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バックスター ルミ バイリンガルライフコーチ RumiBaxter
私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。
丁寧に生きるという選択 ライフスタイル 2018-04-13
正しい選択とは
四月になり新たな生活をスタートされた方もいらっしゃるでしょう。新学期も始まり、春の新緑に包まれながらいろいろと未来への期待を含んだ季節かもしれません。

と同時に日本国内はもとより、世界的にも政界は不安定極まりなく、真のリーダシップの欠如に加え、フェイクニュースにポピュリズムの台頭などとても混沌とした世の中だと感じます。

そんな中、先日真のリーダーとは何かを考えさせられる映画を観る機会がありました。「ウインストン チャーチル~ヒトラーから世界を救った男」という真実の物語です。

第二次世界大戦期、英国総理大臣であったチャーチルは、今日でも「歴史上偉大な人々」の一人に挙げられるばかりでなく、世界のCEO達の尊敬するリーダーの一人にも選ばれるそうです。

その理由がこの映画を見てさらに確信された気がしました。最大の困難に直面した時、いかに人々に勇気と希望を与えることができるか、というテーマが描かれていたからです。

ここでの歴史上の最大の困難は、ナチスにヨーロッパ全土が支配されるかもしれないという状況です。究極の選択とは、ナチスに屈するのか、あるいは戦うのかというものです。

オリジナルのタイトルは Darkest hour、 直訳すると「真っ暗な時間」、でしょうか。難しい選択を強いられるという最大の困難を経験する、灯の見えない darkest hour の中での人間ドラマが描かれています。

この歴史的事実から私が強く感じたのは、チャーチルの「間違いに決して屈しない」という姿勢です。人間として完璧な人などいません。小さな悪癖はいたるところに垣間見られます。

しかし、根底にある尊厳とでもいうのでしょうか、人としての断固とした姿勢、それが「決して間違いに屈しない」という正しい選択をするものなのです。

今日、何が間違いで何が正しいかという議論は非常に曖昧です。そして絶対的に正しいというのも、絶対的に間違いであるというのもないかもしれません。

ただ、1940年、真っ暗闇の中「自由と民主主義を脅かすもの」に断固として屈さない態度でリーダーシップをとったチャーチルに深い共感を感じます。もう一度「自由」や「民主主義」について考える時期なのかもしれません。

難しい議論ではありますが、もしそれらがなかったら、さらには、私たちは本当にそれらを持っているのだろうか、というところから始めてもいいのかもしれません。また、雄弁家でもあったチャーチルは生涯に5000冊を読破したと言われています。

40分のスピーチの原稿に数時間をも費やすという、努力と人間愛にあふれたリーダー。型破りではあっても歴代の英国首相で最も尊敬されるチャーチル、今こそ彼のようなリーダシップが必要だと切実に感じます。
成功は終わりではない。
失敗も終わりではない。
肝心なのは続ける勇気だ。
(ウインストン チャーチル) 

Success is not final,
Failure is not fatal,
It is the courage to continue that counts
(Winston Churchill)
私たちが「生きる」中で、たくさんの選択をしています。 その選択は、意識したものから無意識に選んでいるもの、とるに足らない小さな選択から人生の岐路に立たされた大きな選択まで、その種類も様々。「丁寧に生きる選択」というライフスタイルは、未来へのキーワードでもあります。
バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ

心理カウンセラーのバックグラウンドをいかし、英会話講師として「コミニケーションレッスン」を展開中。 半生を英国、ヨーロッパのライフスタイルに関わってきたことから、それらの経験をもとに独自のレッスンを提供している。「五感+plus」を使ってコミュニケーション能力を磨くレッスンは、本格的英国サロンで行われている。
RumiBaxter
BROG:http://ameblo.jp/rumi-b/

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