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小森 利絵
フリーライター えんを描く

おてがみじかん ライフスタイル 2016-12-23
年一度のやりとりが育む、ゆるやかなつながり

年賀はがき。来年は酉年

年賀状を書きますか?
私は書きます。

年賀状には一言ならぬ、二言三言も書こうと思うため、メッセージを考えるのに時間がかかり、年越しも、書きながら迎えてしまうくらい(笑)。

この一年に出会った人のことを思い出して、「まだ、あれから一年なのか」としみじみしたり。年始にいただいた年賀状を読み返しながら、一人ひとりの顔を思い浮かべたり。長いおつきあいの方であれば、出会った日までさかのぼって思い出して、こうして今もつながっていることが嬉しくなったり。

年賀状を書く時間は、過ぎ去る毎日の中で、ふと立ち止まるきっかけをくれるようです。

気づけば、年賀状だけのやりとりになっている人もいます。毎年「今年こそは会いたいですね」と書きながら、数年ご無沙汰なんてことも。でも、“年賀状のやりとりがあること”は、“つながっていること”だなあと思います。

相手の近況を知って、おめでたいことがあれば、お祝いを贈ったり、毎年届いていたのに届かなかったら、心配になって連絡したり。年賀状をきっかけに「やっぱり、今年こそは!」と、12年ぶりに再会したこともありました。

年賀状でなくても、年を明けてまもなくは、“新しい年がやってきた”ばかりで、日常とは少し異なるから、お手紙を書くには、よい機会になるのではないでしょうか。

「元気にしている?ふと思い出して、書いてみた」
顔が思い浮かんだあの人に、お手紙を書いてみませんか?
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター/お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。HP:『えんを描く』

 『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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