関西で働く女性のライフスタイルマガジン［関西ウーマン］

みなさん、「健康診断」に行かれていますか？

「仕事が忙しい」「時間がない」っと敬遠する人が少なくない健康診断。しかし、健康を維持するためには、定期的に自分の身体の状態をチェックすることは大切です。

健康診断では癌や生活習慣病などの病気を早期に発見できるだけでなく、病気になる手前の段階で、病気を「未然」に防ぐ効果があると考えられています。

また、歯科においても、小さな虫歯を早期に治療することで、歯を失ってしまう危険性を回避できたり、歯周病を予防することで、自分の歯で美味しくご飯を食べるという健康的に生活できる期間「健康寿命）を長くすることにつながるのです。

また、長期的に見れば、歯を失うことなく、自分の歯で生活できるということは、インプラントや入れ歯を入れなくても済むことにつながるので、医療費の削減にも役立つといわれています。

また、健康寿命が延びれば、国民の一人当たりの生産性が上がることは間違いなく、日本の国の維持・発展にも大事なこととなります。

では、歯の定期検診とは具体的にどんなことをするのでしょう。

子供さんの場合は歯磨きの仕方を指導することで、お口の中の良い環境を整える教育を行います。虫歯の治療だけでなく、虫歯を防ぐために、歯にフッ素の塗布などを行います。また、永久歯の生え変わりがうまくできているか、異常なかみ合わせになっていないかをチェックします。

大人の場合は虫歯を早期に治療することも大切ですが、注意すべきは歯周病予防です。

歯周病は本人の気が付かないうちに進行していることがあるため、歯周病予防のために歯の磨き方の指導、歯石取りなどの、プロフェッショナルによりクリーニングをすることが大事となってきます。

将来高齢になっても、自分の歯で食べ物を噛めるよう、健康に人生を過ごす期間を長くするために、悪いところの早期発見・早期治療を心がけましょう