いくつになっても「転がる石」で(小林照子)
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![]() 80歳のケセラセラ
いくつになっても「転がる石」で 小林 照子 名(著) 誰もがそうかも知れませんが、私はどものころ、年上の人、特に30代をすぎた人のことは「おじさんおばさん」と一括りに認識していました。
でも自分がその年代になってみると、想像していたのとは違いました。 肉体年齢はさておき、精神年齢はちっとも「おばさん」なんじゃない!あたしゃそんなに老けていない! というより、まだまだ未熟で、これからもっと勉強したいことがいっぱいあるし、やりたいこともいっぱいある。落ち着き払ってなんか居られない! そんな私に「そうよ、それでいいのよ、前向きに生きましょ」と背中を押してくれる本に出会いました。 昨日(2015年11月25日)出版されたばかりの『80歳のケセラセラ いくつになっても「転がる石」で』。 美容研究家・メイクアップアーティストの小林照子さんは2015年2月に80歳になられたそう。 表紙の写真を見て思わず「うそー?!」と驚くのは私だけではないと思います。 その小林さんがおっしゃっています。 「心の貧富も見た目の美醜も、本当に差がつくのは更年期以降」
(『80歳のケセラセラ いくつになっても「転がる石」で』表紙折り返しより)
と。つまり、更年期を迎えたら女性として「あがり」ではなく、それ以降の心がけや頑張りで、女性の魅力は増すことができる、ということ。
「もう歳だから」なんて言って諦めたりしたらつまらないということです。 逆に言うと、何歳になってもおかまいなく、自分のしたいことをして、おもしろいと思ったことにどんどんのめり込む姿勢こそ若々しさの秘訣なのかも。 現に、小林さんは75歳から彫刻を始められました。前からやってみたかったんですって。 新しもの好きで、郷ひろみさんとお会いしたとき、郷さんがアップルウォッチをされているのをご覧になり 「私も!」とすぐにお買い求めになったとか。もちろん買うだけではなく、使いこなしておられるんです。 ステキッ!私、こういうかた大好き! 実は私もこれから新しく始めたいことがいっぱいあるのです。 今から始めて出来るかどうか…なんて、若干不安に思うこともあったけど、この本を読んですっきりしました。 できるかできないか、じゃなくて、やるかやらないか、なのよね。 私はやるよ~!! スケールの差は歴然ですが、私もこれまでずっと「転がる石」だったと思います。 これでいいのだ! ちなみにタイトルの由来となったイギリスのことわざ「転がる石に苔むさず(A rolling stone gathers no moss)」にはイギリス式の解釈とアメリカ式の解釈、二通りの意味があるそうです。 私は断然アメリカ式解釈をとります。 それも本書に書かれていますので、お確かめくださいね。 もちろん気になる髪やお肌のお手入れ法も紹介されていますよ。 この本をお読みになったら、合い言葉は「50を過ぎたら年齢不詳」(表紙折り返しより)に決定すること間違いなしです。 私は幸いなことに更年期障害は通り過ぎました。 現在進行形で更年期障害に悩んでいる方、明けない夜はありません。 そして夜明けを迎えたら、女磨きに励もうではありませんか! 80歳のケセラセラ
いくつになっても「転がる石」で 小林 照子 名(著) 講談社(2015) 「大丈夫。本当の自立は50代から」いくつからでも、いくらでも、人生は楽しくなる!美と人生の達人が贈る、ワクワク生きるコツ。 出典:amazon ![]() 池田 千波留
パーソナリティ・ライター コミュニティエフエムのパーソナリティ、司会、ナレーション、アナウンス、 そしてライターとさまざまな形でいろいろな情報を発信しています。 BROG:「茶々吉24時ー着物と歌劇とわんにゃんとー」 ヒトが好き、まちが好き、生きていることが好き。だからすべてが詰まった本の世界はもっと好き。私の視点で好き勝手なことを書いていますが、ベースにあるのは本を愛する気持ち。 この気持ちが同じく本好きの心に触れて共振しますように。⇒販売HP/Amazon
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