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バックスター ルミ
バイリンガルライフコーチ RumiBaxter

丁寧に生きるという選択 ライフスタイル 2015-10-09
丁寧に生きる。スペースのデトックス

今年の大阪は秋の訪れが駆け足でやってきた様です。

空気の透明感、キンモクセイの甘い香り、深みを増していく木々の色々。
秋の美しさを書き出すときりがありません。

皆さんも、ファションにスポーツ、グルメに行楽と
秋を楽しむプランにワクワクされている方も多いことでしょう。

お月さんの美しさも秋さながらですね。
先日のスーパームーンは実に神々しく、テニスの試合中だった私達は、
ひとときの間 その神秘のエネルギーを見上げていました。

月の満ち欠けで、お産の数も影響されるといわれているぐらいですから、
私たちは天体のエネルギーの影響を受けながら存在しているのでしょうか。

月が欠けていくプロセスで、
片付けやデトックスをはじめるのがいいという話を聞いたことがありますが、
それも天体と人間の神秘のコネクションのひとつなのかもしれません。

今、日本は空前の 「お片付けブーム」のようですが、
それだけ 「片付け願望」をお持ちの方が多いということなのでしょう。

私の人生は今まで引越しの連続でしたので、
片付け、荷造り、荷ほどきの連続でもありました。

片付けは、「スペースのデトックス」です。
そしてそれは、「心のデトックス」と深く関係しています。

デトックスとは必要なものと不必要なものを見極めることです。
今の 自分に何が必要かという問いかけは、今 自分がどんな環境にいて、
いったい何に取り囲まれているかを見つめ直し、客観視することからスタートします。

大きな引越しを前に、途方にくれたこともありました。
古い写真を見だして作業が一向に進まなかったことも、
真夜中過ぎまでヘトヘトになって荷ほどきしたことも、
数々のその他の思い出とともに、それなりに面白い経験だったと思えるようになりました。

スペースのデトックスは、慣れ親しんだ環境を変えることです。
私たちは、習性の生き物。良くも悪くも、その環境に慣れ、それを受け入れてしまいます。

本来、慣れ親しんだ環境に身を置くことは心地よく、
そんな自らの 「comfort zone コンフォートゾーン」を変えるのには
大きな抵抗があるのももっともです。

環境を変える。それは実に勇気のいることでもあります。
ぬるま湯にゆっくり浸かっているほど心地の良いものはないのですから。

「Get out of your comfort zone! (自分のコンフォートゾーンから出なさい)」
と言うフレーズがあります。

そこにはコンフォートゾーンを見つめ直す勇気、
環境を変える勇気こそが成長の一歩だというメッセージが込められています。
つまり、コンフォートゾーンを抜けださずにして成長はなかなか難しいということでしょうか。

あたらしい環境では心細いこともあるでしょう。
でもきっとそんな心細さをサポートしてくれるヘルパーは現れるはずです。
そして、その過程できっと自分の強さを再認識できるはずです。

お片付けは一番身近で出来る、Getting out of your comfort zone のひとつです。
スペースのデトックスとは、環境をぐるりと見回し、
「自分はそこで、これからどのくらい成長できるのか」と
自分自身に正直に聞いてみることでもあります。

スーパームーンの後、月の欠けていく過程の中でまた一度、
自分のコンフォートゾーンを再確認し、
そこから飛び出る冒険をしてみたいと思っています。


 

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