライブで呼びかけたいことがあって、そのメッセージを書くためにノートを買ったところ、せっかくだから交換日記をしたらおもしろいんじゃないかというはじまりでした。

交換するサイクルは、月1回の時もあれば、年1回・・・2年、3年越しなんて時も! 郵便で送ることもあれば、手渡しでのこともあります。

日記を開けば、その時々の、自分の思い、好きなこと、出来事、相手とのやりとりが書き綴られていて、「こんな時もあったなあ」「こんなことを思っていたなあ」と懐かしく、少し照れる気持ちになります。
お手紙は、書いて投函すると、自分が何を書いたのかをはっきりと覚えていないことが多いものです。歳月を重ねれば重ねるほどに思い出せなくなっていきます。

日記にすると、自分と相手とのやりとりがノートに刻まれていくので、その時々の出来事や気持ち、それによって感じたり思ったり考えたりしたことが、相手のことだけではなくて、自分のことも含めて、振り返ることができます。

「あ、今、あの人のことを思い出したから」「この日のことを伝えたい」と思う時に、日記として書き綴れる気軽さもありますね。

福島県に暮らす彼女と、兵庫県に暮らすわたしと。郵便で交換日記を始めます。
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター/お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。HP:『えんを描く』

 『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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