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小森 利絵 フリーライター えんを描く
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
おてがみじかん ライフスタイル 2019-08-23
気持ちを具体的に伝える
ありがとう。
嬉しい。
楽しい。
悲しい。
さみしい。
ごめんね。

その一言には、人それぞれ、さまざまな気持ちを込めているものです。その一言から、想像することも人それぞれ、異なります。

ついつい私が言ってしまいがちな一言「あなたはいつもおもしろそうなことをしていて、すごいなあと思っています」。

何が「おもしろそう」なのか。ニヤッとしてしまうこと? 笑えること? 刺激を受けること? 興味深いこと? わくわくすること?

何が「すごい」のか。誰にも真似ができないこと? 想像もできないこと? 私もやってみたいと思うこと? 素晴らしいこと?
同じ「おもしろい」「すごい」という言葉でも、具体的に書くと、意味がちょっと違ってくると思いませんか?

会話の中では「ありがとう」「嬉しい」「悲しい」「ごめんね」と端的に表現してしまいがちですし、その場では表情や雰囲気なども受けて、その一言で共有できた気になってしまうものです。

でも、実は「何が『ありがとう』なのか」「何が『嬉しい』のか」「何が『悲しい』のか」「何が『ごめんね』なのか」という、「何が」の部分にこそ、自分らしい想いがあるのではないでしょうか。

時々でいいから、具体的に伝えてみることで、お互いの気持ちがより見えてくることがあるように思います。

たくさん言葉を付け足す必要はなくて、「●●が嬉しかった」「●●が悲しかった」と少し付け足すだけで十分、具体的になります。

その場では出てきにくいと思うので、お手紙に託してみませんか。自分の気持ちを具体的に考えてみる時の、2つのポイントを紹介します。

① 伝えたい気持ちは何なのか?
伝えたい相手のことを思い浮かべて、「ありがとう」「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「さみしい」「ごめんね」など何を伝えたいのか、気持ちを言葉にしてみましょう。

例:
ありがとう

②どうして、その気持ちになったのか?
相手のどんな行為や想いなどを受けて、その気持ちを抱いたのですか? その気持ちを抱いた出来事や事柄を思い浮かぶままに書き出してみましょう。

もし、身近な人であれば、1日から数日かけて、相手のことをしっかりと見てみるのもいいかもしれません。「当たり前」になっているけれど、相手がしてくれていることにいろいろ気づける機会にもなると思います。

例:
声をかけてくれたり、話を振ってくれたり、気にかけてくれている

フェイスブックでも、さりげなく「いいね」とリアクションしてくれている

この前、私が話の輪に入れるように、こちらにも話を向けてくれた
・・・など


いろいろ出てきた中で、「1番、その気持ちを抱いた出来事」もしくは「そのことについて伝えたいと思ったこと」を1つだけピックアップしましょう。

複数の事柄を伝えるのもいいですが、その気持ちを表現するのにふさわしい事柄を1つに絞ることで、より具体的に言葉にできることがあります。その事柄を象徴するエピソードを補足したり、その時の自分の気持ちの変化も絡めたりして、書くといいですね。

例:
この前、私が話の輪に入れるように、こちらにも話を向けてくれた

→この前の集まりでは、途中から参加したので、話に入れなくて焦っていた。そんな時、話の概要を端的にまとめて話してくれた上で、緊張気味の私への配慮として、「はい」か「いいえ」で答えられる簡単な質問を振ってくれて、心がほっとした。そこから自分の思っていることも言えてよかった。
お手紙のいいところは、じっくりと気持ちを言葉にする時間を与えてくれること、相手に届ける前にお手紙が気持ちを受け止めてくれるところです。

かっこつけなくても、うそをつかなくてもいい。書きたいように書いてみる。少し時間をおいて読み返して、書き直そうと思えば書き直せますし、渡さないお手紙もまたいいと思います。

伝えたい気持ちを具体的にするために、相手のことを想う時間。

「そういえば、こんなことをしてもらったなあ」など思い出せることがあり、自分は果たして相手に対して何かできているだろうかとも思います。

こうして相手を想う時間を持つことによって、気持ちを具体的に伝えられるようになるだけではなく、日常の中でも言葉や態度、接し方にいい変化をもたらしてくれるような気がします。気持ちを具体的にすることで、より想いを深められ、相手を大切に想えるからです。
profile
レターセットや絵葉書、季節の切手を見つけるたび、「誰に書こうかな?」「あの人は元気にしているかな?」などアレコレ想像してはトキメク…自称・お手紙オトメです。「お手紙がある暮らし」について書き綴ります。
小森 利絵
フリーライター
お手紙イベント『おてがみぃと』主宰
編集プロダクションや広告代理店などで、編集・ライティングの経験を積む。現在はフリーライターとして、人物インタビューをメインに活動。読者のココロに届く原稿作成、取材相手にとってもご自身を見つめ直す機会になるようなインタビューを心がけている。
HP:『えんを描く』
 
『おてがみぃと』
『関西ウーマン』とのコラボ企画で、一緒にお手紙を書く会『おてがみぃと』を2ヵ月に1度開催しています。開催告知は『関西ウーマン』をはじめ、Facebookページで行なっています。『おてがみぃと』FBページ

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