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すみれちゃんのお片づけ12カ月(渡辺ゆき)

子どもの頃にこういう本と出会えていたらなぁ

すみれちゃんのお片づけ12カ月
渡辺ゆき(著)
私は片付けが苦手。

これまで何冊もお片づけ本を読んでは、それぞれのメソッドに感心し、ちょっとずつ取り入れようとしながら、全て中途半端に終わっています。

なのに、また新たなお片づけ本を見ると手に取ってしまうのです。

この本は整理整頓が大好きな すみれちゃんが普段やっているお片づけを紹介したもの。

世の中にお片づけ本は数多くありますが、お子さんが主体のお片づけ本は珍しいように思います。


すみれちゃんは小学校5年生の女の子。

小さい頃から、お母さんが読んでいる雑誌のお片づけやインテリアのページを読むのが好きでした。

新聞チラシの住宅間取りを見るのも大好き。将来の夢はインテリア関係の仕事をすること。

だからでしょう、すみれちゃんはお片づけ上手です。

この本の特徴は すみれちゃんのお片づけを、月ごとに紹介していること。

4月から翌年3月までの1年間、つまり、新学年が始まってから、次の学年に上がるまで、その月ならではの片づけを紹介しているのです。

目次を紹介します。
4月 新年度にすること
5月 自分の部屋のそうじ
6月 衣がえ
7月 旅のじゅんび
8月 おばあちゃんとお片づけ
9月 つくえまわりの整理整とん
10月 朝活!!
11月 よごれたものを洗う
12月 大そうじ
1月 本のお片づけ
2月 思い出の整理
3月 教材をまとめる
(渡辺ゆきさん『すみれちゃんのお片づけ12ヶ月』のもくじ引用)
具体的には、4月は新しい教科書を机の定位置に置いたり、8月は夏休みを利用しておばあちゃんの家に行き、おばあちゃんが日頃できない片づけを手伝うといったことを全ページ写真を多く掲載してわかりやすく見せてくれています。

学校でお勉強は習いますが、お片づけは習いません。

そんなことは家庭で学ぶことなのでしょうが、おそらく特別に教えておられるご家庭は少ないのではないでしょうか。親がやっているのを見て、なんとなく参考にする程度で。

この本では洋服のたたみ方や、机の引き出しの整理方法など、基礎的なことを楽しいこととして紹介していて、私も子どもの頃、こういう本と出会えていたらなぁ、とこの本に出会えるお子さんを羨ましく感じます。
すみれちゃんのお片づけ12カ月
渡辺ゆき(著)
岩崎書店
お片づけは子どもをどんどんかしこくする!!子どもによる、子どものためのお片づけ本。4月から3月までの1年を通して、机まわりや本棚の整理、学校で使うものの管理など、子どもの生活に必要な「お片づけのすべて」を紹介。 出典:楽天
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池田 千波留
パーソナリティ・ライター

コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。
BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」

パーソナリティ千波留の
『読書ダイアリー』

ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HPAmazon

 



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