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あんなに あんなに (ヨシタケシンスケ)

人生は続く

あんなに あんなに
ヨシタケ シンスケ(著)
私がパーソナリティを担当している大阪府箕面市のコミュニティFMみのおエフエムの「デイライトタッキー」。その中の「図書館だより」では、箕面市立図書館の司書さんが選んだ本をご紹介しています。

今回は、ヨシタケシンスケさんの絵本『あんなに あんなに』をご紹介しました。

人気のヨシタケシンスケさん。ファンタジーではない、普通の生活の中の何気ない一コマを切り取って、読む人をハッとさせたり、くすくす笑わせる名人です。

『あんなに あんなに』は、「あんなに〜なのに」の連続である子育てを描いています。

私は子どもを育てたことはありませんが、「あんなに」泣いていた子どもが、すぐにケロッとするのを何度も見たことがあります。

また、職場に保育園から電話がかかってきて「子どもが熱を出したので早退させてください」と言っている人を見たことは一度や二度ではありません。

子どもって、朝は「あんなに元気だったのに」急に熱を出したりするんですね。

たくさんの「あんなに」を乗り越え、子どもが独立した後にも、結婚や孫の誕生があり、また新たな「あんなに」が始まります。それは生きている限りずっと続くことなのかも。

子どもより大人の心に響く絵本だと思いました。

子育て真っ最中の人はこの絵本に励まされ、子育てが終わった人は懐かしさで胸がいっぱいになるかも。

子育て未経験の私は、その気持ちをシェアできないのが残念です。
あんなに あんなに
ヨシタケ シンスケ(著)
ポプラ社
いつか大人になるきみへ、むかし子どもだったあなたへ。すべての家族に寄り添う絵本。 出典:楽天
profile
池田 千波留
パーソナリティ・ライター

コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。
BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」

パーソナリティ千波留の
『読書ダイアリー』

ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HPAmazon

 



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