HOME  Book一覧 前のページへ戻る

あした、ハーブを植えよう (山本真理 )

今こそハーブデビューしたい

あした、ハーブを植えよう
植物のチカラで家族を守る
山本真理(著)
新型コロナウィルスの影響は生活のあちこちに出ておりますが、ポジティブな影響として、おうちで花や野菜を育てる人が増えたそうですね。わかる気がします。

緊急事態宣言中、おうち時間を過ごしていて、テレビをつければ報道されるのは感染者数の推移をはじめとするコロナ関連のニュースばかり。

閉塞感で息が詰まりそうな時、犬や猫、メダカたちはもちろん、植物を見ると本当に癒されました。

せっかく家で過ごす時間が増えたのだから、新たに植物を育ててみたいと思う方が増えたのは当然の流れかもしれません。

そういうタイミングで素敵な本が出版されました。山本真理さんの『あした、ハーブを植えよう』です。

山本真理さんはフィトセラピスト(植物療法士)で、緑と香りの学校TIARAの主宰者です。

そして現在は滋賀県にお住まいで、「近江おごとハーブガーデン」の室長も務めておられます。

この本では初心者でも育てられそうなお勧めハーブの紹介や、ハーブを健康や美容ケアに使うための製剤法、ハーブを使った日々の健康ケアや美容ケア法、ハーブを使ったお料理などが紹介されています。

説明文とともに、おごとハーブガーデンの写真が満載で、写真を眺めるだけでも癒されるのが素敵。

なんでも、四季折々のハーブガーデンの写真を掲載するために、出版まで約2年の歳月を費やしたのだそうですよ。

じっくりと丁寧に作られた本だというのは、ページの隅々から感じることができました。

私は今回のコロナ騒動で、今まで以上に免疫力アップに関心を持つようになりました。

マスクや手洗い、咳エチケットなどに加えて、自然な成分を使って自分で免疫力をアップできるなら、どれほど心強いでしょう。

そのためにハーブを自分で育てて、活用できたなら。その方法が優しく説かれているのが嬉しい。

私は「呼吸器ケア」と「スキンケア」のページに付箋を貼りましたが、他にも「風邪・感染症予防」や「消化器トラブル」、「不眠」、「軽いやけど」、「自律神経バランスを整える」など、気になる項目がいっぱいでした。

さて、いま花壇に空いているスペースで、どんなハーブを育てようかしら。

それもちゃんと紹介されていまして、初めての人には「セージ」、「タイム」、「ローズマリー」といったシソ科の3種類が育てやすくてお勧めなんですって。

元気な花が可愛いカレンデュラにも興味あり。どれを植えるか考えるだけでも元気が出てきます。

この本は単に、ハーブで健康管理をしませんか、という方法論ではなく、丁寧に生活することの大切さを伝えようとしているように思います。

ご家族の健康管理に心を配っておられる方、ハーブをはじめとする植物がお好きな方、写真がお好きな方、そしてアフターコロナの生き方に迷っておられる方に是非お勧めしたい一冊です。

ところで、私ごとですが、私は著者の山本真理さんとちょっとしたご縁があります。

以前通っていたカメラ教室で知り合った中で、なんとなく波長が合う3人で作った「写ガールの会」のメンバーなのです。

振り返ってみると「写ガールの会」が最後に開催されたのは、2016年のこと。山本さんが近江おごとハーブガーデンの室長に就任され開園の準備をされていた頃だったと思います。

以来、ハーブガーデンがオープンしたら伺おうと思いながら、すっかりご無沙汰してしまっていました。今年こそ、ハーブガーデンに伺わなくっちゃ!
あした、ハーブを植えよう
植物のチカラで家族を守る
山本真理(著)
光村推古書院
1種類でも大丈夫。毎年ハーブを「育てて、使う」サイクルを身につけよう。琵琶湖のほとり、小さな有機ハーブガーデンの日々から。健康・美容、家族のすこやかな暮らしを応援! 出典:楽天
profile
池田 千波留
パーソナリティ・ライター

コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。
BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」

パーソナリティ千波留の
『読書ダイアリー』

ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HPAmazon

 



OtherBook

千波留の本棚

じんわり味わい深い

田舎のポルシェ(篠田節子)

千波留の本棚

青い壺が見た人生いろいろ

青い壺(有吉佐和子)

千波留の本棚

岸和田の熱さが伝わる

走らんかい!(中場利一 )




@kansaiwoman


■ご利用ガイド




HOME