AMIのAMIGO
アート・芸術 2019-05-14
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【今月の作品】
CDMXではシルクスクリーンのワークショップを受けていました。オアハカに戻ってきて、グリーティングカードをつくりました。
「トルティージャ」色という紙を使っています。よく見ると、トルティージャみたいに斑点がはいっていたりしてほんのりクリーム色な色合いが素敵な紙です。
1982年大阪生まれ、兵庫育ち。メキシコのオアハカ州での暮らしを経て、2020年から日本に。 ものつくりが好きで、オアハカで版画に出会い制作を続けている。
HP:https://amiryoko.wordpress.com/
instagram:ninjacco
メヒコTプロジェクト
Vol.13 CDMXのラグニージャに行ってきた、の巻 |
オラー、こんにちは。日本では元号が変わったり、ゴールデンウィークがあったりてんこ盛りな5月ですが、ここメヒコでは淡々と日々が続いています。
4月はセマナサンタといういわゆる「復活祭」というカトリックの大きなイベントがありました。
ここ最近はとにかく口を開けば「暑い……」というのが口癖になっています。ここオアハカでは、今頃(3~5月)くらいが1年のうちで一番暑いのです。
今年はあんまり暑くないな、それとも慣れてきたのかな、と思っていましたが、たぶんそれは気のせいで、ここのところの絶好調な暑さに影を求めて影すれすれを歩く日々です。
雨期が始まればこの暑さは解消されて、日本が一番熱い7月や8月にはオアハカは過ごしやすい時期となっているのです。
さて、オアハカはこんな感じで過ごしているのですが、今月のコラムも、せっかくCDMXに行ってきたのでCDMX話の続きを。
やはり大きな町なので、訪れる場所もたくさんあります。今回の滞在中はワークショップを受けていたので、あんまり観光はしませんでしたが「ラグニージャ市場」というところに行ってきました。
日曜のみ開催の市場で、骨とう品や古着、その他いろいろ本当に何でも売られているという感じで、テントが所狭しと並んでいて、人々でごった返すその様子は「ザ・メヒコの市場の風景」といったところです。
聞いたことはあったのですが、足を運んだのははじめてです。本当、なんでもあるなぁ、と感心してしまいました。
このラグニージャ市場は、観光客の人にも人気のスポットらしくちらほらと外国人も見かけます。
どうしようもないがらくたのように見えるのに、値段を聞くと「まぁまぁええ値段」するので、外国人だから足元を見られて妙な値段を吹っ掛けられているのかもしれない、と思いつつコミュニケーションを楽しむ感じで歩いていきます。
4月はセマナサンタといういわゆる「復活祭」というカトリックの大きなイベントがありました。
ここ最近はとにかく口を開けば「暑い……」というのが口癖になっています。ここオアハカでは、今頃(3~5月)くらいが1年のうちで一番暑いのです。
今年はあんまり暑くないな、それとも慣れてきたのかな、と思っていましたが、たぶんそれは気のせいで、ここのところの絶好調な暑さに影を求めて影すれすれを歩く日々です。
雨期が始まればこの暑さは解消されて、日本が一番熱い7月や8月にはオアハカは過ごしやすい時期となっているのです。
さて、オアハカはこんな感じで過ごしているのですが、今月のコラムも、せっかくCDMXに行ってきたのでCDMX話の続きを。
やはり大きな町なので、訪れる場所もたくさんあります。今回の滞在中はワークショップを受けていたので、あんまり観光はしませんでしたが「ラグニージャ市場」というところに行ってきました。
日曜のみ開催の市場で、骨とう品や古着、その他いろいろ本当に何でも売られているという感じで、テントが所狭しと並んでいて、人々でごった返すその様子は「ザ・メヒコの市場の風景」といったところです。
聞いたことはあったのですが、足を運んだのははじめてです。本当、なんでもあるなぁ、と感心してしまいました。
このラグニージャ市場は、観光客の人にも人気のスポットらしくちらほらと外国人も見かけます。
どうしようもないがらくたのように見えるのに、値段を聞くと「まぁまぁええ値段」するので、外国人だから足元を見られて妙な値段を吹っ掛けられているのかもしれない、と思いつつコミュニケーションを楽しむ感じで歩いていきます。

