惚れぼれ文具(小日向京)
自分ならではの使い方を編み出す 惚れぼれ文具
使ってハマったペンとノート 小日向京(著) 文房具が大好きな私。このタイトルを見て、手に取らずにいられるはずがありません。
趣味の文具編集部からの「小日向さんの好きなペンとノートばかりを載せましょう!」という提案で作られた『惚れぼれ文具』。 といっても紹介されているのはノートとペンだけではありせん。 万年筆からマスキングテープまで、文具ライターの小日向さんのお好きなものはどれもこれも惚れぼれするものばかり。 「人のため、自分のため、そして万年筆のためのインク」
では、4色のインクの色合いだけを紹介するのではなく、実際に書かれた文字を見比べられるようにしてくれています。
パイロットのブルーブラック、藍濃道具屋のかざ味(かざ という字を見つけられず)、エス・テー・デュポンのグリーン、Kobe INK物語の江南マルーン。 それぞれ、 TPOに合わせて使い分けたい素敵な色ばかり。 小日向さんの字も味があって大好き。いつまでも見ていたくなる魅力があります。 万年筆のインクだけではなく、最近はボールペンにも楽しい色、面白い色がいっぱい。 紙製品も、単なる商品紹介に止まらず、実際に使っている様子を見せてもらえるのが楽しい。 NOLTY能率手帳ゴールドのウイークリーページを90度回転させて、縦書き箇条書きメモとして使っておられるのにはびっくりしました。なんと贅沢な使い方!!(小日向京『惚れぼれ文具』P114) この本を読んで、私は文房具が大好きだけれど、用途に関しては、「これはこのように使うものだ」という固定観念に縛られていると感じました。 自分ならではの使い方を編み出して良いのよね。 そして、最近出番が少なくなって机の引き出しに眠っている鉛筆やガラスペンなどに、もっと活躍の場を与えてあげなくては。 この本を読んで気がついたのですが、私は文房具の中でも特に筆記具が好きみたいです。 それに対して、紙ものが圧倒的に足りていません。 よーし!来月は紙類の強化月間にするぞー! 池田 千波留
パーソナリティ・ライター コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。 BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」 ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HP/Amazon
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