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小川 由佳
コーチ、研修講師 FAITH(フェイス)

働く女性の自分らしい生き方入門 メンタルカウンセリング 2016-10-25
いい仕事をするために大切なこと

以前、日経新聞を読んでいたら、
フレンチシェフ 坂井宏行さんの記事が目に留まりました。

坂井宏行さん、ご存知ですか?

かつて、TV番組「料理の鉄人」で
「アイアンシェフ」として 有名になった方です。

坂井さんは28歳の時、 鉄板焼き店で働いていた所を、
鬼怒川温泉ホテルのオーナーに抜擢されて、
フレンチレストランの料理長になったのだそう。

そばが1枚100円の時代に、
3万円のコース料理を出す、レストランの料理長。

坂井さんが、その重責に 押しつぶされそうになっていた頃、
オーナーがかけてくれたのが、 次の言葉でした

「おいしい料理を作り、
楽しむ時間を提供するには、
自分がハッピーでないといけないよ」


それ以来、坂井さんは、
体を積極的に動かしたり、
ファッションにも気を配ったり。

仕事を忘れる時間を、意図的に作ったのだそう。

今も、
「100%の力を出し続けられなくても、 80%なら続けられる。
20%は自分の幸せのために とっておくことを心がけてほしい。
その姿勢がおいしいフレンチ作りに つながるのだ」
と信じ、従業員にも そう伝えているのだそうです。

= = =
「自分が楽しめていないと、 いい仕事はできない」

これって、料理の世界に限らず
どこの世界でもいえることじゃないかな って思います。

私自身、研修やセミナーで講師をするとき、
心がけているのが、

「自分自身が楽しもう」 ということです。

(実は、私、お恥ずかしながら、
研修やセミナーに登壇する直前には、
必ず トイレの鏡の前で、自分に向かって
「今から楽しんでいこう♪」と呼びかけています。)

おもしろいもので、
これが如実に結果に影響するのです。

自分自身が楽しむことができたとき、
研修やセミナーは、ほぼ間違いなく
有意義で活気ある学びの場になります。

楽しんでいる空気が伝わって、
受講者さんもリラックスして笑顔^^

また、楽しむことで、心に余裕ができるので、
受講者さんの反応や進捗状況に応じて
いろんなアイデアが思いつき
臨機応変な対応ができるのです。

実際、研修後のアンケート結果もいいです。

一方、緊張のあまり、
楽しむことができなかったとき、 研修やセミナーも、
いまいち盛り上がりに欠ける場となってしまいます。

心の余裕のなさが、 行動のぎこちなさを生み、
相手に伝わってしまうのでしょうね。

責任重大な仕事のとき、
自分にとってこれこそはというとき、
などなど。

自分ががんばって成果につなげたい仕事であればあるほど、
私たちは、逆に、心に余裕をなくし、
とにかくがんばろうとしてしまいがち。

だけど、そんなときこそ、
「楽しめていますか?」
という問いを、自分に投げかけられればいいなと思うのです^^

 

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