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山田 真由子
キャリアモチベーター 山田真由子オフィス

起業を目指す方へのキャリアシンデレラコラム 起業・開業支援 2015-12-01
「起業したい!」と言いながら、行動できない理由

私は、起業相談をしはじめて7~8年になります。
多くの起業相談にのってきましたが、
口では「起業したい!」と言いながらもなかなか行動に移せない人がいます。
そのタイプは大きく三つに分かれます。

一つ目のタイプは、「面倒くさい」という言葉癖がある人です。
人生は、良いこともあれば悪いこともあり、どちらに転んでも面倒なものです。
それをネガティブに面倒だと捉えている人です。

おそらく、ご自身で発する「面倒くさい」の言葉に反応し、
行動を起こしにくい習慣が身に付いてしまっているのではないかと思います。

二つ目のタイプは、変化を嫌う人です。
会社で雇われる働き方は、お給料、休日、社会保険など安定しており、会社に守られています。
しかしながら、起業すると、社会保障や労働条件などが保障されている訳ではありません。
このタイプは、自己決定、自己責任がとれないタイプですね。

三つ目のタイプは、自分で起業したいと言いながらも、
「本当に起業できるのだろうか?」と自分自身に問いかけをしているタイプです。
自分で気づかないうちに思い込みがあり、起業したいと思っていても、
自分自身で心のブレーキをかけてしまっているタイプです。

このような三ついずれかにあたる時期は、起業しないほうがいいと思っています。
私は、起業相談をする時にとっても大事にしている言葉があります。
それは、「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉です。

禅宗で【啐】は、「卵の内側から雛が声を発して殻から抜け出ることを告げる」という意味です。
【啄】は、「親鳥が殻をつついて雛の出るのを助けること」を意味しています。
つまり、雛が卵から出てくる時と、親鳥が殻をつつく時が
一致していないと死んでしまうという意味から、絶妙なタイミングを示す言葉です。

「起業したい!」と言いながらもなかなか行動に移せないタイプは、
客観的に自分のことを見ることが必要です。



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