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おしゃれの制服化( 一田憲子)

ファッションはプレゼンテーション

おしゃれの制服化
「今日着ていく服がない! 」から脱する究極の方法
一田 憲子(著)
私はコミュニティFMのパーソナリティをしています。

ラジオは音声のみ。姿形は見えません。

ところがここ数年は、スタジオで撮影した写真が番組放送開始直後に局のSNSにアップされるようになり、服装には今まで以上に気を使うようになりました。

自分のセンスだけだと心もとないので、プロにアドバイスをお願いすることもありますし、書籍を参考にすることもあります。

今回参考にさせていただいたのは、編集者でライターでいらっしゃる一田憲子さんの『おしゃれの制服化』です。

ご自分にどんな服が似合うのか、必要な服とはどんなものか、正解がわからず、長年悩んでおられた一田さん。

ある日、取材先のセレクトショップオーナーさんから

「おしゃれは普通でいい」

と教えていただき、目からウロコが落ちたそうです。

それまで一田さんは、おしゃれとは 人とは違う「特別感」だと思っておられたのですって。

でも、シンプルイズベストだとわかったのです。

同時に、洋服を取っ替え引っ替えすることがおしゃれではないと気がつきます。

いつも同じでいいのだと。

一田さんのおっしゃる「いつも同じ」とはこういうことです。
自分らしくて、着心地が良くて、そんなに目立たなくてもいいから、人と会ったとき「ちょっといい感じ」と思ってもらえる服がいい。

そんな視点からワードローブを見直し、自分だけの「いつも同じ」を見つけることを「おしゃれの制服化」と名づけてみました。
(一田憲子さん 『おしゃれの制服化』 P13 「はじめにー」より引用)
『おしゃれの制服化』では、一田さんの体験やアドバイスの他に、様々な業種で活躍されている女性たちそれぞれの「おしゃれの制服化」についてインタビューが掲載されています。

紹介されているのは

器作家 イイホシユミコさん
スタイリスト 大草直子さん
アパレルデザイナー 佐藤治子さん
スタイリスト 高橋みどりさん
フラワースタイリスト 平井かずみさん
スタイリスト 石田純子さん。

おしゃれのスタイルはそれぞれ違うものの、目先の流行や好みだけで洋服を選んでいらっしゃらないところはみなさんの共通点だと思いました。

ご自身のお仕事に合った「制服化」をされています。

ですから、紹介されている「制服化」を丸々真似すれば良いということにはなりません。

読者それぞれが、自分の仕事や、環境、お会いするお相手や出かける場所を考慮して自分なりの「制服化」をする必要があるわけです。

形ではなく、心構えを真似させていただくのが良いのかもしれません。

私が特に参考にさせていただこうと思った言葉をご紹介しておきます。
「洋服って、コミュニケーションのツールだったり、自分という個のプレゼンテーションだったり、相手に対するマナーやリスペクトだったり、いろんな意味がありますよね。そして、自分の内側を包むものでもあるんです。つまりラッピング。

私たちって、中身はどんどん変わっていくじゃないですか? だからそれに伴って、包装紙も変えないといけないなって思うんです」
(一田憲子さん『おしゃれの制服化』 P49 大草直子さんの言葉)
「働くときに着る服には、必ず目的があります。目的を持って選ぶ服と、自分が好きな服を着る事は別です。
(中略)
仕事でのおしゃれって『どう自分をプレゼンテーションするか』ということ。

それは”自分の好み”ではなく、”その場にふさわしい”服を選ぶということです。

自分らしく働ける服を選んで、自信を持ってその場にのぞむということは、相手にとっても気持ちが良いこと。『きれいにしたいから』

『好きだから』ではないんです」
(一田憲子さん『おしゃれの制服化』 P78 高橋みどりさんの言葉)
おしゃれの制服化
一田 憲子(著)
SBクリエイティブ
そろそろカジュアルの一歩先へ進みたいあなたへー。おしゃれの達人に教わる自分だけのベーシック・スタイルの作り方。 出典:楽天
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池田 千波留
パーソナリティ・ライター

コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。
BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」

パーソナリティ千波留の
『読書ダイアリー』

ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HPAmazon

 



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