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植木 美帆
音楽家 チェロ奏者 ソーシャルアーティスト

心に響く音 アート・芸術 2024-08-07
クラシック音楽はむずかしい?

ちょうど10年前、関西ウーマンのインタビューを受けました。

チェロ奏者としてプロ活動を10年経験し、クラシック音楽が社会に広がらないと感じていた頃です。

まずは一般の感覚を知りたくて読書をしていると話したら、書評ベースのコラム連載をしませんかと。

「えぇ!?文章なんて書いたことないけど大丈夫かな?」

全く自信はなかったのですが、元来のチャレンジ精神に火がつき「よし、やってみよう!」とお受けすることに。

案の定なかなか言葉にならず苦労、というか苦悩の連続でしたが、振り返ればこれまでに約50本のコラムを書きました。

その後、ありがたくも活動が広がり、インターネットラジオ局で番組を持たせてもらうことに。

これも未知の世界へバンジージャンプ級の挑戦。

マイクの前で緊張しながらも、「クラシック音楽を身近に!」をモットーに、収録してはオンエアを聞いて落ち込む、その繰り返しで160回、6周年を迎えました。

クラシックのお堅いイメージを払拭!専門用語一切ナシ、ざっくばらんな関西風味のトークスタイルで楽しく続けています。

10年を振り返ると様々な出来事があり、社会も変化しました。
コロナをきっかけに野外コンサートを経験したり。

今、クラシック音楽の伝統を大切にしながらも進化発展させる必要性を感じています。

そして少しお休みしていたコラムを新たな観点で発信できたらと、再開させてもらうことになりました。

さて先日、10年ぶり(?)にバリバリのクラシック音楽を学びました。もちろんチェロの演奏です。

分かっているつもりだが、出来ていなかった自分を発見してドキッとしています。苦笑
現実を知ることができて、ありがたい機会でした。

師匠(チェロの先生)は何度も「クラシックは本当に難しい」と話されました。

そうなんです。
作曲家の真髄を表現する。
それには想像を遥かに超える知識と経験が必要です。

まだまだ道半ばです。         

学びをやめるとおごりが出る。
事あるごとに言い聞かせる言葉です。

久しぶりのコラム再開にあたり、

クラシックを身近に!
クラシックは難しくないです〜

と書くつもりが、「逆やん」と自分にツッコミを入れてます(汗)
ですが人生をかけて音楽に取り組んでいる。そんなことも知って欲しいな、って思いました。

これから、音楽とみなさまの架け橋になるよう日々感じることを発信します。
どうぞよろしくお願いします!
profile
クラシック音楽を身近に!心に響いた音楽や言葉など、最近のホットなニュースを発信します。
植木 美帆
音楽家 チェロ奏者 ソーシャルアーティスト

「クラシック音楽をより身近に!」をモットーにチェロ奏者として活動。皆が聴きたい曲を募ったコンサートなど、新しいスタイルを展開。また、ラジオパーソナリティーとして音楽番組を担当。局内人気トップ5でクラシック好きの輪を広げている。
うめきた2期地区先行開発エリア「みどりのリビングラボ事業」参画。音楽が根付く街づくりに携わっている。大阪音楽大学付属音楽院講師。弦楽合奏団ネオムジカ主宰。
Ave Maria
Favorite Cello Collection

チェリスト植木美帆のファーストアルバム。 クラッシックの名曲からジャズのスタンダードナンバーまで全10曲を収録。 深く響くチェロの音色がひとつの物語を紡ぎ出す。 これまでにないジャンルの枠を超えた魅力あふれる1枚。 ⇒Amazon
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instagram:miho.ueki.14
⇒PROページ
⇒関西ウーマンインタビュー記事
ブックレビュー『チェリスト植木美帆の心に響く本』

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