こういう骨董市には、雰囲気の古いおもちゃが定番です。日本で見ると「昭和っぽいなぁ」と思うのですが、メヒコでは何と言うていいのやら……。
でも、どこの国でもアンティークが醸し出すノスタルジックな雰囲気は似ていて面白いな、と思います。
でも、どこの国でもアンティークが醸し出すノスタルジックな雰囲気は似ていて面白いな、と思います。

日本でもたまにリモコンばかりを売っている店を見かけたりしますが(元町高架下とか)、とにかく数を並べるのも万国共通なのでしょうか。
お店の人が一つ一つ取り出して並べる様子や、しまう様子を想像するとなんだかふっと笑みがこぼれます。
お店の人が一つ一つ取り出して並べる様子や、しまう様子を想像するとなんだかふっと笑みがこぼれます。

こんなに堂々とマネキンに着せられても、これ、何用?!いつ着るん?!と突っ込みたくなる服を見つけては、頭の中で美川憲一がこれを着て歌っている様子がぐるぐる回ったりして、想像力を刺激されます。

これも海外ではよくある気がするのですが、出どころ不明の妙にオリエンタルな置物にもちょくちょく遭遇します。
そんな謎の中国風の置物とルチャドールとピラミッドと猿を同じ並びで見かけて思わず二度見……。
カセットテープもたくさん売ってあり、天王寺で以前カセットテープを売っているおっちゃんを見かけて思わず立ち止まってしまうと、「ええ曲入ってるで」と声をかけられたのを思い出しました。
このお店のおっちゃんにも同じことを言われ、メヒコの雰囲気はやはり関西色が強いよな、というのを再確認です。
そんな謎の中国風の置物とルチャドールとピラミッドと猿を同じ並びで見かけて思わず二度見……。
カセットテープもたくさん売ってあり、天王寺で以前カセットテープを売っているおっちゃんを見かけて思わず立ち止まってしまうと、「ええ曲入ってるで」と声をかけられたのを思い出しました。
このお店のおっちゃんにも同じことを言われ、メヒコの雰囲気はやはり関西色が強いよな、というのを再確認です。

「ラグニージャでは何でもそろう」というのは聞いたことがありましたが、活版印刷の用具まで見かけました。特に「グラバード」とよばれるロゴや絵のタイプはレトロでめちゃくちゃかわいいかったです。
CDMXに週末滞在する予定のある人は、ラグニージャ市場をのぞきに行くのも面白いかもしれません。
人が多いので、スリなどにはくれぐれも気をつけなければいけませんが、お互いにぺちゃくちゃしゃべって店番をしているんだかしていないんだかわからないようなお店のおっちゃんおばちゃんを眺めるのもほほえましいです。
CDMXは大都会なのでオアハカに比べると生活のスピードが速い感じがしますが、こういう一場面を切り取るとやはりメヒコだなぁ、としみじみとしてしまいます。
それでは、また来月お会いしましょう!
CDMXに週末滞在する予定のある人は、ラグニージャ市場をのぞきに行くのも面白いかもしれません。
人が多いので、スリなどにはくれぐれも気をつけなければいけませんが、お互いにぺちゃくちゃしゃべって店番をしているんだかしていないんだかわからないようなお店のおっちゃんおばちゃんを眺めるのもほほえましいです。
CDMXは大都会なのでオアハカに比べると生活のスピードが速い感じがしますが、こういう一場面を切り取るとやはりメヒコだなぁ、としみじみとしてしまいます。
それでは、また来月お会いしましょう!

CDMXではシルクスクリーンのワークショップを受けていました。オアハカに戻ってきて、グリーティングカードをつくりました。
「トルティージャ」色という紙を使っています。よく見ると、トルティージャみたいに斑点がはいっていたりしてほんのりクリーム色な色合いが素敵な紙です。

あみ りょうこ
版画家
版画家
1982年大阪生まれ、兵庫育ち。メキシコのオアハカ州での暮らしを経て、2020年から日本に。 ものつくりが好きで、オアハカで版画に出会い制作を続けている。
HP:https://amiryoko.wordpress.com/
instagram:ninjacco
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