藤田 由布 婦人科医 レディース&ARTクリニック サンタクルス ザ ウメダ 生理痛は我慢しないでほしいこと、更年期は保険適応でいろんな安価な治療が存在すること、婦人科がん検診のこと、女性にとって大事なこと&役に立つことを中心にお伝えします。 |
水泳授業における女子生徒たちの悩み |
月経量が多くて生理痛もあるため水泳の授業をどう乗り越えたら良いのか、という女子高校生の相談があります。
水泳の授業の日に生理ならタンポンを入れて泳ぎなさい、と先生から言われて婦人科に相談にくる女子生徒もいます。 彼女達は水泳が嫌だとか苦手とかいうわけではありません。 腟の構造には個人差もありま性交渉前の未熟な性器にタンポンを挿入するのを痛くて躊躇う子がいて当然です。 学校教育現場では生理痛に悩む女子生徒への適切な対応をしていないのではないかと、日々の婦人科診療で悩まされます。 また、女性教員が婦人科を受診し、水泳の授業があるため月経日を移動させたいという相談もよくあります。 この教員曰く、生理痛に理解のない教員も未だたくさんいる為、生理というだけで水泳の授業を欠席することは容易ではない、と。 水泳の授業を生理で見学した場合はレポートを課せられ、後日25mを10往復することで欠席が免除となるとのことです。 女子生徒にとっては毎月1週間続く普遍的で且つ不可避な生理現象に対してあたかもペナルティのような課題が荷重されるのはいかがなものか。 女子生徒たちと同じように、婦人科医も率直に悩む日々です。 |
藤田 由布
婦人科医 大学でメディア制作を学び、青年海外協力隊でアフリカのニジェールへ赴任。1997年からギニアワームという寄生虫感染症の活動でアフリカ未開の奥地などで約10年間活動。猿を肩に乗せて馬で通勤し、猿とはハウサ語で会話し、一夫多妻制のアフリカの文化で青春時代を過ごした。 飼っていた愛犬が狂犬病にかかり、仲良かったはずの飼っていた猿に最後はガブっと噛まれるフィナーレで日本に帰国し、アメリカ財団やJICA専門家などの仕事を経て、37歳でようやくヨーロッパで医師となり、日本でも医師免許を取得し、ようやく日本定住。日本人で一番ハウサ語を操ることができますが、日本でハウサ語が役に立ったことはまだ一度もない。 女性が安心してかかれる婦人科を常に意識して女性の健康を守りたい、単純に本気で強く思っています。 ⇒藤田由布さんのインタビュー記事はこちら FB:https://www.facebook.com/fujitayu レディース&ARTクリニック サンタクルス ザ ウメダ 副院長 〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町8-26 NU茶屋町プラス3F TEL:06-6374-1188(代表) https://umeda.santacruz.or.jp/ |
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