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小川 由佳
コーチ、研修講師 FAITH(フェイス)

働く女性の自分らしい生き方入門 メンタルカウンセリング 2016-03-22
起こっていることは、実はとてもシンプル


かつて、会社員時代、
ちょっとしたことで気持ちが揺れたり、動揺してしまうことがありました。

例えば、自分のアウトプットに対して、
上司やチームメンバーから、ネガティブなフィードバックがあったとき。

フィードバックを受け取ったとたん、心がもやもや。
悲しくて泣きたくなったり、腹が立ってイライラしたりすることもありました。

そんなとき、救われたのが、夫からの問いかけ。
彼は、淡々と、それでいて、全く私の意表を突いた問いかけやコメントをしてきます。

「何があったの?」
「それって、本当?」
「要は、こういうこと?」
「でもさ、上司って、そもそも、そうすることが役目なんじゃないの?」・・・

そんな問いかけに(時には泣きながら^^;)答えていくことで、気づくのは、
「物事はとてもシンプル」ということ。

そう、実際に起こっていることはシンプルなのに、その中のある1点にだけ目がいってしまって、
結果として、起こっていることを曲解したり、拡大解釈してしまっているのですね。
で、そこから感情が暴走していたり、モコモコ膨らんだりして、"悲しみ"や"怒り"になる。

例えば、起こっていることは、上司は
1. 「客先に提出するにあたり、私のアウトプットは、〇〇を改善した方が受け入れられる」
と思った
2. それを私に指摘した
それだけ。

なのに、私は、「改善点を指摘された」という点に目がいき、それを、
「ダメ出しされた、否定されている」
「できないヤツだと言われた」
「がんばったのに、認めてくれない」
というように曲解・拡大解釈してしまっているわけです。

その根底にあるもの。それは、
「まずは受け入れてほしい」
「がんばっているのを認めてほしい」
「上司なんだから、こう振舞うべき」
「こういうところに気づくべき」
という期待や思い込み。

そんな期待や思い込みが根底にあるから、
それが満たされない(と解釈できるような)物事があると、
そこに目がいってしまい、感情が暴走してしまうのですね。

でも、問いかけによって紐解いていくと、起こった出来事はとてもシンプル。
そして、それに気づけると、
「な~んだ。そうだったのかあ。私の心が暴走していたのかあ」
とわかってラクになります。
また、心の奥底にある思い、心のクセに気づくことができます。

もし、みなさんの心が揺れそうになったら、感情が暴走しそうになったら、
「起こっていることは、実はシンプルかも?」ってこと、
問いかけてみてはいかがでしょうか。
違った見方が開けるといいなと思います^^
 

心の中で思っていても、言葉や行動で表さない限り伝わらない メンタルカウンセリング 小川 由佳コーチ、研修講師
起こっていることは、実はとてもシンプル メンタルカウンセリング 小川 由佳コーチ、研修講師
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