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岡田 真結子
フラワーデザイナー/バーテンダー flower & bar Relier(ルリエ)

季節を楽しむ花レシピ ライフスタイル 2017-09-27
命を生かす

先日テレビ番組で、東京にある生花店の店主が取り上げられていました。

お店での作業の様子や、お客様のオーダーに対してどう向き合っているか、これまで辿って来た経歴などが紹介され、人間のエゴで切り取られた花の命を無駄にしてはいけない、人の心に深く届ける事で生かさなければいけない、という、花への想いが語られていました。

その中で私が共感したのは、1本1本の花の命を無駄にしてはならない、という部分。

私は、花の仕事について以来、花に対して、花とは何と美しいのだろうと、未だに日々思い続けています。

何故なら、花には1本1本命があって、生まれ、成長し、一番輝く美しい時期を迎え、最後はその寿命を終えていくという姿を毎日見せてくれるからです。

それは、人の一生と重なってさえ見えます。

以前の事ですが、お友達の付き添いでお店に来られた女性が、「あなたもお花を買って帰ったらどう?」とお友達に勧められ、それに対しての返事が、「枯れるのが嫌だから、お花は飾らない。」とおっしゃられたので、とても驚いた事がありました。

しおれて枯れていくというネガティブな部分は、裏を返すと、だからこその美しさへと変わるはず。

花には命があって、美しく咲いた後には枯れてしまうけれど、だからこそ、つぼみが開きかけた時の愛おしさや、咲いている時の美しさは格別で、その姿を見届けて、更に心に焼き付けておくと、いつでも思い出して、心の中でまた、花を咲かせることが出来るのです。
それは人と同じ。

人が寿命を終えても、その人の生きた証は、思い出の中に生き続けます。

寿命の長さが違うだけで、花にも一生があるのです。

だから、枯れてしまうから要らないと思わないで、命を全うしようとする力強さや、日々の移り変わりを見届けて、心の中に残して欲しいと思います。

スーパーに並ぶ古くなった食材は、値段を下げれば、エコの一環として喜んで消費するけれど、今満開に咲いているお花を、エコだと思って買う発想はなかなか無く、人間のエゴで切り取られた花の命が無駄になっている事も多いのが実情です。
1本1本の花の命が生かせるよう、もっと魅力を伝えたい。

そんな風に思いました。
皆の日常に、植物がそっと寄り添ってくれることを願い、その時々の私なりのお花の楽しみ方や、花屋として植物と向かい合う中で気付いた素敵な発見をお話していきます。
岡田 真結子
フラワーデザイナー/バーテンダー
Relierが作る作品や空間は 植物の持つ美しさを最大限に引き出す事を、何よりも大切に考えています。 大輪の花や丸いフォルムの花、シフォンのように柔らかい花びらや、 香水のように甘い香りを放つ花。 美しさに驚きと感動をプラスして、五感で感じるお花をご提案します。
flower & bar Relier ルリエ
〒550-0001大阪市西区土佐堀1丁目6-10 土佐堀トキワビル101
定休日:土・日・祝日(土曜日はレッスンのみ)
TEL:06-6131-4623
HP:http://relier-fleurs.com/  
BLOG:http://ameblo.jp/fleur-relier
FB:fleurRelier

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