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足永 美樹 インポートセレクトショップ aplausos
素敵な世界へトリップできるような雑貨をメインにした海外買い付け専門セレクトショップ『aplausos』を運営しています。オーガニックやフェアトレードなど、「ストーリーのあるもの」にこだわっています。
足永美樹のECOLIFE ライフスタイル 2015-12-25
フェアトレード商品
2016年へのカウントダウンが始まりました。
年を重ねる度、一年の早さが加速しているように感じます。

私の今年の収穫は、「リアルな触れ合いへの一歩」を踏み出せたことでしょうか。

場所を貸していただけるお店を見つけたので、そこでやりたいことがたくさん。
ネットショップで見えにくい「実際の感触」
これも、少しずつやっていきたいと思っています。

今年は、たくさんの人に会いました。
先日、参議院議員の、渡邊美樹さんの講演を聞く機会があり、響いた言葉があります。
 
「明日、死んでも悔いのない人生を。」

何かと世間で注目されていた渡邊氏。
10才の時にお母様を亡くし、その後大きな会社を営んでいたお父様の会社が倒産。
「人生何が起こるかわからない」をとても痛感されたそうです。

だからこそ、まずは自分の大切な人、家族や友人への想い、
自分たちの小さな一歩で、喜んでくれる誰かがいたらとても嬉しい気持ちになり、
あたたかい家庭で育ち十分なごはんを食べられるのがいかに当たり前でないか。
世界の情勢を見れば本当に驚愕するのです。

私のwebshopも、「誰かのために」をひとつのコンセプトにし、
「作り手の想いのこもったもの」をできるだけセレクトしています。
特に、ブランドや商品に込められた「ストーリーのある」ものにとても惹かれます。
「親から子へ」ー「託せる」ストーリーのあるものや、メッセージや名前の入ったもの。
色々集めています。

そんな中、今回、素敵な出会いがあり、素敵な取り組みをされている方に出会えましたので
ご紹介させてください。

ケニア・タンザニア・ウガンダのフェアトレード商品を取り扱う、
webshop  kichekot(キチェコ)のオーナー星智子さんの取り組みです。

☆フェアトレードとは?
公正取引(こうせいとりひき)とは、発展途上国の原料や製品を適切な価格で継続的に購入することで、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動。「適正な報酬での取引」を掲げています。コーヒー、バナナ、カカオなどの食品や手芸品、衣料などをアジア、アフリカ、中南米などの発展途上国から先進国へ国際的な貧困や環境保護の対策を目的として輸出をしたり、需要や市場価格の変動によって生産者が不当に安い価格で買い叩かれ、あるいは恒常的な低賃金労働者が発生することを防ぎまた児童労働や貧困による乱開発という形での環境破壊を防ぐことを目的としている、最終的に生産者・労働者の権利や知識、技術の向上による自立を目指している取り組みです。(wikipediaより一部引用。)


考え方として、立場の弱い途上国へ生産者や労働者により良い取引状況を提供し、
彼らの権利を強化することで「持続可能」な開発が実現できるよう貢献し、
従来の貿易の規則などを変化する期待もあるそうです。

星氏の選んだ国3か国について星さんは次のように記されています。

『大学の卒業旅行で訪れたケニアの首都ナイロビで見た群がるストリートチルドレンたちの姿。
その光景は今でもはっきりと覚えているそう。その時以来、「子どもが子どもらしく生活する」にはどうすれば良いかー』


考えている最中、フェアトレード商品の存在を知り、活動を始めたそうです。

お店の名前「Kicheko(キチェコ)」はスワヒリ語で「笑い声」という意味だそうで、
フェアトレードを通じてみんなが笑顔になりますようにという願いを込め、
「かわいい」や「ステキ」の気持ちから始まる国際協力―
そんな気持ちを込めて命名されたそうです。
以下、星さんのshopより各国の情勢のご紹介です。

【ケニア共和国(通称:ケニア)
アフリカ大陸の東海岸に位置する国で、国土の中心を赤道が通っています。国土面積は日本の役1.5倍。 1963年12月、40年以上に及ぶイギリスの植民地支配から独立を果たしました。首都のナイロビは、東アフリカ経済の中心都市として最新のIT設備を誇っています。母国語はスワヒリ語、公用語として英語が話されています。

【タンザニア連合共和国(通称:タンザニア)】
人類発祥の地と言われています。ケニア南部に位置する東アフリカ最大の国で、国土面積は日本の約2.5倍あります。世界で有数の自然を誇り、北東部にはアフリカ最高峰のキリマンジャロがあります。イギリスの植民地支配を経て、1964年にタンザニア連合共和国(内陸の「タンガニーカ」とインド洋の島「ザンジバル」がそれぞれ独立後、合併)として独立を果たしました。母国語はスワヒリ語であり、公用語として英語も話されています。1996年に首都がドドマに移されましたが、実質的にはタンザニア最大の港町であり旧首都のダルエスサラームが、タンザニア経済の中心といえます。

【ウガンダ共和国(通称:ウガンダ)】
自然の美しさから「アフリカの真珠(Pearl of Africa)」と呼ばれています。東にケニア、南にタンザニア、その他3ヶ国と接している内陸国です。首都はカンパラ、国土面積は日本の6割ほどです。 1962年にイギリスから独立、公用語として英語とスワヒリ語が話されています。1987年から続く、ウガンダの反政府勢力「神の抵抗軍」(LRA)のゲリラ活動により、北部に住むアチョリ人が被害を受けてきました。2000年後半、政府による掃討作戦で規模は縮小しているものの、依然として住民の殺害や子どもの拉致の被害が報告されています。

 
また、生産をしている人たちが商品に込めた想いが実に感慨深いのです。

例えば内戦で逃れた人々が働く場所がなく、働いても1日100円程度の収入しかない。
そんな中女性グループ活動をたちあげ、
NGOとしてビーズ細工の販売で経済的自立を目指し、
また現地でデザインや品質向上の支援をする日本人女性がいたり。
ケニアで日本とアフリカの自然を繋ぐ取り組みをしていたり。

タンザニアの[womencraft]は、
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の試験プロジェクトとして職人全て女性で、
300人以上の職人が伝統技法でカゴを編んで
国際フェアトレード機関(WFTO)の認識所得をして
アメリカやドイツなどにも輸出しているそうです。

また、タンザニア人の大学生によって設立された女性職人たちによるプロジェクトでも、
村の伝統工芸品をベースにものづくりをされています。

こちら2枚目に添付しました写真のかごは、
タンザニアの伝統布キテンゲが編み込まれた小ぶりなかご。
ペン立てやミニグリーンをたてるとコロンと可愛い雰囲気です。

素材は、タンザニア特有の草、バナナの樹皮も使われているそうで、
お部屋に飾るとアフリカの香りがしてきそうな、でオシャレなお品ですね。

2016年は、このように「想いのつまったもの」や、
「リアルなコミュニティ」をどんどん強化していき
ご紹介していきたいと思います。

それでは、よいお年を!


 

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